
ということで、まずは右翼側観測所を見に行ってみる。

右翼観測所の手前にかまどがあるのを発見。
前回は薮に埋もれ、全く気がつかなかった。

当たり前だが観測所は以前と変わらない姿でそこにいた。

しかし、上部を覆うコンクリートは以前より破壊が進んでいるようだ。

内部の状態も良好である。
木製の天井部分にも腐食は見られない。
雨が直接当たらないという事もあるのだろうが、当時の防腐剤も優秀なのだろう。

しかし、かなり貴重な遺構と思うのだが、完全に雨ざらしだな。
まあ、大事にされすぎてこの上に屋根でも作られたら、それは違うだろって思うが。

階段を下り、左翼側へと向かう。

途中、掩蔽部上部に金属のパイプのような物が残っているのを発見。
用途は分からないが、このように残っているのは珍しい。

また、掩蔽部天井部分のレンガの造形が美しすぎる。
なんなのこれ。
最高!!

再び上部へと上がり左翼側へと進んで行く。

薮の中をがさごそしながら、進み、折れた木々を乗り越えて進んで行くと、切り通しの通路が現れた!!

切り通しを進んで行くと…。
これは!!

左翼側にも、右翼側と同様の観測所が残されていた。

人があまり来ないせいか、上部のコンクリートの状態も良好である。

しかしどうも周りの様子がおかしい…。
実は左翼観測所は、燈台の付属施設の中に埋もれているのだ。
付近には、風力計などのポールが建てられていた。

割れて地面に散らばるコンクリート片を集め、修復する yakumo氏。

ちなみに、薮を抜けかなり苦労してここに辿り着いたのだが、燈台から芝生の空き地を抜け、この場所まで普通に歩いて来る事が出来る事が後から分かった…。
まあ燈台側から来てたら、切り通し発見からのドキドキ感は無かったかな。

ちなみに、観測所の内部は、右翼側とほぼ同様の作りであった。
内部に大きなシカが眠るように死んでいたので、ちゃんと写真を撮っていないのだ。
つーか、いきなりシカがいてビックリした!!!
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