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ハイエース/ベバストFFヒーターのDIY取り付け  2009-12-06

ハイエースにWebasto(ベバスト)社のFFヒーターを取り付けた。
このヒーターはキャンピングカー等に良く取り付けられている物だが、これがあれば真冬の車中泊でも、ポカポカヌクヌク過ごせるという物である。
しかも燃料は車のガソリンタンクから供給でき、一晩中着けっぱなしでもガソリン 1リッター程度しか消費しない。

今回、DIYにて取り付けを行ったが、メーカーは個人での取り付けは推奨していない。
それどころか、個人での取り付けに関しては、メーカー保証すら受けられない
取り付けはWebasto社のトレーニングを受けた正規店でも、4万~6万円程度で取り付け可能なので、基本的にはプロにお任せするのが一番だと思う。
少なくとも、取り付け費がもったいないという理由で自分で取り付けるのは、やめた方が良いと思う。
実際に取り付けてみて、取り付け費 4万なら安いなと思ったし…。
とりあえず、ある程度の知識と技術がないと、本気で危ない作業です。
けど、こういう作業が楽しくてしょうがない人にとっては、難易度も高く、めちゃめちゃ楽しめるかも!?
この記録はあくまで自分で取り付けた作業の記録であって、これを真似して火災や死亡事故が起きても当方では責任持てませんので、そこらへんはよろしく。

ちなみに、ベバストジーシーエス ジャパン株式会社の方から、個人でのヒーターの取り付けは非常に危険との連絡も頂いておりますので、本当にご注意願います。




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代理店からFFヒーター(2000ST)が届いたので早速梱包を解く。
本体の大きさは長さが30cmも無く、思っていたよりもずっと小さかった。




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本体の背面には、燃焼用の吸気管(左のパイプ)、燃焼用の排気管(右のパイプ)、そして中央部分に燃料供給用のパイプがある。
この3つの配管が車外へと出るおかげで、車内の空気はきれいに保たれるというわけだ。




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横から見るとこんな感じ。




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マニュアルには決して分解しないで下さい。分解した場合は保証は効きません。と書かれていたので開けてみた。
構造は見ての通り単純で、燃焼室で熱せられたヒーターのフィンの間をファンにより強制吸気された空気が通り、熱せられ排気側から出てくるという物である。




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内部構造は、基本的にジェットエンジンと同じなので、運転音もまるでジェット機のような音がする。
決してうるさくは無いのだが、飛行機のエンジンがかかり、回転が上がって行くあの音と全く同じ音がする。




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ヒーターを取り付けるには、ガソリンタンク上部に取り付けられているポンプassyを外さなければならない。
幸いにも200系ハイエースのガソリンタンクは、荷室からアクセスできるため、ガソリンタンクを降ろさなくても作業が可能である。
しかし、床板を外さなくてはならず、けっこう大がかりだ。
いい機会なので、サブバッテリー回りの配線処理を取りまとめる台座を作るため、木をカットする。




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普段はケース内に収まっているサブバッテリーだが、台座を作ることによって、床板を外してもバラバラにならなくなった。
つーか、今までは床板の上に設置していたから、このままでは床板を外せなかったんだよね。




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台座に乗せたことによって、床板をはずせるようになった。
さらに、一度配線を組み直したことにより、配線が分かりやすくなった。
と言っても、前よりマシレベルで、他人には理解不能なくらい乱雑であるが(´・ω・`)




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ガソリンタンクへ到達するため、まずは後ろ側の床板を外す。
床板の下に通されたケーブルが見えている。




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そして荷室前部の床板を外し、マットにカッターを入れガソリンタンクへアクセスする。




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この部分には各種配管とヒューエルポンプのコネクターが取り付けられている。
配管はクリップで留まっているので気をつけて外していく。




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配管を外していくと猛烈なガソリン臭がする。
各種配線や配管を、ポンプassy本体取り外しの障害とならないように、養生テープにて仮止めしておく。
また、念のため(つーか、絶対に無いと危険)消火器も準備しておく。
静電気も起きたら大変なので、それなりの服装に着替え、体の静電気を逃がすためアースもとる。
大げさなようだけど、ガソリンは灯油とかに比べて本気で危ないんですよ。
実はおれ、これでも危険物取扱免状保有者なんです。
危ない経験も何度かしてきてるんで、本気でビビッてます。




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ポンプassyを取り外したところ。
赤く見えているのがガソリンである。
いまこの付近でパチッと来たら、車両火災発生!!
下手したら家にも燃え移る!!!
ということで、さっさと作業を進める。




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これが取り外したポンプassy。
ここに燃料取り出し用の配管を新設する。
ガソリン車のハイエースの場合、必ずこの方法で燃料を取り出す必要がある。




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ガスケットがちょっと潰れるくらいまで増し締めし、配管は取り付け完了!
ちなみに、ポンプassyの裏側はマス目の補強が入っているため、リューター等で平らに削るか、大きめのワッシャを挟む必要がある。
ここら辺は取説にも何も記載がないが、常識的な施工をすればOKだと思う。




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燃料取り出し管に、燃料ホースを取り付ける。
ちなみに、クリップで締め付ける際は、ゴムがちょっと潰れるくらいにしないと、ゴムが劣化した際に燃料漏れの原因となる。
ネジでもなんでもそうだけど、キツく締めりゃあいいってモンじゃない。




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ベーパーが残ってるかも知れないので火気にはしばらく注意だが、とりあえず、タンクにふたをして一安心。




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各部のチェックをしたら、床板を戻す。




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ベッドを設置して…。




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とりあえず上側は終了~。




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辺りはすっかり暗くなってしまったが、下に潜らせた燃料ホースの処理だけはしておかねばならない。
照明を準備し、車の下へと潜り込む。




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燃料フィルターと燃料ポンプを設置していく。
ガソリンの配管は、試運転時のガソリンの流れを確認するため、まだ保護していないが、完成時にはアルミガラステープでしっかりと保護する。




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コントロール部は、電装スイッチ付近に引いてきた。
まだ仮の固定なので、スイッチ裏の白い両面テープがかっこ悪い(´・ω・`)ショボーン




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FFヒーターの電源配線は、バッテリー直付けが必須なので、サブバッテリーからヒューズを介し結線する。
これで、本体以外の補機類はほとんどOKだ。
次はいよいよ本体の取り付けに入る。




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ステップ部分に取り付けることにしていたので、位置決め後、さくさくと穴を開けていく。
本来なら、平らな面に設置するのが望ましいのだが、このくらいの段差なら車内外の気密対策をきちんと取れば大丈夫と判断。

ベバストジーシーエス ジャパン株式会社の方から、段差は 1mm以内で無いと排気ガス等侵入の恐れがあるとの連絡を頂きました。当方では仕上げの段階でブチルゴムにて車内外の通気を塞ぎ気密性を高めておりますが、何らかの施工をしないと事故の可能性もありますのでご注意願います。命にかかわる事ですので、ご自分で作業される方は本当に注意して下さい。




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ホールソーを使用し、吸排気管の穴もさくっと開けていく。




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ステップにいくつもの穴が開いた。
吸気管・排気管とも、取り付け後に車内外の気密性を持たせないと危険なので、この段階で対策を立てておく。
耐熱パテで塞いだり、リブのでこぼこから空気が漏れないようにブチルゴムで段差を無くしてしまうのも良いかも知れない。




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しっかりと防錆加工をし、本体を差し込んでみる。
すんなりと入った!!
今回は計測ミスは無かったと言うことだ。よかった(*´ω`*)




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本体を車体に固定する。
吸気管から垂れ下がっているコードは、燃料ポンプ駆動用の配線。




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吸気管、排気管、燃料ホースを取り付けていく。
当然だが、排気管は数百度まで熱せられるので、燃料ホースや車両の配線との干渉がないように注意する。




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全ての配線、配管の取り付けが終了したので、試運転してみる。
ちなみに、FFヒーターの初回の起動は何度か失敗する。
これは、燃料タンクから本体へ燃料が送られるのに時間がかかるためだ。
そのガソリンの流れを見るために、燃料ホースの保護は最後にしておいたのだ。




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初回起動の待ち時間に、シャワーのスイッチの設置をした。




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以前はスイッチによりオンオフしていたのだが、キャンピングカー用のスイッチ付き蛇口を取り付けた。
これにより、蛇口をひねり出すとシャワーポンプのスイッチが入り、蛇口の開口量により水量調節も可能となった。




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そうこうしているうちに正常起動したようだ。
しばらく燃焼させ、各部を再度チェックしていく。
そして、各部の確認後、配管類をちゃんと固定していく。




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作業当日の外気温は20度近くあったのだが、数分の運転で車内は一気に暑くなった。
リアハッチもスライドドアも全開なのにである。
吹き出し口からは強烈な温風が吹き出ている。




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最後の仕上げに、ステップの踏み板をジグソーで切り抜く。
ちょうど、FFヒーター部分をよけるように切り抜き、はめ込んでいく。
必要最小限しか切り抜きたくなかったので、はめ込みはまるで知恵の輪のようだった。
ウェザーストリップを外したり、踏み板を斜めにしたりと、20分程度格闘し、なんとかうまいことはまってくれた。
ヒーターの回りにはアルミブチルテープを貼り、仕上げ処理をした。
こうしておかないと、排気管が外れた場合等に排気ガスが車内に入り込み、思わぬ事故の原因となる。ステップなどの凹凸部分にヒーターを取りつける際には、取りつけプレートが安価で市販されているので、プレートを利用し、あらかじめ気密性を持たせておくと安心かも知れない。




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温風の吹き出し口は、セカンドシート下へと引いてきたが、ちょっと暑すぎる感じもする。
まあ、使って行きながら改良していけばいっか( ^ω^)

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まとめ