先日製作したハイエースの水道設備だが、しばらく使用してみて不満点も出てきたので改良してみる事にした。

給水タンクは仮の物を設置していたのだが、助手席の背面に固定できる大きさのポリタンクを入手したのでこれを使う事に。
容量は実質6リットル弱だが、まあ、十分だろう。

そして、溶接で取り付けてある排水ボールの金具類も、アルミ材で作り直すことに。

ま、そもそも溶接して作る意味も無かったし、アルミを組み合わせたほうが見た目も良さそうだなと。

形自体は問題ないので、同様の形をアルミで作っていく。

排水ボールとの接合は、ネジによる機械的結合とした。

基本的には上側のねじで止まっているだけで、下側のステーと排水ボールは固定していない。

排水ボールの材質が程よくしなるステンレス材なので、上側だけ固定すれば十分なのと、下側をフリーにすることによって、斜めに駐車している際にも、排水ボールの下側にカラーを差し込むことで水平を出せる構造としてみた。

新しい機構を新たに作っていくのも楽しいが、今回みたいに既存の設備の改良も、とっても楽しい作業だ。

配管や配線を作り直し、おおよそ完成。

これで、コックを開いた状態でボタンを押すと勢いよく水が出てくる。
しかし、排水のスピードが追い付いていない。
排水の穴が小さすぎるのだ。

まあ、こんな小さい穴からだと遅いのは仕方がない。
そもそも少量の水を流すだけなので、大きい必要もないのだが、あまりに小さすぎる。
排水スピードはなんとかするとして、それ以外の機構を確認していく。

折りたたみ機構は全く問題なさそうだ。
指でテーブルの下に押し込むと・・・。

このように、テーブルの下に完全に入り込む。

特に固定はしていないのだが、排水用のシリコンホースが折れ曲がり、ちょうどロック機構のように作用しているのだ。

ちなみに、助手席の後ろがっわにはまり込んでいるのが上水道用の水タンクだ。

という事で、排水のスピードを上げるためにボールの改良をしていこう。

まずは、排水管のジョイントを交換。
内径を倍以上の大きさにしてみるのだ。
これでガンガン排水できそうだ。

今まで取り付けていた古いジョイントを取り外す。

新たに用意した内径の大きいジョイントを、適当な形に加工していく。

そして、ボール側の外形とジョイントの外形を合わせ、接着剤にて接合していく。
あとはプレスで一晩押しておけば、しっかりと固定できそうだ。

一晩置き、しっかりと固定されたボールの排水部。
念のためにレジンで周りをしっかりと固めておいた。

ジョイントに合わせ、排水管自体も太いシリコンホースへと換装。

車体下への導水も、太いものへと入れ替えていく。

ちなみに、車体下へと向かう配管は、助手席カバー (エンジンカバー) のちょうどバッテリー上部なので、カバー開け閉めの際に問題無いように、このような構造とした。

という事で今回の改良は終了だが、上水用の水を給水する際に、レカロシートだと非常に使い勝手が悪い事が判明。
と言うのも、ハイエースバンの純正シートの背もたれは前方に完全に倒す事が出来るのだが、レカロシートの背もたれは倒れるは倒れるのだが、完全には倒れない。
使い勝手向上のために、助手席だけシート変えようかな・・・。
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ハイエースの荷室には
以前よりモニターを設置しているのだが、もっと高画質で明るい画面にしたかったので、2Kの高画質モニタに交換してみた。

購入したのは Amazonで売っている
2万円程度のモバイルモニターだ。
ペラペラに薄い割には物理解像度は2K,明るさも 500nits と、車内で使用する分には申し分ない。

ということで、あっという間に交換できそうなので、遠征先の道の駅にて車中泊の合間に交換を・・・。

モニターの交換自体は VESA規格のビスを外して付け替えるだけだ。

でも、今回購入したモニタは、謎VESA規格 (?)で、下側2本しか固定穴がない。
まあ、とても軽いので、通常使う分には何も問題なさそうなのだが、振動多めの車の中で使うし、この固定方法自体、なんだか気持ち悪い。

そこで、元々取り付けてあったゴムのスペーサーに、強力な両面テープを貼り付け固定することに。

ブレーキクリーナーでしっかりと脱脂し、両面テープを張り付けていく。

うん、かなりしっかり固定されているし、ま、大丈夫でしょ。

あとは、バラバラにした配線を再度きれいに取りまとめていく。

ちなみに、走行中 (ACCオン時) はカーステレオのメイン映像がモニターに流れ、エンジン停止時はサブバッテリー給電で立ち上がり、荷室の HDMI入力端子からの映像が映るように自動的に切り替わるのだ。

これで完成だ。
HDMIの入力端子が横に出っ張って目立ちそうなので、180度折り返すドングルを買っておこう。

では、試運転。
エンジンがかかっていないので、外部のHDMI入力信号待ちとなっている。
とりあえず、問題なさそうかな。

タブレットから、適当なソースを送ってみる。
映像は明るくくっきりだし、沙莉ちゃんはとてもかわいいのだが、ソース映像の解像度がHDなため、今までのモニターとの解像度差はもちろん無い。

そこで、Youtubeで高解像度のアクアリウム映像をダウンロードしてみた。
ダウンロードされたデータは 2K 画質だったが、そもそもモニターが 2Kモニターなので問題ない。
早速映してみると、魚の動きといい解像度といい、まるで本物の水槽がそこにあるようだ。
ま、、このブログの画質だと全く伝わらないとは思うが。。

ということで、ただの機器入れ替え記事だが、最近更新してないし、ちょっとした作業記事も上げていこうかなと。笑
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千葉県の太東埼にある小高い山。
そこにいくつもの大きな壕があるというので見に行ってみた。

今回のメンバーは、
yakumo氏 と
空母欲奈氏だ。
夕刻迫る大正堰の横に車を停める。
この堰は、夷隅川からポンプで送水しているという事で、どの季節も満水らしい。

早速ガサゴソと山に分け入っていくと、早々に壕口が現れた。

内部に入ってみると、巨大な2段掘り!?
下段の奥に空母氏がいるが、かなりの規模の2段掘りである。

左手側から上段へ進めそうだったのでよじ登ってみる。

上段から壕口方向を振り返り。
この写真だと大きさが伝わらないが、横幅は 10m近くありそうだ。

奥行きはそれほどないので、目線を下げるとこのように壕口を見ることが出来る。
一通り内部を見て回ったので、外に出て他の壕を探しに行く。

程なく、別の壕を発見。

内部を覗き込んでみると、貯水する構造に改造されている様子。
これは、後年に施工されたものかな。
奥を見ると、坑道が伸びているのが見えている。
無理してここから入ることもないので、他にもあるであろう、壕口を探しに行く。

山際を調べていくと、壕口が。
土砂が堆積しているが、こちらの壕口は楽に入れそうだ。

壕口の上から落ちてきたと思われる土砂が足場を悪くしている。

ガレをのぞき込むと、先ほどの壕と似たような雰囲気だs。

しかし、先ほどの掘りかけの壕と違い、壕口付近右手にいきなり階段が見えている。

階段を登ってみると、本坑に平行するように坑道が伸びていた。

本坑からの高さは2m程度か。

まずは、奥へと進んでみる。

通路はきれいに四角く掘られている。

部屋状の空間も四角だ。

通路からは本坑に降りるための階段が何か所も構築されていた。

どの階段も角度は急ではあるが、十分に機能するように掘り込まれている。

行けるところまで奥まで進んでいく。

すると、本坑方面の向かい側にも口を開けた坑道が見えている。
本坑からの高さがあるが、こちら側も同様の作りなので左右対称に側道が掘られているのかもしれない。

一度本坑に降り、反対側へと向かう。
壕口付近はかなり広かったが、奥の方は径がすぼんでいるようだ。

ガレた階段を登り、今度は壕口から見て左側の側道へと行ってみる。

階段を登った所から本坑方面を見るとこんな感じだ。
やはり、左右対称に掘られているのかな。

こちら側の坑道には、排水溝も設けられていた。

そして、向こう側と同様に、何か所も本坑と繋がっている。
全ての箇所に階段があるわけでないので、気を付けないと本坑に落ちてしまいそうだ。

作りは反対側よりも奥まで広く掘られていた。
横須賀にある夏島の壕の脇にも側道が掘られていたが、構造自体は似ているが雰囲気は夏島とはちょっと違う感じだった。
地質のせいでそう見えるのかもしれないが。

最奥部から壕口方向に側道を進んでいくと・・・。

恐らく先ほど外から見たと思われる、水を湛えた坑道が。
内部から見る限り、戦後に壕口付近をせき止めて、貯水していた感じなのかな。

側道のように掘られた坑道を全て回ったので、そろそろ壕を出る事に。
本坑1本だけの壕に比べて、非常に楽しく探索できる壕であった。

壕口付近に堆積しているガレを乗り越えて外へ向かう。
外はそろそろ日が暮れようとしている。

車に戻る途中に、一軒の廃屋が。

かなり年季の入った廃屋のようだが、まだきれいに形を保っていることから、今でも管理されているのかもしれない。

そして、廃屋の近くの藪の中に何やら人影が!?

近付いてみると、制服を着た石造のようだった。

なんだか不穏な雰囲気となって来たので、早々にこの場を後にする。

という事で、千葉県にはまだまだ凄そうな物件がたくさんあるので、今後もいろいろと回ってみようと思う。
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