[戦跡] 龍口寺裏山の地下壕 2010-11-11

以前訪れた龍口寺だがこれ以外にも地下壕が存在すると言うことで、早速見に行ってみた。

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以前と変わらぬ門をくぐり、早速壕口がある本堂の裏山へ向かう。

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前回来た時には発見できなかった壕口であるが、すぐに見つかった。
なんでこれが見つけられなかったのかというほど、壕口は山肌に大きく口を開けている。

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かなり急な斜面を登り、壕口を目指す。
足場はそれほど悪くはないが、なんせ急なので注意して登っていく。

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足元には落ち葉が堆積しており、がさがさと大きな音を立てる。
誰かに見られたら通報されそうな予感が･･･。

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壕口前へとたどり着いた。
壕口の前はごく狭い平場となっているが、一人が立つのがやっとだ。
下半分が土砂によって埋没しているが、壕口自体が大きいので、進入は容易だ。

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入ってすぐに右に向かう枝坑があったが、30ｍ程で水没して行き止まりとなっていた。
遺構も残されておらず、とりあえず戻り、本坑を進む。
この写真はその先にある壕内分岐。
直進は 5～6mで行き止まりとなっており、右斜めにさらに坑道が続いている。
壕口から敵兵に爆弾を投げ込まれた際、爆風による壕内への被害が少なくなるようにこのように構築されているようだ。

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どんどんと奥へと進んでいく。
すると壕内にある排水溝が左側から右側へと渡されている個所を発見。
夏島の２層目部分でも似たような構築を見たが、このように蓋が残されているのは非常に珍しい。

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蓋を持ち上げてみると、排水溝は埋まらずに機能しているようだ。

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そのままどんどんと進んでいくと、突き当たりがあった。
右手を見るとどうやら裏山の施設に通じているようだ。

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突き当たり部分には、側溝を広げたような構築物があった。
内部に井戸が残っていると何かで見たが、これのことだろうか。
けど、どう見ても排水を集めているし、飲料水じゃないな。

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大きな崩落を乗り越えながら奥へと進んで行く。
洞窟陣地のように狭い坑道がくねくねと伸びている。
最後は、水没しており、それ以上先へ進むことは出来なかった。
この映像は、水没部分まで行き、戻る際に撮影したものである。

動画が見られない方はこちら

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壕内は基本的に全て素彫りの岩盤剥き出しであった。
一部の枝坑の天井部分に、支保工のようなものがはめ込まれていたが、役割は不明だった。

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壕内の足場はそれほど悪くなかったが、壕を出たらやっぱりどろどろ･･･

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龍口寺を後にし･･･。

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食事を取った後、披露山公園へと登ってきた。
ここには砲台跡が残されている。
公園化されているので見所は少ないのだが、頂上からの眺めは最高だ。

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ちなみに砲台跡を利用して、サルの檻が立てられている。
戦跡に住むサルたちだ。

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夕日に照らされた江ノ島がきれいだった。