Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

スタジオ用の椅子を作ってみた  2021-05-14

自宅スタジオで使っている椅子が傷んできたので、新しく作ってみることにした。


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傷んできた椅子がコレ。
ハイエースのベッドを作製 した際に余った材料で適当に作ったものなのだが、木ネジで止めているだけなので、グラグラしてきていたのだ。
と言うことで、今回は自宅裏に放置してある鉄材を使って、溶接で椅子を作っていく。




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材料は、すっかり錆びついた 20mm×50mm の不等辺の鉄材。




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でも、表面に錆が乗っているだけなので、カップブラシでちょっとこするだけで、使用には問題なさそうだ。




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図面は作らなかったが、木工で作った椅子と同サイズになるように、鉄材を切断。




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そして、バイスで挟み、足の部分を溶接して組み立てていく。




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あっという間に片側が完成。




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その後もどんどんと組み立てを進めていく。
鉄材で作っているのでかなり重たくなるかと思ったが、思っていたほどの重量は無さそうだ。




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完成した足部分。
懸念していたぐらつきも全くない。




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ちなみに、木工で自作したこの作業台 だが、厚めの鉄板を敷いてあるので、簡易な定盤として使えるようになっているのだ。




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座面との接合部分はL字アングルを溶接して作ることに。
材料を適当に切断していく。




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そして、切断したアングル材を椅子上面に溶接。




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座面とは木ネジで結合させるので、アングル材には適当にドリルで穴を開けておく。




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これで本体の完成だ。




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艶消しブラックにて簡単に塗装しておく。




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そして、塗装が乾くのを待つ間に、座面を作ってしまう。
実は、以前に作成した椅子は、当初はテーブルとして使用するつもりで作ったので、クッション材が入っていない。
そこで、今回は銀マットを入れて座面を作っていく。




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以前の革張りを剥がすのがめんどくさいな・・・。




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でも、とりあえずは剥がしておくか・・・。




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タッカーの針を全部取り外す。
剥がした皮は、まだ真ん中部分が使えそうなので、今後のために捨てずに取っておこう。




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座面に銀マットを置き、新しい皮を乗せる。




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そして、タッカーで皮を貼りこんでいく。




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座面の裏にはモケット材みたいな布を貼りこむことに。




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裏側とはいえ、簡単に見える場所なので、きれいに仕上げたほうがいいかなと。




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うん、良い感じで出来た!




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塗装も乾いたので、足の部分と座面を木ネジにて結合していく。
これで一応は完成なのだが、足の下側のキャップがない。
Amazonで注文したのだが、すぐには届かないので、とりあえずゴム足をつけておくことに。




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ゴム足の受けとなるナットを用意して・・・。




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こんな感じで溶接。




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と思ったら、このナット、ネジピッチが 1.5じゃないか!
手持ちのボルトはピッチ 1.25ばかりだったので、 1.25でネジを切りなおす




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ゴム足は、余っているスクートのブッシュを利用することに。




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沈めフライスでブッシュの内側に穴を開ける。




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その穴にボルトを通し・・・。




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ワッシャを挟んでボルト止めすれば、ゴム足的な物の出来上がり!!




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適当に黒を吹いておけば、不自然じゃないかな。




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出来上がったのがコレ。
ゴム足は、パイプのキャップが届くまでの仮の物だが、ゴム足分高さが増してしまった。。




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早速スタジオに椅子を置いてみた。
うん、良い感じ (^^)/
スタジオリニューアルの時に作ったベンチ も鉄材で作り直してみようかな。


自宅スタジオをリニューアルしてみた  2020-07-25

ここ10年で、いろいろな技術も進歩し、ほとんどの事が PCのみで出来るようになってきたので、スタジオの機材も不要なものが増えてきた。
自宅にいる時間も増えているので、スタジオ機材の整理と模様替えをすることにした。


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とりあえずは、今ある機材の配線を全て取り外す。




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配線を取りまとめながら、機材もラックから取り外していく。




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愛用していたオープンデッキだが、数年前から調子が悪く、巻き戻しはおかしいし、Lチャンネルは信号が弱く、音がこもるし、そろそろ引退かな・・・。




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ちゃんと修理してもらうと、15万円くらいかかってしまうということで、ダメもとで自分で直してみることにした。




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その前に、不要な機材を整理し、運び出す。




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必要な機材だけをラックに組み、配線をしていく。
うん、今までに比べて、だいぶすっきりした!




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ちなみにこのスタジオは、自宅部屋の奥にある、3m × 3m 程度の小さな部屋だ。
YAMAHAのアビテックスという防音設備を、宅内に組み込んであるのだ。
さすがに、管楽器の音は外に漏れるが、通常の音は完全に遮断できる。




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という事で、早速、オープンリールデッキの修理をしてみることに。
失敗したら捨てちゃうつもりなので、いろいろとやってみよう。
巻き戻しが調子悪いのは、どうやらモーターの主軸とリールがちゃんと結合されていないのが原因のようだ。




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裏側から見てみるが、主軸との結合はどうやら表側らしい。




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基板上のコンデンサーは、もちろん交換したほうが良いのだろうが、目視では膨らみもないし元気そう。




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キャプスタン裏の制御基板も、目視では問題なさそうだが、念のため、コネクタの抜き差しのみしておいた。




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そして程なく、巻き戻し不良の原因が判明。
穴の中に見えている、六角のキャップボルト。
どうやら、このボルトが緩んでいるようなのだ。
しかし、このボルトはとんでもなく回しにくい位置にあり、通常の工具が入らないので、六角レンチを切断し治具を作成。
その治具を使用して、なんとか締めこむことに成功した(^^)/




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テープ送り側のモーターの主軸がちゃんと接合されていなかったせいで、モーターとリールの回転が異なるために、回転の制御機能もおかしくなり、結果、巻き戻しも調子が悪くなっていたようだ。
リールを取り付けてテストしたところ、調子が悪くなっていた巻き戻し機能や、巻き戻し中の停止ブレーキ処理等も、問題なく機能するようになった。




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続いて、片方のチャンネルが調子悪い原因を探っていく。
すると、ネット上で有益な情報を得ることが出来た。
それは、ヘッド上のポテンショメータの劣化により、左右のレベル差が起きるというもの。




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抵抗値を計ってみると、幸い断線はしていないようなので、接点復活剤を付け、ぐりぐりとポテンショメータを何度も回し、組付けてみた。




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そして、適当にテープに録音してみると、左右のレベル差も見事に解消!!
久しぶりに聞く、アナログならではの太い音に大満足( *´艸`)
まさか、こんなに簡単に直ってしまうとは!!
Blogにて情報を公開して頂いている、 feizyoa さん には、大感謝です。




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続いて、せっかく機材を整理してスタジオ内が広くなったので、ちょっとしたベンチを作ってみることに。
サイズを適当に決めて・・・。




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木を切断して並べてみる。




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作り方は、以前 ハイエースのベッドを製作した のと全く一緒。




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クッションの上に合成皮革を置き・・・。




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タッカーで巻いていくだけという、簡単な造りだ。




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車の中にはめ込むわけでは無いので、精度はそれほど必要ないだろう。
適当にどんどんと作業を進める。




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足になる部分を切り出して・・・。




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木ネジにて接合。




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最後に、マットがずれないようにする留め木を準備しておく。




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完成したベンチをスタジオへと持ち込み、置いてみる。




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そして、マットを置いて下側からずれ止めの木をねじ止めしていく。




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これで、上に乗ってもマットがずれてしまう事はない。




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こんな感じで、周り全てのマットに木を打ったので、安定感も抜群だ。




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最後に小物を作成しておくことに。
まずは、ボロボロに砕け散ったマイクホルダのプラスチック部分を再生させる。
足の部分は問題ないので、このまま使えるかな。




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アルミの丸棒を切り出して、真ん中に穴を開ける。




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そして、フライスにて薄く加工。




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更にそこに穴を開け・・・。




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中心にねじ切りする。




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すると、こんなパーツが完成。




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足の部分と接合すると、こんな感じ。




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マイクをどうやって取り付けようかと考えたが、タイラップが一番簡単だと思い、留め金を作成する。




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この留め金の上に、防振ゴムと、スポンジを重ねて貼れば・・・。




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こんな感じでマイクの固定が出来る!
アコギ録音用なので、頻繁に取り外すことも無いので、これで十分かな。




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次に、鉄の丸棒と平板を適当なサイズに切断。




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これらのパーツを使用して、ちょっとしたフックを作ってみることに。




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グラインダーにて、先端を丸く削っていく。




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平板の方も、同様に、丸く削っていく。




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そして、万力に挟み、折り曲げていく。




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あとはこれらを溶接していけば完成だ。




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場所を合わせながら、どんどんと溶接。




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10分くらいで、こんなものが完成 (^^)/
あとは、適当に色を黒く塗れば、いい感じになりそうだ。




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スタジオにミキサーの上にねじ止めして取り付けてみる。




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ミキサーの幅に合わせて作ってみたので当然だが、サイズ感はばっちりだ。
ヘッドホンだけじゃなくて、コード類もひっかけられるし、手元のちょっとしたケーブル類を置いておくのに便利そうだ。




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という訳で、ステイホームのおかげで、久しぶりにスタジオがきれいに生まれ変わった。
今までも、ピアノとギターはたまに弾いてたけど、管楽器もまた練習再開しようかな (*´з`)


50年前のVUメーターを復活させてみた  2020-07-18

倉庫の整理をしていたら、昔中古屋で買ったVUメーターが出てきたので、LED仕様に作り直してみた。


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これが、倉庫で発見された VUメーターだ。
ケースは木製で、上蓋は段ボールで出来ている。




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購入したときには、このメーターの2倍ほどある ACアダプターが付属していたのだが、あまりに大きいため PC用の電源アダプターで変圧して、電球を光らせていたのだ。




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とりあえずは、どんどんバラしていく。
ケースも作り直して、電球は LEDに打ち替えるつもりなのだ。




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裏面には、キャリブレーション用の可変抵抗が付いているが、基盤は割れているし、結線も切断されている。




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まずは、2つ付いている電球を LEDに変えることに。




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LEDは、高輝度のアンバー色を選んだ。
やはり、VUメーターは電球色に光った方がかっこいい。




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純正の電球が収まっていた所へ、LEDを挟み込んで、ハンダで止めていく。

ん?
メーターには、1971年の文字が。
なんと、50年くらい昔の製品のようだ。




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電源は、USBの 5Vを使用し、適当な抵抗を挟み込んで点灯テスト。
うん、なかなか良い感じに光ってる。




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抵抗は、配線の中に一緒に巻いてしまう。




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上から覗きこんでも、まるで、電球のような光り方だ。




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割れた基盤を修理するとともに、音声入力の結線もしてしまう。




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これでとりあえず、VUメーターとしての動作は問題無くなった。





針の振れ方も、アナログの VUメーターならではだ。




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あとは、ケースに入れて、出来上がりだ。
ケースを作るため、適当な展開図を作り、アルミ板に貼り付ける。
今回は、 1.0mmのアルミ板を使用した。




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折り目箇所と、穴開け箇所をケガいて・・・。




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穴開け箇所に、カッターで切り込みを入れておく。




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あとは、いつも通りにサンダーで金ノコが入る隙間を切り込み・・・。




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パキパキ折って、四角い穴を開けていく。




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そして板折り機にセットし、どんどん折り曲げていく。




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と言っても、四角くするだけなので簡単だ。




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塗装はチッピングブラックを塗ったんだけど、厚塗りしすぎて質感が今ひとつになっちゃった。




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早く組み立てたいので、ライトを当てて焼き付け塗装する。




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組み立ては全て両面テープだ。
ビスで固定すると、ビスの頭の分だけ本体サイズが大きくなってしまうので、最小サイズで組めるように、両面テープで組み立てることにしたのだ。




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両面テープを剥がし、ケース内に圧着。
これで出来上がり!!




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早速、スタジオに置いてみる。
うん、アナログな感じが最高だ(´∪`*)




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と言うことで、50年前の VUメーターが、USB電源のLED仕様となって現代に蘇りました\(^^)/


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