Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 大井海軍地下壕探索  2013-12-31

2013-12-31

先日訪れた大井海軍の地下壕だが、前回は時間切れとなってしまったので再び行って来た。


131230_003137.jpg
前回同様に、焼津駅前温泉センター、通称、黒潮温泉で仮眠する。




131230_113959.jpg
翌日、早速探索へと向かう。
今回は、前回降りた谷の反対側よりのアクセスだ。
こちら側には地震観測所の廃墟があり、斜面を下るのが多少楽だからだ。




131230_114420.jpg
斜面を降りていくと、地震観測所の跡地を発見。




131230_114454.jpg
海軍の地下壕を再利用した施設で現在は使用されていないのだが、施錠されたままのようで中に入ることは出来ない。




131230_115451.jpg
しかし、元々が地下壕だったため、周辺には壕口がいくつか見受けられ、その中の一つに突入することにした。




131230_115617.jpg
壕口は大きく開口しており、多少背中を擦りながらも容易に進入出来た。
内部に風の流れは全く無く湿度も高い。
奥は完全に閉塞だろう。




131230_115640.jpg
壕内に入ると、高さ、幅とも2m程度のガレた坑道が続いている。
あまりにも高い湿度で、カメラのレンズがたちまち曇る。
拭き取ってすぐに撮影しないと、ボケボケな写真となってしまう。




131230_115900.jpg
奥へと進んでいくと、先ほどの施錠された壕口から続いていると思われる、セントル巻きの坑道があった。




131230_120507.jpg
セントルとの隙間を進んで行く。




131230_121443.jpg
残念ながら先へ進んでもセントル巻きの内部へ通じている場所は見つからなかった。
しかも、盛大な瓦礫と共に奥は閉塞。
どうやら埋め戻しされているようだ。




131230_121940.jpg
工場として掘削されたのか、随分と広く掘られている箇所もある。




131230_122114.jpg
総延長数百メートル程度の壕のようだが、あまりにも高い湿度と息苦しさで、早々に壕を出た。
ちなみに、コウモリやカマドウマも棲息していたし、酸素濃度計のアラームも鳴らなかったので、酸欠の心配は無さそうであるが、この壕はあまりに不快指数が高い。
体中既に泥と埃まみれだし(*´д`*)




131230_123346.jpg
と言うことで、谷の反対側にある壕へと向かう。
この写真の丁度真ん中に壕口が写っているが、行政が掲げている『立入禁止』の看板がいい目印となってしまっている。




131230_125133.jpg
ウェーダーに履き替え早速壕内へ。
こちらの壕は先ほどの壕とは比べものにならないくらい快適。
水温は冷たいものの、壕内温度は12度程度ある。




131230_125212.jpg
壕内には水が湧き出ている場所があり、そのおかげで壕床に溜まっている水はとても澄んでいる。




131230_125408.jpg
もっとも、ジャブジャブと進んで行くので、たちまち水は濁ってしまうのだが。
水深は、深いところで腰上程度なので、ウェーダーがあれば問題無い。




131230_125617.jpg
壕内は分岐も多く、複雑な作りとなっている。
総延長は1000mを超えているのではないだろうか。




131230_125740.jpg
上部の壕へと接続している立坑。
前回の探索上から覗いていた場所だ。




131230_130048.jpg
各々、別の坑道を通り奥へと進んでいく。




131230_130351.jpg
だんだんと水が引いてきた。




131230_131420.jpg
盛大なガレ場を乗り越えていく。
まだまだ奥がありそうだ。




131230_131912.jpg
ガレを乗り越えたその先は乾いた空間となった。
水没区間はもう無さそうだ。




131230_132023.jpg
しかし水没区間は無くなった物の、ガレてて立って歩けない。




131230_132552.jpg
最奥部はほとんどこんな感じだったが、埋め戻しという感じても無かったので恐らく掘りかけなのでは無いか。




131230_132820.jpg
濁った水没区間を壕口に向け戻っていく。




131230_133558.jpg
この壕は壕口に近付くにつれ水位が増しているのだ。




131230_133754.jpg
水没区間に下層への立坑が無いのは確認済みだが、やはり濁っていると進むのが怖い。




131230_133857.jpg
遺構は、支保工が少しあるくらいだったが、とりあえずぐるっと回れたので満足(*´д`*)




IMG_20131230_134811.jpg
でも、そろそろやばかったLX7がついに瀕死の状態に\(^o^)/
鏡筒を引っ張らないと起動しなくなったので、同型機をまた買うことに…。

直してみました(='ω')ノ



131230_141755.jpg
そして地獄のような斜面をよじ登って車へと戻った。




131230_151441.jpg
時間がちょっと余ったので、地元民の空母欲奈さんに、金谷駅近くにある廃SLへと案内してもらった。




131230_151836.jpg
運転台によじ登ってみると、石炭投入口が口を開けていた。




131230_152436.jpg
後部には客車も放置されている。




131230_152915.jpg
列車側面にはクハと書かれていたが、なにやら運転台もあるようだ。




131230_153651.jpg
上部には、ちょっと懐かしいスイッチボックスが(・´ω`・)




131230_153034.jpg
客室自体はラウンジ風に改造していたのか、後付けの手すりや椅子が残されている。




131230_153113.jpg
最後部から見下ろすと、今にももぎれてしまいそうな連結器がぶら下がっていた。




131230_154239.jpg
列車から降りると、yakumo氏が列車の上部を撮影していた。




131230_194607.jpg
ということで、おみやげたくさん買って帰りました(^^)ノ


セントルの内部に入ってきました

関連記事

コメント

凄い探検魂ですね!

装備と根性が凄いです。
くれぐれも事故には気をつけてくださいね
来年も宜しくお願いします。

  • 2013/12/31(火) 21:04:32 |
  • URL |
  • Hans #wLMIWoss
  • [ 編集 ]

こちらこそ、よろしくお願いします!
事故の無いように、探索その他やっていきます。
今年も楽しく行きましょう(*´ω`*)ノ

お疲れ様

そうですか、お亡くなりになりましたか・・・・
自分も先日、壊れたカメラと同機種を買い直し、基地祭用に新型を買い、分離して使う事にしました。
カメラもウエイダーも必要経費として消費される運命に・・・とのさんも自分と同じになってきましたな!

  • 2014/01/01(水) 14:34:53 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

防水・防塵のカメラで暗所に強い機種があればいいんですけどねー。
基本的にフラッシュ無しの写真を使いたいんですが、防水コンデジは暗所には弱いですし。
かといって、一眼レフ持ち込むと機動性が落ちちゃうし、悩みどころですな。
ま、とりあえずは使い慣れてる同型機を注文します。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/221-d53cbd33
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)