Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 船越地下軍需工場  2009-06-30

先日潜入した比与宇地下壕の近くに、当時の海軍工廠造兵部の地下壕がある。
今回は、全国戦争遺跡調査研究会の面々と、横須賀海軍工廠船越造兵部船越地下軍需工場へと潜入してきた。


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船越のガントリークレーンにやってきた。
大正14年の関東大震災以前に建てられたというこのクレーンは、現在でも海上自衛隊横須賀造修所が使用している。
もちろん補修はしているのだろうが、とてもきれいな状態を保っていた。
しかし写真を撮っていたら突然の雨…。
天気予報ではそれほど酷い雨にはならないと言うことであったが、けっこう本格的に降って来た。




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ガントリークレーンの下にも引き込み線跡が残っていた。
既に地図からは消されているようだが、この支線も田浦駅から伸びていたのだろう。




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ガントリークレーン内部を覗いてみると大きさに圧倒される。




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そうこうしているうちに、全国戦争遺跡調査研究会の面々と合流し、船越地下軍需工場の壕口へと向かう。
壕口はまるで工事現場のようになっていた。
何かに転用しようとしているのだろうが、残念なことである。




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壕内に入っていくと、パイロンが立っていたりしてトンネル工事の現場のようだ。
もちろん、電気などは一切点灯していないので懐中電灯の明かりだけでの探索なのだが、手の入っていない地下壕とは雰囲気が全く違っていた。




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奥へ進んでいくと激しく水没。
深さは 20cm位のようだが、梅雨時期と言うこともあり豪快に溜まっている。




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今回はばっちり水没対策をしてきたので構わずにどんどんと進んで行く。




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しかし、いろいろな所へ工事用のパイプやケーブルが通されていて、ちょっと萎える(´・ω・`)




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yakumoさんに続き、ジャブジャブと坑道を進んで行く。
なんでも、この奥には地下壕としては大変珍しい、壕内トイレが構築されているという。




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水没対策万全なのを良いことに、一人で奥へとどんどん進んでみる。
だけど、この辺りの水没は半端じゃないな・・・。




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水位は既に膝下くらいまで来ている。
けどなんだか気分が乗ってきたぞ ( ・ω・)




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水遊びばかりしている場合じゃないので、そろそろトイレへと向かう。
ここがトイレの入り口らしいが、なんだかすごく丁寧に作られている。
数段の階段を上り、右手へと目を向けると…。




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すげーっ!
すげーすげーすげー!!!

なんだかもう、とにかくすごいよ、これは!!
地下壕の内部にトイレと言うだけでもすごいのに、この作りはなに?
もう、職人魂ここに見たりという感じですよ。

ちなみに、逆光で写真に写ってるのは yakumoさん。
当時の兵隊さんの霊かと思ってびっくりしたけど、よく見たら yakumoさんだった



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ちなみにトイレの中には、当時の物と思われる防毒マスクが沈んでいた。




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トイレの完成度に感激しながらも、更に一階部分を回ってみるが、残念なことにかなりの坑道が埋められていた。
上方 1m以上は開いているので進むことは出来るが、残念である。




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続いて2階部分へと進んで行く。




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ちょっと登ってふり返ってみると、非常にきれいに構築されているのが分かる。




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ちなみに、2階へと登る階段の天井部分に穴が開いている箇所がある。




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その穴の部分を上から見たのがこの写真。
おそらく計測ミスによる物だと思うが、掘削途中にこの穴をブチ抜いちゃった人はびっくりしただろうな。
これ以上穴が広がらないようにするために、2階部分の廊下の一部が上げ底になっているという珍しい構造だ。




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2階部分の坑道は、高さや幅こそ 2m程度はあるものの、崩落がひどい状態だ。
天井部分から剥がれ落ちたと思われる巨大な岩が転がっている。




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2階部分から、更に階段を上がっていくと、監視所が残っているらしい。
しかしこの階段、なんだかぐずぐずになっている。
大丈夫かな…。

しかし、この先はもっと凄かった(`・ω・´)




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崩落したのか埋め戻しされたのかは分からないが、階段の上には巨大な石がごろごろしている。
ほとんど四つん這いになりながら登っていく。
背中も頭も既に泥んこだ…。




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一人がやっと通り抜けられる程の小さな壕口から這い出る。
外は6月の雨が降り続いていた。




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ふと見ると、yakumoさんがどんどんと山肌を登っていく。
こんな斜面登れるのか!?と思ったが、木の根がたくさんあり思ったよりは登りやすい。
しかし雨でぬかっているため、つるつる滑るしツタは絡まるし大変だった。




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尾根に辿り着くとそこには監視所が残っていた。




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監視所の中に入ってみる。
コンクリートの中には鉄筋が見えており、非常に頑丈そうだ。




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奥へと進むと銃眼が構築されていた。
薮に埋もれており外を望むことは出来ないが、国道方向かな?




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監視所から出て、尾根から下を見ると、思っていた以上に高いところまで登っているようだ。
この付近には海軍の石柱が3本建っていた。




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斜面を降り、先ほど這い出た壕口へと戻っていく。
木の根に掴まりながらゆっくりと降りていくが、登るよりも難しい…。

またあの壕口を抜けるのかー…、とも思ったが、泥んこだしずぶ濡れだし、正直もうどうでもいいや( ^ω^)




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壕内をうろうろしながら入り口へと戻っていく。
資料によるとこの壕は延長 2200mもあり、とても広い。
しかも、碁盤の目の構造ではなくとても複雑な作りをしている。
今回は詳しいメンバーが大勢いるため不安はないが、一人で入ったら壕内図があっても迷いそうだ。

参考 : 壕内図




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入り口付近は補強のためかコンクリートを吹き付けてあるのだが、そのコンクリートが、工事用のガードパイプ上に落下していた。
コンクリートの吹きつけ自体が古いためか、梅雨時期なので雨水がしみ出て剥がれ落ちたのかは分からないが、どう見ても最近落ちた物のようだ。
こんなのが頭に落ちてきたら嫌だなぁ。




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雨は全く止む気配はなかったが、続いて比与宇地下壕に潜ることとなった。

次回、トンネル北側比与宇地下壕 と、トンネル南側比与宇地下壕 へと続きます。

関連記事

[戦跡] 田浦軍需部比与宇地下壕と周辺遺構  2009-06-17

横須賀市にある横浜ベイスターズの練習場の裏山には、海軍が構築した地下壕が存在するという。
当時の面影を色濃く残す、田浦・長浦地区に行ってきた。



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赤丸をした山の中に地下壕が構築されている。
ちなみに手前に見える島が米国海軍の施設である。
もともとこの島は本土と陸続きであったが、明治22年に日本の海軍によって掘り割りとされた。




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地下壕周辺は海軍の弾薬庫地帯となっており、弾薬を軍用地へと鉄道で運ぶために国鉄田浦駅より引き込み線がひかれていた。
使われなくなった今も、地図には載っているので廃線(廃止線?)ではなく休止線という扱いなのかもしれない。




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早速引き込み線の始点であるJR田浦駅へと行ってみる。
横須賀線の線路に並び、引き込み線がそのままの状態で残っている。




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一番左にあるトンネルが引き込み線専用のトンネルである。
引き込み線の一部は、戦後、民間の輸送会社が使用していたのだが、現在は全く利用されていない。




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軌道敷は現在、米国政府によって管理されているらしく、立入禁止の標識があちこちに建っている。




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しかし、軌道敷自体が道路のすぐ脇に存在するため、軌道敷に入らないと仕事場へ入れなくなってしまう人もいるだろう。




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軌道敷の周辺にはいろいろな遺構が残っている。
現在は民間会社の倉庫として利用されているこの建物は、大正6年に旧海軍の倉庫として造られたものである。
終戦直前には軍需部修理場として使われていた。
レンガによって構築されているこの倉庫は、表面がモルタルで覆われているため、一見するとレンガ造りには見えない。




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とても良い状態で残っているガーダー橋。
枕木さえ交換すればそのまま使用できそうである。




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線路が垂直に交差している。
こういうのはあまり見たことがないが、引き込み線とかだと良くある事なのか?

(どうやら平面交差と言うらしく、とっても珍しいそうだ)




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トンネルの手前で引き込み線はアスファルトの中に消えていた。
手元の資料によると、当時はトンネルの中まで軌道が続いており、トンネルの内部で弾薬を列車から地下壕へと移していたという。




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トンネルの中に入ってみると、それを裏付けるように、塞がれた壕口が存在していた。
壕口が地面より高く構築されているのも、列車の高さと合わせていたのかもしれない。




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また、当時の物であろうか、軌道終端の標識が残っていた。
ここまで列車が進入していたのは間違いなさそうだ。




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弾薬を運び込んでいたという地下壕内部。
今現在その内部はどんな状態となっているのだろうか。
トンネルの内部にある壕口は完全に塞がれているため、もちろん侵入することは出来ない。
侵入可能な壕口を目指し、山肌へと進んで行く。




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地下壕の内部図と現在の地図を重ねてみた。
この図を見ても分かるとおり、比与宇地下壕はかなり大規模な壕である。




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山肌に沿って建物の基礎が残っていた。
コンクリートやボルトの質からしても、これは戦後の物であろう。




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藪を抜けると事前の情報どおり、壕口が3つ開いていた。
しかし、壕口は3つとも侵入をためらうほどゴミが詰まっている。
一番大きく、比較的マシな壕口から侵入することにした。
内部からは冷気が吹き出してくる。




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ゴミの山を乗り越え、やっと本来の洞床が現れた。
ふり返ると壕口がまぶしい。




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幅 1.5m、高さ 1.8m程の壕内を進んで行く。
壕内は非常にひんやりとしている。
動いていないと寒いくらいである。




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壕内を進むとすぐに井戸が掘られていた。
しかも非常にきれいに構築してある。




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中をのぞき込むと透明な水がたまっていた。
なんだかとても美味しそうである。
飲まないけど(笑)




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すぐ先にもうひとつ同じような井戸が残っていた。
こちらの方が形も崩れておらずきれいに残っている。




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入り口付近の岩盤は比較的固く、崩落はほとんど見られない。




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その先は 1m程掘り下げられた本坑となっていた。
幅、高さとも 3m程度はあるのではないか。
洞床さえ平らなら車が通れそうである。
しかし本坑に入ると崩落が激しい。
あちこちの天井が剥がれ落ち、洞床に山を作っている。





しかも、壕内の湿度がめちゃめちゃ高い。
閉塞部が多いため仕方ないのかもしれないが、ライトの光線上に水蒸気が流れている。




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ごく僅かの水没はあるものの、壕内は比較的歩きやすかった。
また、洞床はふかふかしており、滑って転ぶ心配も少なそうだ。
夏島の中間層の壕に似ているなと思った。




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トンネル方向へと歩いていくと、ゴミの向こうに塞がれた壕口が見えた。
このゴミは、トンネル内部が塞がれていない時代に放り込まれた物であろう。




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ゴミの裏側は先ほどのトンネルのこの部分である。
ブロック積みで塞がれているだけなので、車がここに突っ込んだら破壊されそうだ。




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壕内のいたるところに焼け焦げた跡が残っていた。
観音崎の壕などは、終戦後にアメリカ軍によって爆破されたらしいが、ここももしかして?
そう考えると壕内の崩落の跡も納得できるな…。




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しかし、洞床に溜まっている崩落した岩盤はとても脆く、踏みしめるとすぐに割れてしまう。
崩落はやはりこの山の地質による物だろう。




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壕内の一部に海軍食器が散乱していた。
全て陶器製であったが、海軍の錨のマークとは違ったマークがついていた。




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突然目の前に行く手を阻む壁が現れた。
なんだこれと思い近づくと、入り口付近の壕から本坑へ降りたのと逆で、今度は本坑から上の階の壕へ上がれる斜面であった。




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斜面を登ってみたところで、本日は探索終了。
事情がありそろそろ戻らなくてはならない。
この続きは次回のお楽しみとする。




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戻りは違う坑道を進んだのだが、この壕はとても広いため、自分の位置を把握していないと迷ってしまいそうだった。
幅も高さも大きいため、懐中電灯の光の届く範囲も狭い。
しかも碁盤の目に掘削されているため景色もそっくりだ。
小さめの壕なら迷ってもまあ、たいしたことはないが、ここで迷うと正直疲れそうである。
入壕の際には超強力ハンディライトは当然であるが、予備のライトを何本か持って行かないと、光無しでは脱出できる自信がない。




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そう言えば、奥(トンネルの東側)に行くほど湿度は下がっていたようだ。
こちら側には開口部が多く存在するのかも知れない。
入り口(トンネルの西側)へと近づいてきて湿度がどんどん上がってきた。




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本坑から入り口付近に構築された小規模な坑道を通り、脱出した。

今回は時間の関係で一部分しか探索できなかったのだが、この壕は見所が多そうなので、是非また近いうちに潜ってこようと思う。
比与宇地下壕に入壕するにあたり、地下壕の様々な情報をインターネットにて発信して下さる方、また、壕口に関する情報を提供して頂いた yakumoさんに感謝致します!




おまけ


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比与宇地下壕がある山の東側を調べていた際、保育園の横で何かの遺構を発見した。
二つ並んでいる階段の上部は、どちらも侵入できないほどの深い藪へと続いていた。




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この階段を登ることはあきらめ、階段の前の道を奥へと進む。
道はすぐに細くなり、踏み跡に変わった。
どんどんと奥へ進んで行くと…。




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さらに上へと階段が続いていた。
植物によって半分以上が侵食された階段だが、これだけちゃんとした階段をこの場所に作る理由があったはずだ。
地図を調べてもこの上に神社は無い。




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階段を上った先には、『危ないから入っちゃダメよ』、という子供向け?の看板と、『国有地だから入るんじゃねーぞ』という看板が並んで建っている。


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看板のすぐ横には苔むした石段が草に埋もれていた。
ますます怪しい。




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しかし登り初めてすぐにあまりの藪に進むのを断念。
走水低砲台の藪より酷いかも。
ここの藪は密度がとっても濃いようです。

てことで、ここは何かありそうだが冬までおあずけ。
何か情報をお持ちの方は、連絡下さい!

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[戦跡]六浦地下工場貯水槽跡@グラースの森  2009-06-08

横浜市大の裏山には巨大な地下工場跡がある。
この地下工場のある山から北へすこし行った山中に工作機械用の冷却用の水を貯めていたと思われる施設があるという。
そこはグラースの森といい、巨大なマンション群と東急車輌の工場に挟まれていた。




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○をした部分に、何か構築されているのがお分かりだろうか。
周辺はすっかり開発が進み当時とはだいぶ地形も変わっているのであろうが、この貯水槽は運良く当時のまま残っている。




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もう少し拡大してみると、はっきりと貯水槽を見ることが出来る。
4つの区画に区切られているためか、地元では『4つ池』と呼ばれているらしい。
GoogleMapでも、4つの池が描かれている




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と言うわけで、早速六浦にやってきた。
せっかく六浦に来たので、貯水槽に行く前に、近くにあるおいせ山にも登ることにした。
この山の地下には巨大地下工場が構築されている。
まだ情報不足のため潜ることは出来ないが、取り合えず周辺を見るためだ。

環状4号線沿いにある、六浦山上行寺から山道に入る。
お墓の中をどんどんと上っていく。




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お墓を抜けると、本来の山道へ続く道へ出た。
舗装されているものの、ここを通るものはほとんどいなさそうだ。




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すぐに舗装は途切れ、道は踏み跡へと変わった。
踏み跡に沿ってどんどんと登っていくと…。




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高圧鉄塔に向かう登り跡を発見。
早速登ってみる。




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登りきったところにある鉄塔はフェンスの設置が無く、全国の鉄塔マニアが鉄塔結界と呼ぶ、鉄塔の真下へ入ることが出来た。
写真を撮っていたら、鉄塔マニアではない俺も、なんだかありがたい気分になってきた。




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鉄塔結界を満喫し、再び山道を進む。




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おいせ山頂上の平場に辿りつくと、そこには波2本が掘られた海軍石柱が建っていた。




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すぐ近くにも海軍の石柱が建っていたが、建てられた時期が違うのか、こちらは随分と朽ちている。




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頂上の平場には建て物の基礎部分が残っていた。
品質の悪いコンクリートの基礎で、かなり古いものだとは思うのだが、海軍が構築したものかは分からない。

横浜市大の裏手まで行こうかとも思ったのだが、ここまで来る行程で、情報無しで斜面を下ることは困難と判断したため、素直に下山することにした。




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おいせ山から下山し、環状4号線沿いのCoopの裏に怪しい崖を見つけた。




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近づいてみると、侵入出来ないように塞いである。




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覗きこんでみると、いかにも怪しそうな雰囲気。
穴ありそう…。




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反対側に回ってみたが、店舗が営業中であり、侵入は出来無そうな感じ。
仕方ないのでこの崖の裏側に回ってみた。




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完全に民家の敷地のようだが、裏側には巨大な坑口が開いていた。
だいぶ崩落が進み危険な状態のようだが、中はどうなっているのだろう。
侵入したかったのだが、通りからの視線もあるし民家の敷地内だし、今回は見送ることにして今回の目的地、貯水槽のあるグラースの森へと向かった。




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チャリを漕ぎ、グラースの森へとたどり着いた。
入り口はいきなり階段となっている。




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すっかり日焼けした案内板には、リスとカブトムシが描かれている。
こどもたちも楽しそうに遊んでいる。

なんだか非常にさわやかな雰囲気である。
なんだかわくわくしてきたぞ。

チャリで行こうか歩いて行こうか迷ったが、とってもぬるい雰囲気のグラースの森。
たいした道では無いだろうとチャリで侵入することにした。




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チャリを担いで階段をどんどんと上がっていく。
通行人がこっちを見ているようだが気にしない。

待ってろよ、リスたんかぶとたん。




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階段を上がりきると、両側をフェンスに囲まれた尾根道へと出た。
ちょっと思っていたのと雰囲気が違うようだが、かまわずどんどんと先へと進んでいく。




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しばらく進んでいくと、突然行く手を阻むフェンスが現われた。
なにか書いてあったようだが文字を読むことは出来ない。

鍵はかかっていないようなので、そのまま入ってみる。




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フェンスの裏には開放厳禁の文字と、関係者以外立ち入り禁止の注意書きが。

つーか、グラースの森はどこ?
リスたんはどこ?

しかも、おれ、立ち入り禁止から出てきてるし…。

入り口からずっと両側をフェンスで囲まれている尾根道を走ってきたため、道を間違えたと言うことはありえない。




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フェンスを通り過ぎても同じような道が続いている。




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しかし道はだんだんと険しくなってきた。




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しかも、フェンスが傾いちゃってるよ。

もはや、こどもが楽しむような雰囲気では無くなってるし…。




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ここを訪れる人もほとんどいないのであろう。
場所によっては酷い藪となっている。




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そろそろ貯水槽のあたりに来たので、適当な斜面を降りてみる。
先日購入したロープが大活躍だ。

お、見えてきた見えてきた。




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貯水槽のそばまでたどり着いたのだが、貯水槽は二重のフェンスで囲まれていた。
しかも周りは荒れ放題で視界もとても悪い。




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てことで、内部へ侵入。
きれいに構築された貯水槽にうっとり…。




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しかし、すぐ横を見ると崖崩れによりなぎ倒されたフェンスに落ち葉が堆積し、非常に危険な状態。
この上をあるいたら、貯水槽にまっさかさま!!




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山肌に沿って奥へと進んでいく。
崖から落ちてきたと思われる巨大な岩が貯水槽に乗っかっていた。

よし、あの岩までは行けそうだ。




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貯水槽自体は昭和になってから作られたものと思われるが、損傷はほとんど無くまだまだ利用できそうな状態であった。
こんな山奥に眠らせておくのはもったいないな。




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一歩一歩ゆっくりと歩を進め、岩の前までたどり着いた。




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無理すれば岩を超えられそうにも思ったが、岩もろとも貯水槽に転落するのも嫌なので、ここにて退散。




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後ろを振り返ると、切立った崖である。
この岩もあそこから落ちてきたものであろう。




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落とし穴に落ちないように山肌から戻っていく。
足が滑ったら大変だ…。




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尾根道へと戻り、先へと進んでいくと、ついに尾根道は藪へと飲み込まれた。
チャリのハンドルが藪に引っかかって、もう、どうにも進めない。

仕方ないので今来た道を戻ることにした。




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階段は、上るよりも下るほうが大変だ。
なんかチャリを放り出したくなってきた…。




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大汗かいて、グラースの森入り口まで戻ってきた。
グラースの森などという名前が掲げられているにもかかわらず、実情は廃尾根道に近いものであった。
おそらく鉄塔管理者以外、あまり行く人はいないのではないだろうか。




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グラースの森のすぐ横には巨大なマンション群が立ち並んでいる。
全くの想像ではあるが、マンションの分譲の際、

「すぐそばにこんなに自然がありますよ、自然の中で遊べますよ、グラースの森って言うんですよ」

と、言葉巧みに購入者を煽っていたのかもしれない。




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車を停めた六浦駅近くのコインパーキングに戻りGPSを見てみたら、なんだか超正確!
思わず写真を撮ってしまった。




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いや、普段からそれほどのズレは無いのだが、駐車位置までぴったりだったので、ね。

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まとめ