現状で残っている物は、大谷資料館の一部として公開されているものが有名だが、それ以外にもきっとあるはずだ。
ということで、早速見に行ってみた。

深夜0時過ぎに大谷に到着。
翌日の朝からの探索予定だが、そこら中に穴が開いているのがライトに照らし出される。
ちょっとだけ見てみようか…。
しかし、車から降りてみると真っ暗…。
恐すぎてシャレにならない。
穴があったら入りたい気分。
いやマジで…。

ちなみにこれが入手した当時の地下壕位置図。
ね、わくわくが止まらんでしょ(*´Д`)
こんなの手に入れたら、朝まで待てないよー。

てことで、大きめの穴に入ってみる。
なんか工事現場みたいだぞ!?

おー、なんか軌条が残されてる!!
地下工場かどうかは分からないけど、とりあえずテンションが上がる!!
怖さはもう無くなった。

しかし手すりの内側をのぞき込んだら心臓が止まりそうに驚いた!!

というのも、そこは巨大な立坑で、底が見えないくらいに深い。
当時階段だったと思われる残骸が壁に残されている。
ここに落ちたら多分死んでしまうだろう。

こんなところに長居したらホントに落ちちゃいそうだ。
とっとと先に行こう。
ちなみに、『夜にこんな所に入ったら暗くて危ない!!』って思ってる人いるかも知れないけど、ここ地下だから、昼間に入っても全く同じ状況ですよー。

あ、なんかブルーシートがかかってる。
あの向こう側に行けるかな!?

なんとか奥へと進んでいくと、瓦礫がたくさん落ちている。
壁に突き刺さった丸太は、おそらく当時の通路だろう。

先日資料館で見たこの写真の場所かも知れない。

反対側に目を向けると、こちらにも通路みたいのが残ってる!!

壁の切れ目から見えているのは別の空間だ。
どうやら外では無いようだ。
そのままどんどん進んで行くと!!!

あれー!?これって大谷石資料館の地下だ!?!?

先週撮った写真がこれ。
ね、間違いなく同じ場所。
なんだよー、大谷石資料館の地下につながってたのか。
ま、とりあえずここも軍需工場だったから、とりあえずは 1つ目発見(?)かな。

だけど、営業中はすごくいい雰囲気の地下空間も、電気が消えてると不気味だな。

とりあえず出口を探さないと、ということで、うろうろしていると、またまた立坑発見。

ここもとっても深そうだ。
この下の層に降りてみたいが、ここも階段が朽ち果てている。

石をつり上げていた滑車が残されてる。

なんとか下に降りられないものか。

ぐるっと回って行くと、この立坑は残土捨て場となっているようで、土砂がたくさんある。
土砂に埋まりながら下る事が出来そうだ。

yakumo氏が様子を見に行ったが、これ以上行くと死んでしまうということで、ここは断念した。

しかし、普通の地下壕と違ってものすごい高低差がある。

どんどんと進んで行くと、キャタピラの跡のような物を見つけた。

そのまま進んで行くと、外へ通じていそうな空間が…。

壁面を削って階段が作られているようだ。
どうやら外に出られそう。

ということで、無事に脱出成功!!
脱出しても、夜だから暗いけど(。-_-。)

とりあえずコーヒー飲んで休憩。
登ったり降りたりで、へとへと。
しかも、もう深夜2時だ。
明日に備えてそろそろ寝ないと。

車を駐めてた所に戻ってきたけど、やっぱり暗すぎて恐い…。
お化け出そうだよ。
恐くてたまらんので、灯りをたくさんつけて片付けをする。

その後道の駅に移動して車中泊。
キンキンに冷えたビールが美味すぎる!!
さて、いよいよ明日は新たなる地下工場を発見しに行くぞー。
山中に眠る、地下軍需工場へと続きます。
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