Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

Panasonic J9の修理をしてみた  2021-05-18

自宅スタジオで、タブ譜を見るために使用しているパソコンの無線LANが突然繋がらなくなったので修理することに。


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PCは、 Panasonic の J9 という、かなり古いモバイルPCだ。
購入したのはもう10年以上前なのだが、Core i7-640M に SSD 512GBと、ネットを見たり、サブ機として使用するなら、まあ、なんとか普通に使えるスペックだ。
と言うことで、早速分解を・・・。




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実は、このPCの修理初めてではない。
最初の修理 から5年後くらいに同様の故障となり、今回で3回目の修理となる。
いずれも同様の症状なので、設計や、部品の品質の問題もあるのかもしれない。




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本体裏側のネジを外し、キーボード下を分解していく。




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フレキを傷つけないように慎重に分解を進めていく。




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そして、フレキ周辺の部品を取り外していく。




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これで、キーボードごと、ごっそりと外れてくれる。




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これでやっとお目当ての mini PCIeスロットにたどり着いた。
前回、前々回ともに、このコネクタの接触不良で不具合が起きていたのだ。




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固定用のビスを外し、何度か抜き差しする。
恐らくこれで直るだろう。




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分解したついでに、キーボード裏や基板上にたまりまくったほこりを吹き飛ばしてピカピカにしておく。




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と言っても、写真だとほとんど分からないか (^^;




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あとは分解した手順の逆に組み立てていけばOKだ。




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フレキは切れやすいので、細心の注意が必要だ。




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抜いたコネクタ類を全て接続し・・・。




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裏蓋を元通りに戻せば完成!!




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早速動作確認してみると、見事に復活!
無事に Wifi接続できるようになった。




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アナログRGB端子があるとか、今見ると物凄く古く感じるが、なんと現行の RZシリーズにもアナログRGB端子があったりする。
最近は簡単に HDMIを RGBに変換できるアダプタも安価で入手できるが、Panasonicはそのまま刺さってしまうのだ。




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と言うことで、かなり古いこのPCだが、スタジオ用の楽譜表示マシンとして、まだまだ使っていこうと思う。



またPCのWIFIがつながらなくなった(*´д`*)  2014-03-27

3~4年前にも、同じ症状でPanasonic J9 の WIFIがつながらなくなることがあった。
その時は、mini PCIの基盤を抜き差ししたら直ったので、今度も同じと判断。
早速PCをバラしてみることに。


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前回と同じ作業なんで、サクサクと作業を進めていく。
PC裏側のネジは長さが3種類あるので、場所を憶えておく。




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裏側のネジを外したら、パームレスト右下部分をバラす。




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ここの部品を外し、フレキを引っこ抜けば、簡単に内部基板へとアクセス可能だ。




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開けたついでに、エアダスターで溜まっている埃を落とす。




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あとは、このmini PCI基板を何度か抜き差しして終了。
また2年くらいは持ってくれるのかな…。




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あとはバラしたのと逆の順番で組み立てていけばオッケー。




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キーボードを組む時にはフレキを痛めないように

しかし簡単に直るとはいえ、同じ症状が2回も出るとは…。
汎用性のあるコネクターを採用するのはコスト面では有利なのかも知れないけど、これなら基板直付けの方が良かったのでは!?

まさかの3回目出ました!!笑

B-CASの行方  2012-05-29

ついにというか、やっとというか、先日B-CASの暗号が破られてしまった。
B-CASが登場してから10年というから、簡易なシステムにしては良く持ったと言うべきか。
一部新聞等で報じられた事も有り、ネット上では瞬く間に情報が広まり、関連機器が売り切れる事態にもなっているという。


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B-CASはICチップを内蔵した、まあ、世界規格のICカードなのだが、このカードで番組の視聴を制限している。
具体的には、このカードを差し込まないと、有料放送はもちろん、地デジまで映らなくなっている。
それが、今回暗号が破られた事により、視聴制限の一切が無くなってしまうのだ(実際は、2038年までしか使えないのだが)。
しかも、汎用のカードを使用していたため、2千円程度で購入できるカードリーダーによって、瞬時に改造が終わる。

たったこれだけで、WOWOWもCSの有料放送も全てが見放題になってしまう。
難視聴区域向けの放送ももちろん見る事が出来るので、東京キー局の放送も、日本全国で見放題だ。



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ちなみに、今までも、有料放送をタダ見出来る機器は販売されていた。
有名どころだと、SKY HDや、BLACK CASカードだ。
しかしどちらも 5万円近い価格で販売されており、購入する人は限られていた。
ところが今回の方法だと、(自分でやれば)基本的にお金は一切かからない。

改造前のカードを改造したカードと交換する商売を始める奴もおそらくいるだろう。
(秋葉原界隈では、早速書き換えられたカードが5千円程度で販売されていると言う)

自分はテレビはほとんど見ないし、BSにもCSにも興味が無い(というか、受信設備も無い)。
しかし、仕事の関係で、自宅仕事部屋にはテレビやモニターが20台近くある。
それらのテレビには、頼みもしないのにB-CASカードがついてくる(本当は、機器代金に含まれて購入している)。
こんなふざけたシステムで運用していたB-CASであるし、B-CAS自体が総務省天下りのトンネル会社(※)であったことから、ネット上では『B-CASざまあみろ』の声が大きいが、有料放送事業者にとっては死活問題だ。
(※B-CAS社の正社員はたった1人。そして200億円以上の売り上げがある!)

なにしろ対策のしようが無いのだ。

タダ見していても、それを調べる方法すら無い。

システムを変えるにしても、今まで発売されたブルーレイレコーダーや地デジ対応の液晶テレビ全てがゴミとなる。
(モニターとしては使えるけどね)
『今のテレビがまた映らなくなるので買い換えて下さいー』と言っても、誰も納得しないだろう。

しかも、B-CASカード自体をPC上でエミュレートしてしまう、winscard.dll というものまで開発されており、PC上では既にカード無しで全チャンネルが視聴できる状態だ。

事態が事態なだけに、マスコミはほとんど報道すらしていないが、B-CAS社が有料放送事業者に、どのような対応をするのか、非常に興味がある。

ちなみに、今回の件で良く聞かれるのだが、コピーコントロールが無くなるわけでは無い。
今回のはあくまで視聴制限が無くなるだけ。
録画したファイルを自由にいじりたいなら、今まで通り、TS抜きに対応したチューナーが必要となる。

まあ、ほんと、今後の動向が気になる…。

■ 改造については自己責任でお願いします。
また、具体的方法については質問されても一切答える事は出来ませんし、書き換え代行も絶対に行いませんし、各種ファイルを差し上げる事も出来ません。


今回の件は絶対に見せしめ逮捕者が出ると思うのですよ(´・ω・`) 続きを読む
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