このあたりは何度も来てるんで、新しい発見は無いかなと思ってたんだが、いくつかの新壕を見つけた。
ま、自分が知らないだけで、有名なのかも知れないけど。

まずは、館山航空隊の裏にある沖ノ島へ。
以前、[戦跡] 沖ノ島の遺構 でレポートしているが、ここでは新しい発見は無かった。

人工的なような、違うような隙間を過ぎると右手に小さな壕が。

内部は通路と小部屋になっている。

小さいけれど、なかなか丁寧に掘られている。

部屋沿いの小部屋。

海側に掘られた小部屋には、銃眼があり、眼下の海を見渡せる。

続いて、島の中央付近にある壕にやってきた。
ここも前回入っているのだが、久しぶりに潜ったのでそれなりに楽しめた。

壕口付近はそれなりの広さがある。

しかし、ちょっと潜ると、人がすれ違えないほどの通路がある。

階段もあるのだが、ここもかなりの狭さだ。

奥に進んでいくと、別の壕口に辿り着いたが、ここから外に出る事は出来ない。

ここも、総延長は 50m程度の小さな壕だ。
数分で全部回ってしまう。

壁に浮き出ている地層が、近くにある赤山地下壕と似ている。
ま、そりゃそーか。

てことで、脱出。

奥まで行って、中から出る事が出来なかった壕口。
分かりにくいところにあるのに、しっかりと塞がれている。
ま、公園だからか。

次に、赤山地下壕周辺をぶらぶらしてみた。
この壕口は赤山地下壕の未公開部分の壕口。
[戦跡] 某公開壕の未公開部分探索 の最後の写真の外側部分だ。

その他にも穴が次々でてくるが、このあたりの穴はほとんどが赤山地下壕につながっている。

住宅地に残されている掩体壕。
そこから向かいの山に目を向けると…。

ん?
なんか穴が開いているような気が…。
この山は、赤山地下壕の山とは別だ。
早速行ってみる。

やっぱりあった、壕口。

内部は、高さ 2m程度で、それほどきれいには掘られてないけど、案外広い。

しかも、思ったより深そうだ。
どんどんと奥へと進んでいく。

あ、なんか、急に掘削が丁寧になった。

壕床も、きれいに平面にされている。

しかしこの壕は、なんだか迷路みたいにいろいろな方向に掘られてるんで、もはやどっちに向かってるか、全く分からん。

しかも、変な分岐が多かった。

この壕を出てしばらく行くと、民家の裏手にコンクリートで固められた壕を発見。

近づいていくと、壕口には朽ち果てた車が…。

この壕はおそらく倉庫として作られているようだ。天井も高く、広い。
これはいくつかある枝坑の写真。

廃車の置いてある壕口以外は全て塞がれており、他に開口部は無かった。

外に出て、再び裏通りを歩くと、これまた大きい壕口が。
その時は赤山地下壕かなと思っていたが、今考えると、場所的にちょっと違うかも…。
ここは、また行ってみよう。

しかし、そこら中に穴があいてる。
ここは、すぐに行き止まりだったけど。

この穴は、赤山地下壕に続いていた。
内部にはブロックで壁が作られているが、中央に穴が開いているので通り抜けは可能だ。
ということで、館山あたりをぶらぶらと散歩してみたのだが、このあたりも三浦半島に匹敵するくらい、たくさんの穴が開いている。
もう少し時間をかけてちゃんと調べれば、まだまだいろいろな壕がありそうだった。
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