素掘りの隧道が4つ連続で掘られていると言うことだが、素掘りの隧道と言うだけではそれほど珍しくはない。
なにやら隧道の周辺に良く分からない穴が開いているのだという。
良く分からないというのが気になるので、見に行ってみることにした。
ちなみに、最初に言っておくが、見に行ってもやっぱり良く分からないままだったwww

新東名の森掛川インターから南下すること 10分。
広い敷地の種工場の間近にその隧道はあった。

現在の地図にも隧道はしっかりと描かれている。

早速、隧道に向かって歩いて行く。
すぐに隧道が見えてきた。

坑口付近の崩落から通行者を守るためか、内部はセントルにより完全にガードされているようだ。
高さ制限は 2.3mのようだが、見た目はもっと高く感じた。
この先、もっと低い隧道が出てくるという事か。

内部には照明は無く薄暗いが、セントルで巻かれているので不気味さは無い。

北側の坑口も、上部が崩落して隙間が開いている。
セントルの周辺には坑門状に石材が積まれている。

と思ったら、石材じゃ無くて発泡スチロールだよ、なんだこりゃ( ゚д゚)

おっ、早速トンネル付近に穴発見!!
コレが謎の穴か!?
じゃ、早速、おじゃましま~す(*´д`*)

しかし奥行きは20m程度しかない単独壕だった。
作りは倉庫のようだが、こんな場所に??
たしかに謎の穴だ。
浅すぎてつまらんけど。。

謎の穴は浅く、見るべき物も見つからないので穴を出て先へと進んでいく。
すぐに次の隧道が現れる。
今度は完全な素掘りむき出しの隧道だ。
掘り方が特徴的だが、上部が崩落してこの形になったのかも。

反対側から内部を見ると、かなりいびつな形をしているのが分かる。

隧道の坑口付近には謎の穴がまた現れる。
掘られている方向的にも、道とは関係なさそうだ。
進入防止のためか網が張られているので、季節によっては草木に覆われ完全に分からなくなりそう。

内部の構造は先ほどの穴と変わらない。
奥に向かって少し下っているが、水没は無い。

天井にはたくさんのコウモリが眠っていた。

奥はやっぱり閉塞。
うーん、つまらん…。

お次の隧道は、またまた変な形。
やたら中央部分が高い。
隧道上部には、写真じゃ分かりにくいけど微妙な掘り割りが。
隧道が掘られる前は、あの高さで峠を越えていたのだろうか。

反対側から見てみると、隧道上部の掘り割りがはっきりと分かる。
yakumo氏が登っていったが、遺構は何も残ってはいなかった。

好きな人にしか全く理解されないと思うが、なんという素敵な光景(*´д`*)

低い薮の奥にまた横穴が。
今度は奥が見えている。

足場の悪い平場を進んで行くと、この横穴は盛大に水没。
しかも、不法投棄で内部は荒れていた。
奥の掘削形状を見る限り、この壕は掘りかけなのだろう。

4本目の隧道は、きれいに掘削された素掘りの隧道だった。
岩盤が固いせいか、とても安定して見える。
路面の平らさと壕内の岩盤のごつごつした感じの対比が素晴らしい。

4本の隧道を抜けた先には、カーブミラーと高さ制限の規制標識が。
ん? 2.2m!?
さっき1本目の隧道の前に 2.3m って標識あったよね!?

路面だけ見るとまるで廃道のようだが、これでも現道として使用されているようだ。
しかし軽トラ同士でも離合出来る場所が限られる程に道は狭い。

と言うことで、謎は全く解明されるどころか、ただ見てきただけのゆるゆるレポなんで、完全なボツ企画だったのだが、最近探索にも行ってないし、とりあえず上げておくか、的な('A`)
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