そして最初の半田磨洞温泉探索から早くも3年近くの月日が過ぎた。
今回は、またまた秘密兵器を準備して、旧磨洞温泉本館に潜って来た。

金曜日の仕事終了後、高速も乗らずに横浜から三重県へとクルマを走らせる。
三重県は何度も下道で往復しているが、国道1号線バイパスだけで無く、国道23号のバイパスも整備が進み、以前では考えられないくらい快適に行き来できるようになってきた。
この写真は国道23号バイパスの写真だが、まるで高速道路のような高規格道路。
岡崎付近の東名高速道路の60Km/h区間と比べたら、こちらのほうがかなり快適だ。

翌土曜日の日中は、鈴鹿市内にて買い物したりオイル交換したり温泉入ったり。
そして、夜になり、道の駅関宿にメンバー集合!!
この日は、全国各地より6名のメンバーが集まった。

そして深夜まで飲み会は続く。
体が芯から冷えるが、日本酒が美味しくてなかなかお開きに出来ない(^^;
この日の三重県関付近の最低気温は8度。
どうりで寒いはずだ・・・。

翌日は朝からめっちゃ快晴!!
やったね!
ま、どうせ地下に潜るから関係ないけど。

ということで磨洞温泉に到着。
あぜ道を連なって走るアヤシイ集団・・・。

そして取りだしたのは今回ぱぱんさんが入手してきてくれた秘密兵器、ゴムボート。
価格は7~8万円程度で買えるようなのだが、床板もあり、非常にしっかりしている。

水場も無い畑の片隅で早速空気を注入する。
怪しさこの上ない。

そしてそのボートを山肌へと運んでいく。

壕口に到着。
この奥には、ウェーダーでは進んでいくことが出来ない水没空間が広がっているのだ。

ボートにキズを付けないように、慎重に壕内へボートを運び入れる。
ボートの重さは20Kg程度だが、壕口からは急な斜面となっており、足場は非常に悪い。

なんとか無事にボートを水没部へと浮かべることが出来た。
今までは、この壕口周辺しか探索出来なかったのだが、今日は奥まで行けそうだ。
これは期待が高まる!!

ボート自体は4人乗りなのだが、取り回しや安全を考えて2名づつ出航することに。
やばい!!
このボート、船の上で立てるほどに安定してる!!
立たないけど。

ボートを奥へとどんどん進めていく。
今までウェーダーでは行くことの出来なかった空間が広がる!

しばらく進んで行くと、天井部分に大きな穴が開いている所に来た。
そう。これは以前上からのぞき込んで入るのをあきらめた穴だ。

こうやって、上から見るだけだった場所にやっと入ることが出来た(*´д`*)

かなり広い水没区をボートで回って行く。
ストックで壁を突くと、凪いだ水面をボートは滑るように進んで行く。
正直ボートから降りたくなくなるほどに快適だ。
でも、地下坑道に慣れていない人は、広いし景色も似ていて迷いそうだから真似しないでね☆ ←

ちなみに、操船と照明と撮影が同時進行なので、けっこう忙しい。
しかも、釘にでもぶち当たったらシャレにならないので、結構緊張する。

最深部付近にて陸地を発見。
というか、ここには壕口があったようだが、埋め戻されているようだ。
照明を消すと完全な闇。
どうやら隙間は全く無いようだ。
酸素濃度が心配だが、手元の酸素濃度計は正常値を示していた。

水位が上がっているのか、天井が下がっているのか、頭上の空間がやたらに狭い坑道だ。
そのおかげで、天井にストックを突き、操船することが出来た。

壕内を回り、かなり満足(*´д`*)
そろそろ戻ることに。

進水した壕口付近が見えてきた。

ボートの空気を抜き、ひとまず撤収。
ボート楽しすぎwww
これクセになるわ。

車にボートを戻し、簡単な昼食を済ませ、午後からは前回見つけた地下2階部分を調べに行くことに。
相変わらずの激薮をかき分け、壕口へと進んで行くと・・・。
後半へと続きます・・・。
同行のよとと氏が動画レポ上げてます
動画レポはこちらです → http://youtu.be/bzioxW7LEw8
よとと氏のページはこちらです → http://sputoyo877.com/
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