Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[古道] 朝比奈切通し  2008-12-22

この記事は 江ノ島龍口寺裏山の抵抗拠点陣地 の続きです。


朝比奈切通し

鎌倉七口の一つである朝比奈切り通し。
先週の名越切通しに続き今週はここをチャリで走破してきた。
事前の情報だと、湿地あり、岩場ありで楽しめるそうだが、はたして・・・。




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最高気温 20℃という12月の気温とは思えない日曜の夕方。
銃眼と龍口寺の洞窟を満喫した俺は、鎌倉鶴岡八幡宮の前にたどり着いた。
今から朝比奈切通しに向かうのだが、場所がさっぱり分からない。
道自体は朝比奈から十二所に抜けているはずなので十二所あたりで探せばなんとかなるか。




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鶴岡八幡宮から緩い上り坂を延々と登っていくと朝比奈切通しを案内する看板が現れた。




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すぐに「この先行き止まり」の看板が現れる。
ん?朝比奈に抜けてるんじゃないの?




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二股を右方向へ道なりに進むと・・・。




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舗装路が突然細い道へと変わり木々の間へと吸い込まれていく。
いよいよか!?




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ダートではあるがマウンテンバイクなら乗っていける広い道が続く。
今回は楽勝か?

気持ちよく走っていると先方の頭上に穴発見。




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とりあえず自転車を止め穴を見上げる。
かなり高い位置にあるものの、ルートを考えて上っていけば行けそうだ。




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カメラと懐中電灯だけ持って山肌をよじ登っていく。
あと少しっ。




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せっかく登ってきたのに奥行きはなく凹みだけの穴だった。

気を取り直して自転車を走らせると・・・。




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切通しへの標柱を発見。
あれ?まだ始まってなかったのか?




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車止めの木柱の間をすり抜け、いよいよ朝比奈切通しへと入っていく。




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ちょっとじめじめしているが、まだ漕げるくらいの路面だ。




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と思ったのもつかの間。
だんだんと路面がぬかるんでくる。
朝比奈側に比べ、鎌倉側は道がぬかるんでいるとは聞いていたが、もはや漕ぐのは不可能。




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ただ、路面には、まだ新しい自転車の轍が残っている。
とりあえず通り抜けられないことはなさそうだ。




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自転車を押して登っていくと今度は石段が現れた。
自転車を担いで石段を上がっていく。




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石段を登り切ると道が沢のようになっている。
ていうか、そんなきれいなもんじゃなくて、ぬかるみだ。




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上り坂を自転車も靴もどろどろにしながら登っていく。




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足下を泥まみれにしながら坂を登っていくと峠が見えてきた。
空も開けてるし、あそこを過ぎれば下り坂になるはず。
水も引いてきたし、あとちょっと頑張れば・・・。




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泥だらけになった客人を、峠の地蔵は優しく迎えてくれた。
もう少しのんびりしたかったのだが、日も暮れてきたのでのどの渇きを潤すとすぐに地蔵に別れを告げた。




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峠を越えた朝比奈側は路面も乾いており、坂が急なことを除けばなんとか自転車にまたがって下れそうだ。
かなり急坂みたいだが大丈夫かな!?
自転車にまたがり坂を下ってみる。

うぎゃぁをぁ~~




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なんとかコケずに下まで来たが、落ち葉は滑るし石でジャンプするし、なにより凄いスピード!!
ふり返ってみると、上から見るよりずっと急に見える道があった。
ふー、無事でなにより・・・。




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ごく普通の山道となった道は一気に麓へと下って行く。




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気持ちよく山道を下っていると、あっという間に横浜横須賀道路の高架下まできた。
左手は朝比奈インター。
もうこの道の終わりが近づいている。




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高架下を抜けると住宅街へと合流。
こうして朝比奈切通しは終わった。

朝比奈側の入り口にある看板をふり返ってみると、


!!!!




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この看板自体には道交法上の効力は全く無いが、『ご遠慮下さい』でも『お止め下さい』でもなく、『止めて下さい』と書かれているところに、なんだか強い意志を感じる。
おそらくこの道は正式な道路ではないので、道交法で車両通行止めにすることが出来ないのであろう。




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すっかり日も傾いた夕暮れの原宿六浦線を家路へとついた。




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今回は、12:30出発、17:30帰着の 5時間の行程だった。
走行距離は 約 35Kmであった。
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[戦跡] 江ノ島龍口寺裏山の抵抗拠点陣地  2008-12-21

この記事は西鎌倉駅前の銃眼からの続きです。

陸軍歩兵第四〇一連隊抵抗拠点陣地


西鎌倉の銃眼をあとにし、江ノ島駅近くにある龍口寺へ向かう。
この寺の裏山には陸軍歩兵第四〇一連隊の抵抗拠点陣地が掘削されている。



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江ノ電の線路に沿ってチャリを走らせると龍口寺が見えてきた。
向こうに見える山の中に洞窟陣地が掘られているに違いない。




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駐輪場にチャリを駐め、早速龍口寺へと入っていく。
日曜日と言うこともあり参拝客も多い。
境内では古物商達がいろいろな物を販売している。




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本堂には目もくれず、裏の山手へと歩を進める。
まずは本堂の右手の裏山だ。
たいそう立派な五重塔が建っている。




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五重塔を眺めつつさっさと裏手へと回り込む。
なんか坑口が見えているが、場所的にこれは別の穴だと思われる。
けど、穴を見つけたからには見てこなければ!




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入り口をのぞき込むと土砂が堆積しておりゴミも散乱している。
しかもこれだけじめじめしていると言うことはすぐに行き止まりになっているのだろう。




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予想したとおり、坑口から10mも行かずに穴は土砂で埋まっていた。
さっさと次の穴を探しに行こう。




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五重塔を後にし、今度は本堂の左手の山肌を探索する。
すると本堂のすぐ脇に坑口を発見。
早速よじ登ってみると・・・。




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キターー(゚∀゚)ーーッ

この規模からして陸軍が掘った壕に違いない。
幅は 1.5m、高さは 2m程の立派な壕である。
内部からは風が吹いてくる。
他にも開口部があるのは間違いないだろう。




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早速内部に進入する。
壕の作りはしっかりとしており崩落の跡も見られない。




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20m程進むと分岐があった。
左方向の坑道からかなりの風が吹いてくる。
まずはこっちへ行ってみよう。




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こちらの坑道は15m程で外部へと開口していた。
開口部から見下ろしてみるとどうやら江ノ島駅裏の山中に開口しているようだ。




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先ほどの分岐点まで戻り、今度は直進方向の坑道へと進んでいく。
20m程先で再び分岐がある。
右へと曲がっている道はかなり奥まで続いているが、直進は 5m程度で行き止まりだ。
こちらの坑道からは全く風は感じられず、壕内の湿気も高くなってきた。
この先閉塞しているのは間違いなさそうだが、とりあえず先へ進む。




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坑道は何度かクランクし、40m程度直線が続いたあと、この場所へと続いていた。
直進している坑道は 5m程度で行き止まりになっているが、左折する坑道は更に奥へと続いている。




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左へ曲がると路盤上に瓦礫が目立ち始めた。
壕内の湿度はかなり上昇しており、懐中電灯の光線上に水蒸気が見えるほどだ。




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瓦礫の上を 25m程進むと、土砂で埋め戻されて行き止まりとなっていた。
おそらくこの坑口は龍口寺裏を走る道路の法面になっているのではないだろうか。

閉塞点を確認したので満足して今来た坑道を戻り始める。




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来る時には気がつかなかったが、路盤にはトロッコの枕木の跡がはっきりと残っていた。




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大長寺の壕もそうだったが、途中にあるこのクランクは何を意味するのか。
無駄に掘削距離が増えるだけのようにも思うが、きっと重要な意味を持つのだろう。




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1つめの分岐の先の閉塞点より坑口方面を写したもの。
この壕は広いし虫はいないし服もそれほど汚れないので戦争遺跡を見てみたい方にはお勧めかも。
坑道長も 100m以上あり楽しめます。
(虫がいなかったのは季節のせいかもしれないけどね)

この隣の山にも総延長 400m近い地下壕があるはずなのだが、坑口を見つけることは出来なかった。
かなり広い壕で、碍子や井戸なども残っているということで楽しみにしていたのだが、まあ、次回のお楽しみと言うことで。

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坑道概略図



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龍口寺をあとにし、次は朝比奈の切通しへと向かう。
海沿いの R134を走っていると遠くに稲村ヶ崎が見えてきた。
そう言えばここにも銃眼がある。
さらに洞窟もある。
日曜日だしおそらく人がたくさんいて進入は無理であろうが折角なので寄り道してみる。




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おおっ、岩肌に銃眼が目立っている!
岩の影になってしまっているが、銃眼の左手には洞窟もあるはずだ。
15年くらい前に来たときにはまだ柵なんて無くて簡単に洞窟に進入できたのだが、今は柵だけではなく、背後にはカップルやファミリーがたくさんいる。
今柵の向こうへ進んでいったら自殺かと間違われ、いらぬ騒ぎが起きないとも限らない。
進みたいのを我慢して、山の向こう側へと回り込んでみる。




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反対側に行ってみたが、潮位も上がっているしとても銃眼まで辿り着ける状態ではなかった。
岩肌をへつって行けば行けるかなとも思ったが、さすがに命は惜しいので今日の所はあきらめよう。

このあと朝比奈の切通しへと進入していくのだが、この道は大変な道であった・・・。

次回、 朝比奈切通し へと続きます。

■ 龍口寺にはこれ以外にも坑道が存在してます ←

※きへいたいさんより、当該記事への誤記を指摘して頂きました。
 >>龍口寺の陣地は歩兵第401連隊、兵団符号だと護東22053部隊です。
 >>歩兵第401部隊の表現だと、全く異なってしまいます。

以上、訂正させていただきました。 2009/02/27
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[戦跡] 西鎌倉の銃眼  2008-12-21

西鎌倉の銃眼

大船駅から江ノ島までを結ぶ湘南モノレールの西鎌倉駅前には銃眼が残っているという。
銃眼とは銃を構えるための小窓のようなもので、その方向は県道大船腰越線に向けられている。
この銃眼は本土決戦の際の抵抗拠点として作られたのだと思う。



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大船駅を経て西鎌倉へ向かってチャリを走らせる。
かなりの急坂の道を上っていると背後から電車の音が。
ふり返ると頭上をモノレールが通りすぎていった。




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西鎌倉駅付近の山肌をぐるぐると見て回ると、やっと銃眼を発見。
この写真では、自転車のすぐ上が銃眼である。




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結構高い位置にあるなぁ。
銃眼の入り口は、この山の裏の宅地開発によって消滅してしまっているという。
この銃眼から進入するしか方法はなさそうだ。
銃眼の大きさは45cm x 30cm 程。
登れれば進入は可能だ。




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下をのぞき込むと小さな川が流れている。
このくらいなら向こう側へ渡れそうだ。




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とりあえず銃眼の真下まできた。
中の様子を知りたいが、手を伸ばしてもカメラが届く位置ではない。




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よじ登ってみたのだが、あまりに脆い地質のためバラバラと表面が崩れてしまいうまく登れない。
あーっ、もう少しなんだけどなあ。

しばらく頑張ってみたのだが、ハシゴが無いと無理という結論に達した。
たしかに、このまま無理矢理登って入ることが出来ても、降りるときに難儀しそうだし。
幸いこの場所は車も駐められるので、次回、脚立を持ってきて進入することにした。

ちなみに、この銃眼から進入した方によると、銃眼内部は 2m x 2.5m 程の部屋となっており、その先に坑道がまっすぐに伸びているという。
坑道はゆっくりと下り坂となっており、最後は水没して塞がっているとの事。

うー、この目で見てみたいーっ!




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気を取り直し、次なる目的地、江ノ島龍口寺へとチャリを走らせる。
この寺の裏山にある地下壕は、江ノ島周辺に展開していた陸軍歩兵第四〇一部隊の抵抗拠点陣地だという。
ここは凄かった!!!

わくわくしながら次回、龍口寺裏山の地下壕へ続く!
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まとめ