Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 赤山地下壕の周辺探索に行ってきた ~後編  2019-03-13

この記事は、[戦跡] 赤山地下壕の周辺探索に行ってきた ~前編 からの続きです。


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降りしきる雨の中、車を 128高地の壕に向かい、移動させる。




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128高地の壕に向かう前に、付近にある、洲ノ埼海軍航空隊の射撃場跡地 を見ていくことに。




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ここには、機銃の調整のために的として使用されていた巨大な壕が、いくつも並んでいるのだ。





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現在は、壕の前方に木々が植林されており、全体を見渡すことは難しい。




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しかし、木々の隙間に、巨大な的が存在する様は、本当に圧巻だ。




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射撃場を後にし、今度は128高地の壕へと入っていく。
ここは、以前に何度も訪れて いるが、扁額が残されていたりと、見どころたくさんの壕だ。




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壕の天井に刻まれた、竜のレリーフ。
戦意高揚のために作られたという話もあるが、はっきりしたことは分かっていないようだ。




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まずは、西側のガレた坑道を進んでいく。
この付近は素掘りのままで、崩落も激しい。




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分岐する坑道は、比較的崩落も少ない模様。




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どんどんと奥へと進んでいく。




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龍のレリーフのあった、中央部分に比べると、この辺りはまるで洞窟陣地のようだ。




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壕床もだいぶぬかるんできた。




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更に奥へと進んでいくと・・・。




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山の斜面に向かって開口している壕口を発見。




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そして、分岐を奥へと進んでいくと・・・。




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他にも開口部を見つけることができた。




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ガレのある西側エリアは、構造は複雑ではないものの、いくつかの坑道が入り組んでいる。




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枝坑が伸びているので行ってみると・・・。




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ここにも抜け穴のような開口部が。




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そして、反対側の通路の奥には、掘削途中で放置されたままのセメント袋が、湿気により、完全に硬化していた。




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西側エリアを一通り回ったので、今度はメインの中央部分を見て回る事に。




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中央部分はコンクリートにより固められ、他とは違う造りとなっている。




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しかし、コンクリートの巻き立てがある空間から伸びている坑道は、素掘りのままだ。




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コンクリート巻きの地下壕も良いが、無数のつるはしの跡が残る坑道も、とっても良い雰囲気だ。




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付近には下層に伸びる坑道もあったのだが、完全に水没しており、内部の状態は分からなかった。




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きれいに巻きたてられた部屋に残されている、『作戦室』の扁額。
コンクリートを練り、立体的に壁面に直接作られている。
このようなものが残されていること自体、かなり珍しいと思う。




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そして、作戦室の隣の部屋には、『戦闘指揮所』の扁額が。
こちらも同様に、壁面に直接作られていた。




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そして、この壕には上層階もある。
階段は以前よりかなりガレた状態だが、通り抜けて上に上ることが可能だ。




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階段を埋め尽くすほどのがれきの上を登っていく。




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狭い隙間ずりずりと登っていくと、なんとか上層部に行くことが出来そうだ。




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上層部に登ると、右手はすぐに山肌に向かって開口していた。
左手には、坑道が伸びている。
高低差を埋めるための階段もある。
早速行ってみよう。




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階段をのぼり、振り返って撮影。
かなり荒い作りの階段だ。




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階段の先には数センチほどの水没区間が。
その先はすぐに外へと開口していた。




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上層部には他に抜けられる所は無いので、再びガレた階段を降り、下層階へ戻ることに。




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上から見ると、まるで縦坑のようだ。
とても階段が構築されているようには見えない。




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がれきの上をずるずる下っていくと、やがて、がれきの下から本来の階段が見えてきた。




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という事で、全ての坑道を回りきったので、そろそろ 128高地の壕を出ることに。




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時間的にはそろそろいっぱいいっぱいだったが、すぐ近くに東京湾要塞地帯標 があるので見に行くことに。
普通に道路を歩いていけば数分の距離なのだが、山頂付近に砲台跡が残っているという事で山を越えていくことに。




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山頂付近に登ると、砲台跡はしっかりと残っていたのだが、写真だとさっぱり分からなかった (^^;




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そのまま山を下り、東京湾要塞地帯標の所まで。
そして、すぐ近くにある壕口へと突入する。




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壕内は、かなりの崩落があるが、なかなかの広さがありそうだ。




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早速分岐発見!!
とりあえず、左手を先に見に行ってみよう。




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ガレた坑道をぐるっと回って、入口付近に戻ってきた。
途中、いくつかの枝坑はあったが、基本的には周回している作りの壕だ。




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分岐の右手はしばらく行って山の斜面に開口していたようだったが、現在は埋まってしまっているようだ。




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一通り壕内を回ったので、そろそろ壕を出ることに。
辺りは既に日没間近だ。




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ということで、雨の中、一日かけて立山周辺を回ってみたが、館山周辺にはこれ以外にもたくさんの壕があるので、時間を取ってまた訪問したいと思う。

[戦跡] 赤山地下壕の周辺探索に行ってきた ~前編  2019-03-08

久しぶりに千葉県は館山方面の探索に行ってきた。
生憎の雨模様だったが、たくさんの地下壕に潜ることができた。


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前夜、ガソリンを満タンにし、早速出発!




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アクアラインに乗り、千葉県へと。




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国道 127号線を下り、道の駅冨浦で車中泊。
今のところ空は晴れているようだが、明日の天気は下り坂だ。




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雨の中の探索になりそうなので、装備は極力減らして探索しよう。
車内で明日の準備をし、就寝した。




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翌朝は、朝から土砂降りの雨。
正式に公開されている赤山地下壕 付近にてメンバーと待ち合わせ、早速山へと分け入っていく。
今回のメンバーは、静岡県からの参加の 空母欲奈氏、壕内測量のエキスパート 祐実総軍三等兵氏、水没大好きあけ氏、そして実地調査ならおまかせの yakumo氏だ。




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程なく、壕口に到着。
道も無いような斜面を登ってきただけあって、壕口は塞がれる気配もない。




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早速内部へと潜入する。
入るとすぐに階段が構築されている。
うん、なかなかいい感じだ。




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ちょっと下って振り返る。
丁寧にコンクリートを固めて階段が作られているのが分かる。




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ちょっと下ると部屋に出た。
その先には、まるでエレベーターがはまりそうな空間が。




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いきなり難易度が高い感じだが、とりあえずはその穴を下ってみる。




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上から見ると垂直降下に見えたこの穴だが、降りてみると、壁面に段が掘ってあり、足をかけることができた。




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いきなり高低差があったので期待が持てたこの壕だが・・・。




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両側にちょっとした枝坑があるだけで、この壕はすぐに山肌に開口して終了していた。




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壕を出て、頂上付近に向かい、山を登っていく。




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やがて、眼下にものすごい光景が広がった。
高低差は 30m位はあるだろうか。
写真では全く伝わらなそうだが、野球場ほどの大きさの縦坑が山中に掘ってあった。
ギリギリまで近付きたいが、落ちたら即死しそうな高さに足がすくむ。




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国土交通省の 1963年の航空写真にこの穴が写っていた。
どうやら同様の物が2つ掘られているようだ。




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付近にある、切り立った崖に壕口があったので、早速入ってみることに。




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館山周辺の壕に良く見られる、きれいな地層が特徴的だ。




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どんどんと奥へと進んでいく。




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構造的にはそれほど複雑ではないが、分岐もあり、潜っていてとても楽しい。




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掘削も丁寧で、壕内にも崩落の跡はほとんど見られない。




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今日は大勢で潜っているので、壕内が明るい。




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一通り、壕内を回ったので、もう一つある壕口から出てみることに。




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もう一つの壕口に向かう途中に、山頂に向かって伸びる上り坂を発見。
登って行ってみるが、20m程度登ったところで、掘りかけにて閉塞していた。
完成した暁には、抜け穴として利用するつもりだったのだろうか。




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という事で、もう一つある壕口から壕を出る。
外には、何やら基礎のようなものが見えている。




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ずいぶんと狭い範囲に基礎が密集している。
周囲は石切り場の跡だろうか。
切り立った壁がそそり立っている。




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降りしきる雨の中、びちょびちょになりながらも山を下っていくと、別の壕口を発見した。
場所的には、一番初めに入った壕のちょっと上あたりだろうか。




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壕口付近に傘を置き、内部へと入ってみる。
左へ右へと何度も折れながら、坑道を進んでいくと・・・。




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奥のほうに階段を発見!!
高低差があると、ホント、テンションが上がる!




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階段は、半分だけが掘削されて作られている。
うん、いい感じだ。




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その先を進んでいくと、広い空間に出た。




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そして、目の前には、四角い掘り込みが。
貝山地下壕の2層目で見たような掘り込みだ。
この掘り込みは、奥の回廊を一周する形で、いくつも掘られていた。




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この壕も構造自体は単純だったが、回廊部分の掘り込みが印象的だった。




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そろそろお昼時という事で、山を下りて、昼食をとることに。




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車に向かう途中に、いくつか壕口を見つけえたので、潜っていくことに。




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先ほどまでと違い、内部はガレが多く、荒れていた。




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当時は電気が引かれていたのか、それとも、電設資材の倉庫だったのか、このあたりには碍子が散乱している。




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内部の構造はやや複雑で、向いている方向が分からなくなりそうだった。




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奥に進むと、この辺りは広く掘られている。
崩落も少なく、丁寧に掘っている感じだ。




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奥へ奥へと進んでいく。
まだまだ先がありそうだ。




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進んでいくと、分岐が。
まずは左手に進んでみる。




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足元には、カタカナで印刷されたコカ・コーラの瓶が。
かなりの年代物だろう。




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その先は、先ほど歩いていた通路に抜けていたので、今度は先ほどの分岐を右手へと入っていく。




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この先は、中央に大きな柱を残しながら掘っているような構造で、左右平行に坑道が走っていた。
一通り内部を回ったので、そろそろ脱出だ。




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昼食を取り、午後からは、見どころたくさんの、128高地の壕に潜ることにした。

後編へと続きます。 

[戦跡] 冨士飛行場の燃料壕を見に行ってみた  2019-01-07

太平洋戦争末期に陸軍によって作られた富士飛行場。
静岡県の富士川沿いにかつてあった飛行場の燃料壕を見に行ってみた。


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現在、道の駅富士川があるこの一帯が、陸軍の飛行場の跡地だ。
現在の地図を見ると、この部分の区画が周囲と異なり整然としているのが分かる。




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燃料壕は、富士川沿いの小高い丘の内部に掘られているという。
空母欲奈氏 の案内の元、藪の中をガサゴソしていると・・・。




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壕の入り口を発見。




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内部をのぞき込んでみると、話に聞いていた通り、盛大に水没している。
ここから見る限り、横方向には 3本の坑道が走っているようだ。




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ウェーダーに履き替えて、水没している壕内へと進んでいく。
深さは膝下くらいだ。




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1本目の坑道を左手に曲がってみる。
おー、けっこう規模がありそうだ( *´艸`)




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そのままどんどんと奥へ進むが、相変わらずの水没だ。




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掘削の際のゆがみなのだろうか。
若干うねりながら、坑道は掘り進められている。




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一番北側のドン突きまで行き、今度は違う坑道へと移動し、更に進んでいく。




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100m × 20m 程度の範囲に、坑道が伸びているようだ。
燃料の貯蔵壕という事だが、かなりの広さだ。




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今のところ、交差部の土砂だまり以外のほとんどの個所が水没している。




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壕床がコンクリートで固められているようで、この付近は歩いても水の濁りが少ない。




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構造は、完全な碁盤の目状ではなく、このように接合部がずれている個所もいくつか見受けられた。




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祐実総軍三等兵氏 が、歩測により郷内図の作図を進めている。




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それほど複雑な構造ではないだが、微妙に曲がりがあるため、なんだか不思議な感じの地下壕だ。




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坑道自体はしっかりときれいに掘られていたのだが・・・。




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隣の坑道と小さな穴で接続されている個所があった。




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穴の向こう側から見てみると、こんな感じだ。
間違って開けてしまったのか、この後、接続させようとしていたのかは不明だが、こういう構造はなんだかワクワクしてしまう。




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一番奥側の坑道を進んでいくと、一部、崩落により土砂が堆積していた。




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その土砂を乗り越えて先へと進んでいくと・・・。




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なんと、壕床のコンクリートや、端に作られた排水溝がしっかりと残されていた。




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しばらく乾いた壕内を進んでいくが・・・。




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この部分以外は、ほとんどが盛大に水没している状態であった。




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でも、最大深度で膝上くらいだから、ウェーダーあれば余裕かな。




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一通り壕内を回ったので、そろそろ外へ出ることに。




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ちなみに、外と接続されている壕口は、これ以外にも数か所あった。




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しかし、川沿いの、なんの変哲もない丘の内部に、このような燃料貯蔵壕が残されているのを、地元民は知っているのだろうか。




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ということで、一通りの探索を終え、帰りは箱根越えからの海沿い R134経由にてあッという今に帰宅しました(^^)/

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