前回訪問したときに回らなかったエリアを中心に潜ってきた。

いつもどおり、前夜発。
東海環状の五斗薪PAにて、自作のバックドアテントを広げて車中泊。
前日までの雨で、辺りはひんやりとし、とても気持ちがいい。

急激に天候が回復したせいか、地表から立ち上る水蒸気が、幻想的な風景を作り出していた。

ということで、翌日早朝、早速地下壕へやってきた。
航空写真に壕内図を重ねてみると、かなりの広さである事が分かる。
早速内部へと進入!!

地下工場らしく、壕床がコンクリートにて固められている。

内部は比較的良い状態だと思われたのだが、場所によっては酷い崩落だ。

基本的には碁盤の目構造のため、迷う事は無いだろう。

壕床に残る、轍。
戦後のキノコ栽培時に出来たものであろうか?

真っ暗闇の中をガレを乗り越え進んで行く。

かなり天井の高い坑道の上部には、碍子を固定していたらしき木材が残っていた。
現役当時は、何本もの配線が上部を伝っていたのだろう。

大きな坑道は、このような小さな横坑にて結ばれている。

上部の木材が朽ちて落ちかかっていた。
木材は、金属製のボルトにより上部岩盤へと打ち込まれていたようだ。

たまに出てくる四角い坑道。
個人的には特に好きなカタチだ。

ほとんど水没区間は無いのだが、外部に接している何本かの坑道のみ水没していた。
壕口の下部が崩落により盛り上がっていたり、コンクリートにより一部が埋め戻されたりしているようだ。

すると突然!!

トロッコの車輪!?!?
まあ、これもキノコ栽培時の残骸か。
いや、もしかしたら当時のもの!?
でも、他の金属類がこれだけ無くなっているのに、車輪だけ残っているワケはないか…(・´ω`・)

壕から出て、壕口を見て回る。

こんな穴が山肌に無数に開いている。

その後、可児市郷土歴史館を訪れた際に近くに残されていた廃墟。
木の窓枠が素晴らしすぎる。

表に回ってみると、校庭のような広場が。

昇降口にはシャッターが取り付けられていた。
敷地入り口の門柱に、工場の表札が残されていたので、建物自体を何かに再利用していたのだろう。

と言う事で、ピーカンの空の下、午後からは関ヶ原市にある弾薬庫跡へと向かった。
ちなみに再々訪もしてます!
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