市街地とは切り立った法面で隔てられているが、その法面の中には地下壕が掘られているという。
大戦時に油脂類の倉庫として使われていたという話だ。
冨士壕と桜壕という2つの壕があるというので、早速見に行ってみた。

航空写真で見ると、切り立った法面が良く分かる。

しかし、一部は固められておらず、木々が生い茂っている。
壕口があるとすればこの辺りだろう。

市街地にある切り立った法面ゆえ、僅かな落石も許されない。
そのためか、法面のほぼ全面が、フリーフレーム工法のコンクリートにより固められている。

壕口を発見し、僅かな隙間から体を潜り込ませる。

水没箇所があるものの、内部はわりといい状態だ。
四角く掘られた坑道が特徴的だ。

斜面の中腹に銃眼のような物が構築されている。
すぐ下はつるつるの斜面のため、ここからの出入りは難しいか。

天井には当時の碍子が残されていた。

崩落では無さそうだが、ものすごく狭い通路があった。
ほとんど匍匐前進状態で進まねばならない。

yakumo氏が、奥へと突撃!
生きて帰ってきてくれ-(*´ω`*)ノ

その間、壕の中を歩き回る。

予想以上に広い壕だ。
すぐ近くに京急線のトンネルが掘られているので、電車通過時にゴトゴトと音がする。

天井部分を見る限り崩落の跡は見受けられないが、壕床にはかなりの土砂が。
埋め戻し…なのか?!

この付近は土砂も無くとてもきれいだ。

先ほどの狭ーい通路よりyakumo氏生還。
奥から懐中電灯の光が!!
なんでもこの通路の先にはかなり大きな空間が広がっているそうだ。

その広い空間は、この場所にあったと思われる壕口が塞がれて、唯一先ほどの細い通路によって入る事が出来る。
この奥の詳細については、ふぉーとれす にてレポートされているので、興味がある方は是非。
ちなみに、なんで tonotama は奥まで行かなかったのかって?
いやね、ここから出てすぐ、三重県まで運転しなくちゃならなかったから、服を汚したく無かったんだよう(へたれ)。
- 関連記事
-
-
[戦跡] 館山周辺うろうろ 2013/04/04
-
国道8号線、親不知と子不知の旧道探索行ってきた~おまけ編 2016/05/26
-
[探険] ひさしぶりに半田地下壕見てきた 2013/09/23
-
[探険] 津市半田地区磨洞温泉調査2014 - 前編 2014/01/28
-
[戦跡] 二宮町の戦争遺跡~地下壕探索-前編 2018/12/12
-
[戦跡] 可児市の三菱発動機地下軍需工場跡再々訪 2012/11/20
-
[戦跡] 船越地下軍需工場 2009/06/30
-