
東金駅近くに車を停め、細い道を上がっていく。
そこから藪の中に突入すると、やがて壕口が見えてきた。
早速、中へと進入する。

内部は馬蹄形に掘削されている。
ま、よくある洞窟陣地だ。
階段状の上り坂を登っていく。

内部は結構広い。
どんどんと奥へと進んでいく。

壕にはいくつかの抜け穴が開いていたが、岸壁に開口しており、落ちたら怪我じゃ済まなそうだった。

すれ違いも困難なほどの坑道が続く。

ということで、一通り内部を探索し、外へ出る。

ものすごい切通しの坂道を下り、車へと戻る。
この坂はガンガン坂と呼ばれているらしい。

車に戻り、上総一ノ宮へと移動する。
九十九里有料道路を走ると、あっという間だ。
道路脇になんか穴があるので取り合えず潜ってみる。

壕口は狭かったが、内部は結構広そうだ。

崩落により内部の状況は良くないが、丁寧に掘削されていたようだ。

道路沿いの斜面に沿って、坑道が伸びている。
倉庫として使用していたのだろうか。

その後、当時の軍道跡を辿っていくと、壕口が。

壕口から内部を覗いてみる。
これまたきれいに掘られている。

内部は分岐も多く結構広い。
取り合えず、階段を上っていく。

この壕はコウモリが多い。
あちこちにコウモリがぶら下がっている。

外は埋まっているが、銃眼がある。
掘りかけなのも!?

分岐が多く、自分がどっちを向いてるのか分からなくなってきたwww

このあたりは広いけど、崩落がすごい。

そして奥へと更に進んでいくと…。

天井に、体長数センチのこうもりの子どもがたくさん寄り添っている!
顔はハムスターというか、ネズミ顔していてとってもかわいい!!!
この時期は繁殖期なのか!?

そろそろ夕方に近くなったが、更に次の壕へ向かって藪をがさごそ。

なんというきれいな壕口!

早速内部へと。

内部を探索しながら奥へと進んでいくと…。

なんと!階段が!!
どんどん登っていく。

しかも、かなり上まで続いている。

階段を上り、進んでいくと…。

兵員待機室みたいなのが掘られていた。
きれいに椅子状に掘削された岩盤がすごい。

そのすぐ先には銃眼が。
ずいぶんと大きな銃座付きの、立派な銃眼だ。
銃眼から外を見下ろすと、街道が見えていた。

一通り内部を回ったので外へ出る。

yakumo氏がものすごい急斜面を下って周辺を調べていた。

そろそろ帰ろうと、舗装路を歩いていると、あんなところに壕口が!!

内部を懐中電灯で照らしてみると、奥に曲がり角が見えてる。
閉塞部が見えていなく、奥が気になるので、とりあえず入ってみる。

狭い壕口に体をねじこんで内部に入ったものの、曲がり角を折れて数メートルで壕は閉塞していた。
崩落している感じではないので、これで完成しているのか、掘りかけなのか。
いずれにしても、浅すぎて残念(・ω・)

というわけで、一日かけての、東金~上総一ノ宮周辺調査は終了。
今回はかなり駆け足で広範囲を回ったが、各物件ごとの詳細調査もしてみたい。
未発見の壕や遺構もまだまだたくさんありそうなので、今後もこの地区を回ってみたい。
って、三重県の半田に栃木県の大谷、そして千葉県の東金周辺と、調査途中の地区が増えてきた…。
ま、気長に潜って行こう。
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