Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

アルマイト加工をやってみた ~DIY  2017-06-22

アルミの表面を固くして、耐久性を持たせるアルマイト加工。
自宅でも比較的簡単に出来るという事なので早速やってみた。


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最近、アルミを削るのにはまっている。




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数百円で売っているアルミの板を切り出して・・・。




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ゴリゴリとやすりを当てるだけで・・・。




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簡単に好きな形のパーツを作ることが出来るからだ。




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しかも、ちょっと磨くだけで、表面はすぐにピカピカになる。




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しかしアルミは非常に柔らかく、触っているだけで傷がついてしまう。
そこで、表面硬化の為にアルマイト加工をしてみることにした。




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アルマイト加工と言うのは、アルミの表面を化学変化によって変質化させる加工だ。
よく、青とか赤とかで色がついているが、それは化学変化の最中に色素を封じ込めているだけで、色はアルマイト加工とは関係無い。
長らく、あの色の事をアルマイト加工だと思い込んでいたが、どうやら勘違いだったようだ。

薬品を一つずつ集めるのは大変そうだったので、導入キットみたいのを買ってみた。




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作業手順書には充分にイメージトレーニングをして、手順を理解してから行うように書いてあるが、とても分かりやすい説明だったので、すぐにでも出来そうな感じだったので、早速加工してみることに。




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手順書に従いアルミを洗剤で洗浄し、電極をつけ電解液の中で通電する。
温度が 25度以上にならないように冷却しながら 30分ほど放っておく。




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その間に塗料を調合する。
今回はゴールドとレッドを混合した色で着色してみる。
塗料は基本的に水で溶けばOKだ。




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狭い作業台の上に、キャンプ用のコンロを置き、火をかける。
染色用の鍋と、封孔用の鍋が必要なのだ。

ちなみにアルマイト加工とは、電気分解→染色→封孔の順で作業を行う。
簡単に言うと、電気分解でアルミの表面に霜柱みたいな物を生やして、その生えた隙間に塗料を流し込み、最後にふたをして塗料を閉じ込めるといったイメージだ。
染色工程を飛ばしても、色が付かないだけで、強度的には全く問題ない。




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電気分解したアルミを、塗料の鍋につっこみ、50度を保ちながら 30分ほど待つ。




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そして、90度以上に熱した封孔剤で 15分ほど煮て、アルミ表面の穴を塞ぎ、塗料を閉じ込める。




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あとはよく水で洗い流せば完成だ。




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しかし、染め上ったものを見ると、黒ずんでいるところもあるしなんだか品質がいまいちだ。




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ムラガあるというかなんというか・・・。




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試しにサンドブラストしたものを染めてみたが、こちらもちょっと黒ずんでいる。

いろいろと調べてみると、アルミの初期処理に問題があるようだ。
要するに、表面が汚いと・・・。




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そこで、アルムーバという薬剤と、スマトリンという薬剤を購入してみた。




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アルムーバは、アルマイトの被膜除去剤だ。
アルムーバの液に先ほどアルマイト加工したアルミを突っ込むと・・・。




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ほんの数分で表面の膜が全て剥がれ落ちた。




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次に、スマトリン液に洗浄したアルミを浸す。
この薬品で、黒ずみ (=スマット)を除去できるらしい。

アルミの表面がピカピカになっていく。




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という事で、気を取り直して、アルムーバとスマトリンで前処理したアルミにて、再度、アルマイト処理をしてみることに。




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ちょっと慣れてきたので、一度に 3つ電解処理をやっちゃおう。




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そしてせっかくなんで今度は違う色に。
うん、ゴールドにしようかな。




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おー、今度はいい感じにきれいに染まった!!




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やはり、塗装と一緒で、前処理が一番大切という事か。




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作業台の上にコンロを置きっぱなしだと作業性が悪くてたまらないので、常設のコンロ台を作っちゃうことに。




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こないだ取り付けた水道の横に板を渡し、穴を開ける。




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そこにコンロを置いたらもう完成。
これなら、キャンプの時はそのまま持ち出せる。




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しかも、水道の横ということで、洗浄作業もやりやすいし、作業性は最高だ。




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コツがわかってきたので、自転車の部品を染め直してみることに。
とりあえずはグリップエンドと・・・。




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リアサスペンションのステーと・・・。




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ペダルを再染色してみることに。




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まずは各パーツを取り外す。
ネジ類は別途、洗浄しておこう。




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食器洗い用の洗剤でごしごしと汚れを落としていく。




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サスペンションのステーにはベアリングが圧入してあったので、プレスで引き抜く。
自動車のベアリングと比べたら、驚くほど簡単に抜けた。




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作業場の一角に作ったケミカルスペースで・・・。




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取り外したパーツを薬品漬けに。




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あっという間に、アルミの地肌が露わになった。




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次にスマトリンで洗浄し、電解処理する。




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そして染色処理して組み立てたら出来上がり!!
中古の染め直しとは思えないくらいに、きれいに仕上がった!!




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ステーの方も、注油して動作も軽くなったベアリングを圧入し、完成!




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光の加減でムラがあるように見えるけど、実際にはもっときれいな感じです(*^。^*)




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というわけで、アルマイト加工設備を常設したので、もっといろいろなパーツを作りたいなあ・・・。

関連記事

アルミ削り出しウインカーレバーを作ってみた  2017-06-15

以前ハイエースに、脱着式ハンドルボスを取り付けた際 に、ウインカーとハンドルの距離が微妙に変わってしまったので、延長ウインカーレバーを取り付けた。
操作性には全く問題は無いのだが、結構な値段だった割りには質感がプラスチッキーで安っぽい。
そこで、アルミ削り出しでウインカーレバーを作ってみることにした。


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ウインカーは結構な頻度で手に触れる場所なので、ここの質感が上がれば運転が更に楽しくなりそうだ。




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とりあえずは同じ形で作ってみようと、ホームセンターで買ってきたアルミの棒に、ウインカーレバーの形を写し取る。




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そしてアルミ棒をチュイーンと切断し・・・。




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やすりで削りやすいように切削箇所にドリルで穴を開けておく。




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あとはひたすらこいつを削っていくだけだ。




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電動工具を使用すると細かい切削が出来なそうなので、ひたすら手作業で削っていく。




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おおまかな形になるまでが、結構大変
でも、ここまで削れば、あとは形を整えていくだけだ。




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大きめのやすりでガンガン削っていく。
アルミはやわらかいのでどんどん削れて気持ちいい。




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いい感じで形になってきた。




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仕上がりに近い形になってきたので、バイスで挟んで角を丸く落としていく。




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成形削り行程はこれで終了。
このままでも使用には問題なさそうだけど、見た目を良くするためにここからは耐水ペーパにて磨いていく。




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まずは400番の耐水ペーパーで大きな傷を均していく。




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その後、800番→1200番と傷を消していく。




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2000番で水研ぎしていくと・・・。




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いい感じに表面が平らになった。
ピカピカ仕上げよりも、このままの方が高級感は増しそうだが、今回は更に磨いてみることに。




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格安の金属研磨剤、ピカールにて、表面をタオルで磨いていく。




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タオルが黒くなっていくと同時に、表面がピカピカになっていく。
これは、気持ちいい!!




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今回はピカールで仕上げたが、バフ掛けすれば、これ以上にまだまだピカピカになりそう。
という事で、2時間ちょっとでアルミの棒がウインカーレバーに!!




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早速プラスチックの純正と付け替えてみる。




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見えないところとはいえ、滑り止めのワッシャで苦労して磨いたアルミに傷がつくのがなんとなく嫌だなあ・・・。




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そこで、位置調整が決まるまで、とりあえずビニールで保護して取り付けてみる。




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興味のない人には、全く意味不明で無駄な事に思えるかもしれないが、とにかく大満足!
ウインカーを出す度にアルミの感触でニヤニヤしてしまう ← 病気
そして、金属加工にはまってしまいそう(*^^*)

ドリルとやすりと、やる気と時間さえあれば誰でも簡単に作れちゃうので、興味ある人は是非!

関連記事

1年ぶりに、八ッ場ダムの建設現場を見に行ってきた ~後編  2017-06-14

この記事は 前編 からの続きです。


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ダムの上流側にある不動大橋の近くにやってきた。
すると高台の代替地に真新しい神社が。
どうやら川原湯神社が移転してきているようだ。




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という事は、元の場所にあった神社は取り壊されてしまったのか!?
立ち入り禁止ではなさそうだったので、ちょっと見に行ってみることに。




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参道の石階段を登っていく。




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すると途中から石段が取り外されている!
これって、階段も移設したのかな。




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階段を登り切ってみると、やはり神社は取り壊されていた。
シャベルカーがいるところを見ると、取り壊しの最中なのだろう。




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昨年訪れた際には、まだ鳥居もあったのに、石碑ごとごっそりとなくなってしまっている。




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社が建っていた付近には、歌が書かれた看板がぽつんと残っていた。




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周囲には乱積みの石垣が残っていたが、この石垣も移設するのだと思う。




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というのも、既にばらばらにされた石材が、整理されて並べられていたからだ。
でも、もう一度元通りに組み直すのは大変そうだ。




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前回訪問時にはまだ取り壊されていなかった、800年の歴史を持つ公衆浴場、王湯に行ってみた。
すると、既に建物は無くなっており、道路も閉鎖されていた。




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ダム本体の工事現場に近いせいか、立ち入りも厳しく制限しているようだ。




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王湯の浴室がむき出しになっている。
基礎は残したままだけど、このまま沈めちゃうのかな。




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付近には、かつて温泉街を照らしていただろう街灯が、いくつも横たわっていた。




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これ以上は下れなそうだったので、新しく架けられた、不動大橋へと行ってみようと、自転車を押し急坂を上っていく。




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不動大橋の橋上から、先ほどまでいた八ッ場大橋方面を眺めてみる。
欄干のそばに、満水時のイメージ写真が掲げられている。




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満水時とはいえ、この写真を見る限りだと、かなりの部分が湖の下になってしまうようだ。




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橋の反対側を眺めてみる。
こちら側も大部分が水没してしまう。




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眼下を見下ろすと、立ち入り制限の為の柵が設置されているのが見えた。




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もうあの場所には行けないものと思い込んでいたが、あの場所に柵があるという事は、あそこまでは行けるという事か・・・。




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付け替え道路から谷へと下る道路を見つけたので、早速自転車で下っていく。




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結構な急坂なので、自転車だとあっという間だ。
帰りがまた大変そうだけど。




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先ほど上から眺めていた場所に出たようだ。




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国道のおにぎりもまだ残っている。
まだ廃止区間にはなっていないようだが、あと数年でこの場所も湖底に沈み、二度と歩くことは出来なくなる。




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誰もいない国道を、上流方面に向かい自転車を走らせる。




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自転車を走らせていると、並走する吾妻線のトンネルが見えてきた。
路線自体はもう使われてはいないので中を見てみたかったのだが、登れそうな斜面を見つけられなかった。




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ダム方向を振り返る。
新しく架けられた八ッ場大橋と不動大橋。
あの橋のすぐ下まで水で満たされると言うのを想像してみる。
水量もものすごいけど、その水を溜め込み抑え込むダムの頑丈さは想像を絶する。




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付け替え道路である、八ッ場バイパスが見えてきた。
帰りはあの道に出てすいすいと帰ろう。




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車を停めてある道の駅に向かい橋を渡っていく。




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この橋の下も水没地区のようで、地形の改良が進められている。




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道の駅に戻ってきた。
日曜日だというのに、駐車場はがら空きだ。




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サイクルキャリアに自転車を積み、横浜に戻ることに。




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406号線を南下すれば山越えをして高崎まで抜けられるようなので、帰りはこの道を選んでみた。
高崎からは 254号線ですいすいだろう。




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線形を見るとだいぶ険しそうな感じだったが、実際には幅員も十分で快適に走れる道だった。
信号もほとんどなく、あっという間に高崎まで行けそうだ。




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という事で、久しぶりの八ッ場ダムだったが、冠水前に、また行ってみようと思う。

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まとめ