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[戦跡] 大谷石採掘場跡/中島飛行機地下軍需工場  2013-06-15

前夜のちょっとアレな探索から一夜明け、朝から地下軍需工場を探しに行く。


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まずは大谷の平和観音へやってきた。
この周辺の山の地下にはいくつかの地下工場が眠っているはずだ。




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周辺にはこのような穴がいくつも開いている。




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中には空間があるものの、どうやら石切場の跡のようだ。




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山肌を調べながら、山中をガサゴソガサゴソ…。




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なんか廃墟があるので行ってみた。
ここは『山本園大谷グランドセンター』という結構有名な場所のようで、色々な方が写真を上げている。




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内部は調査が入っているようで、いろいろな箇所にマーカーが入っている。




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大浴場の窓はいい感じで草生しており、ちゃんと写真撮ったらいい写真になりそうだった。




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ま、今回の目的はココじゃないので、廃墟を後にした。




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まるで三浦半島に散見するような壕がたくさんある。
これは、石切場跡では無いようで、車庫程度の広さにくり抜かれているだけだった。

おそらく所有者の石材業者が、車庫にするために切り出したのではないだろうか。




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そのまま山中へと入っていくと、明らかに怪しい門が。
しかし、警察に通報とか物騒な事が書いてあるので、そのまま奥へと進んでいく。




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またまた薮をガサゴソしていく。




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するとかなり広い平場に出た。
石切場跡の一角に、地下へと向かうなにやら怪しい場所を見つけたので、降りてみる。




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すると石切場の地下に、石切場とは明らかに異なる空間が!!
掘削方法からしても、地下軍需工場であったのは間違いないだろう。

壕口入り口には階段設備があり、壕内には電灯設備も残されていた事から、この地下壕は公開されていた時期があるのかも知れない。




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壕内は全体的にきれいに掘削されている。幅、高さとも4m近くある坑道が続く。




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総延長は 800m程度の小さな壕だ。




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道路に面しているのだろうか。
大谷石が積まれ、壕口が塞がれている。




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このあたりは幅は広いものの高さが 2m程度となっていた。




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坑道以外の遺構は残されていなかったが、大谷石採掘場の地下にこのような地下軍需工場が残されている事が確認できて満足(*´ω`*)

しかもここは埋め戻しも一切なく、アクセスも簡単だ。

うん、また来よう。




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せっかくなんで、上部も見学していく事にした。




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とりあえず内部へと進入!!
しかし…。




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ちょwwwものすごいヒビが…。

ここ、大丈夫かな!?




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内部は神殿風にカットされている。

おそらくここも公開されていたようだ。




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外へと通じている箇所がいくつかあるが…。




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かなりの高さがあるので落ちたら怪我じゃ済まなそう…。




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次に大谷景観公園に辿り着いた。
目の前にある岩肌の穴が気になる…。

公園と穴の間には川が流れており、渡るのはちょっと難しそう。
しかも、もし渡れても、高さがあるため穴まで辿り着けないだろう。

ま、穴の内部に大谷石が積んであるのが見えてるし、きっと他にも穴があるに違いない。

ということで、川に沿って岩肌を調べていくと…。




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やっばりあった、入れる壕口。

内部はかなり広く、期待が持てる。




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しかし奥は完全に土砂で埋まっている。
地下壕の位置図によると、この一角にある地下壕はかなりの大きさがあるはずなので、なんとか奥まで行きたい!!




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壕内を調べていると、高さ 1m程度の小さな横坑が掘削されているのを発見!!




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腰をかがめて進んで行く。




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予想通り 1本隣の大きな坑道へと出た。

しかし、ここも埋め戻しが…。
電気製品やら何やらを粉砕したゴミが混ざった土砂が大量に詰め込まれている。




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なんとか産廃の山を乗り越えていくと、光が見えた。

おそらく公園から見えていた壕口だろう。




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外はかなりの高さがあるためここから出入りする事は無理そうだ。




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本坑は見事なまでに産廃捨て場となっている。
奥は抜けているものの、30m以上匍匐前進を強いられそうなので、さすがに断念。

ま、どこか開いてるでしょ。




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開口部に近い箇所は土砂がほとんど無い。

しかし、石切場の地区のど真ん中に、この掘削。
ここもあきらかに地下軍需工場跡だろう。




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本坑は結局土砂に埋もれており、ここから別の場所へと抜ける事は出来なかった。




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狭くて高さのない横坑をいくつも潜ってここまで来たけど、まさかまた戻るハメになるとは…。
ひざと背中をズリズリしながら今来た坑道を戻っていく。




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一旦外へ出た後、また山肌を調べていたのだが、付近には入れそうな壕口は見つからなかった。




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しかし、この地区の地下壕は広さもあるためこの山の反対側にも開口している可能性が高い。
今回はここで時間切れとなったが、次回の探索はこの山の反対側から攻めてみようと思う。

しかし、時期的に薮がひどすぎて見つけるのは至難の業かも(*´д`*)

再探索に行ってきました!
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コメント

お疲れ様

やっぱりジオラマモードの写真は面白いですね、また行きましょう

  • 2013/06/16(日) 00:14:41 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

ここは以前普通の観光レベルで行きましたけど、こんなことになっていたんですねぇ。あらためて昔の人はがんばっていたんだと思います。

  • 2013/06/16(日) 09:43:55 |
  • URL |
  • Kei.I. #-
  • [ 編集 ]

> yakumo さん

うん、次回は資料館側の山肌の徹底調査ですね-。
薮がすごい事になっていそうだけど…。

これだけの土砂を搬入していると言う事は、壕口近くまで車道があるのは間違いないだろうし、重機が壕内まで進めるほどの坑道があるはず。
見つけたいー(*´д`*)

> Kei.I. さん

え?え?
一般公開されていた時に行った事があるんですか!!!
それとも、観光レベルの探索に来たっていうことなんですかね?
いずれにしても、何か知っている事があれば教えて欲しいです!!

お疲れ様です。このエリアのレポ期待してます。くれぐれも隠密行動で!

  • 2013/06/16(日) 23:40:08 |
  • URL |
  • yopo #mQop/nM.
  • [ 編集 ]

> yopo さん

見つけられるかは分からないですが、ガサゴソしてみようかと(`・ω・´)
日が合えば、yopoさんも是非!

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