
夕刻に近づいており、そろそろ帰ろうかと山中を抜けていたところ、巨大な開口部がいくつもある山肌が現れた。

ただ、ここは外側から重機で大きく削られているようで、深さも無く単独の穴ばかりだった。

なんだつまらんと思いつつ裏側に回ろうと、山肌を辿っていくと、用水路のような天井の低い壕口が。
これは、深そうだ。

水没を抜けて奥へと進んでいくと…。

おー、なんかタイヤ跡みたいのがついてる。
でも、この坑道は高さも 150cm-170cm程度しか無く、とてもじゃないけど車は入れそうも無い。
リアカーみたいなのが通っていたのかな!?

写真で見ると普通の坑道のようだが、天井が低いので、みんなして腰をかがめて進んで行く。

天井は低いものの、坑道自体はかなりの長さがある。
とりあえず、時間も無いし、詳細は次回という事で、一旦穴から出て一休み。
しかし、壕内を回っていたyakumo氏から、軌条発見との連絡が!!

これは来月まで持ち越せないという事で、慌てて現場へと急ぐ。

本坑からちょっと入ったところにそれはあった。
てか、マジ軌条じゃんなにこれすごい!!

盛大にぬかるんでいるが、そんなのは関係ない。
しかし、壁に残る喫水線を見ると時期によっては水がここまで溜まっているのだろう。
また、喫水線を見ると分かるように、この坑道は地中深くにどんどんと下っている。
まあ、とりあえず、行けるところまで行ってみよう。

この坑道も高さが 150cm-170cm程度かな。
腰をかがめて進んで行くが、時々ヘルメットが天井に当たる。
しかも、天井付近まで水が溜まっていた跡がある。

予想通り、軌条は水中へと潜っていた。

坑道自体はまだまだ奥へと続いていたが、ぬかるみが酷いため、奥まで行くのは難しそうだ。
いや、それ以前に、そろそろ引き上げて横浜へ戻らないと明日も仕事だよ…。

写真を撮りつつ、横坑にちょっとだけ入ってみる。

ということで、時間切れのため、今回のこの壕の探索は残念ながらここまでとなった。
うーん、残念。
続きの探索に期待してね(*´д`*)
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