Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 夏島戦跡遺構調査~その2-内部探索  2009-03-18

この記事は、[戦跡] 夏島戦跡遺構調査~その1-外部探索 からの続きです。

前回訪れたときはほとんど内部には入らなかったが、今回は内部を探索してきた。



090317_163139.jpg
前回訪問時に確認していた1F部分 (1層目部分) の坑口から進入する。
入り口はかなり狭く、潜り込むように中に入っていく。

内部に潜入すると、すぐに水没していた。
たいした水没ではなかったので、気にせず奥へ進んで行ったのだが・・・。




090317_163240.jpg
水深はどんどんと深くなり、今日の装備ではこれ以上進めなくなってしまった。
これより奥はウェーダー装備して次回に進入することにした。

1F部分はかなり複雑に入り組んだ坑道が交差しており楽しみにしていたのだが仕方がない。




090317_163718.jpg
今日の所はあきらめて、2F部分 (2層目部分)へと登っていく。




090317_163946.jpg
2F部分の坑口は、何カ所かあるが、いずれも簡単に進入が可能である。




090317_164024.jpg
一番大きな坑口から内部を覗いた写真がコレ。
山を貫通して壕が掘削されているために、反対側の坑口が見えている。
しかしこの写真、腐乱死体の眼球のようで、とても不気味である・・・。




090317_164039.jpg
内部に進入するとすぐに温度が下がっていく。
今日は3月としては気温が高く、屋外は汗ばむほどであったが、壕内は涼しくて快適である。




090317_164057.jpg
開口部分が多いせいか、壕内はそれほど湿ってはいない。
湿度が低いせいか、季節のせいか、ゲジゲジもまったく見られない。




090317_164118.jpg
また、どの坑道にも共通しているのだが、洞床の両端に土砂が堆積していた。
岩盤は比較的脆く、長い年月を経て崩れた壁面が堆積しているのだろう。
小規模な崩落は随所に見受けられ、洞床が盛り上がっている箇所も見受けられた。




090317_164220.jpg
坑道は細いものでも縦横 2.5m程はあり、頭をぶつける心配はそれほど無いと思うが、脆い岩盤のため、ヘルメットは必須と思われる。
まあ、気休めだけどね。




090317_164352.jpg
ちなみに2F部分の坑道は、南北に8本、東西に5本と、碁盤の目のように掘削されているということであったが、実際に中に入ってみると、東西に掘削されている坑道は部分的に大きく曲がっていた。
おそらく両側から掘り進めた際にズレが生じたのではないかと思われる。




090317_164358.jpg
場所によってはとてもきれいな状態が保たれていた。
洞床右側に土砂の堆積が見られるが、これって崩落って感じじゃないような…。
踏み固められているようにも見えるし、人為的な気がするのだが、どうなんだろう。




090317_164433.jpg
壕内をうろうろとしながら、先ほど見えていた山の反対側の坑口に辿り着いた。




090317_164451.jpg
坑口から外を覗いてみると、どうやら落石防止ネットの内側のようだ。
坑口のすぐ外は急な斜面となっており、ここから別の場所へ行くのは不可能に近い。




090317_164451b.jpg
現在地はおそらく、丸印を付けたあたりだと思われる。




090317_164457.jpg
落石防止ネットによりかかり、坑口を撮影。
雨風による侵食もあるのだろうか、かなりの崩落が見られる。




090317_164503.jpg
坑口上部を見上げると、いくつもの岩が今にも落ちてきそうである。
正直、この場所に長居したくはないが、掘削後 60年以上経てもこの程度の崩落であるということは、今ここで崩落に巻き込まれる確率よりも、今日、帰りに交通事故に遭う確率の方がよっぽど高いんだろうなと、ふと思ったりした。




090317_164619.jpg
戻りながら、また別の坑道に入っていく。
地下壕の作りが基本的に平安京エイリアンみたいな、いや、ちょっと例えが古いか。
地下壕の作りが、ボンバーマンの通路みたいになっているので、いろいろな道程を楽しむことが出来るのだが、交差点が多く壕の広さもかなりあるため、光が届く範囲が狭く、ちょっと恐怖を感じる。

一人で入っていると言うこともあるのだろうが、狭い坑道に比べて広い坑道は恐い。
穴に入って初めて怖いと思った。

まあ、恐怖心よりも好奇心が上回ってしまうから、更に奥へと進んでしまうのだが。




090317_164643.jpg
通路に 60cmくらいの円形の穴が開けられていた。
崩落した石が内部に落ちている。
中には岩盤から染み出した水がたまっていたが、用途は不明。




090317_164705.jpg
壕の奥の方へ進んで行く。
奥へ進むほど崩落は少なく、歩きやすくなる。
坑道の両脇には排水のための溝が掘られていた。




090317_164729.jpg
坑道の両側に掘られている排水溝をつなぐように、坑道をまたいで掘られている溝もあった。
掘削当時は上部に蓋がしてあったのだろう。




090317_164747.jpg
夏島の、3層ある地下壕の2層目部分のみの潜入であったが、全体的に小規模な崩落が見られたものの、坑道自体はきれいに残っていた。
足下に堆積した土砂が柔らかいせいか、歩くとふかふかした感触があり、固い岩盤を掘削した壕を歩く感触とはかなり異なっていた。
また、構造的に迷うことは少ないと思うが、それが原因か、いまひとつ地下壕としては面白みに欠ける気がする。
最下層である1F部分に期待したい。
3層目については、単独壕が多いとのことであるが、未だに塞がれていない坑口を見つけることが出来ないので進入可能かは分からない。

夏島に関しては、今後も調査を続けていきたいと考えている。

関連記事

FC2Ad

まとめ