
地下壕を後にし、今度は地上建造物の基礎が残されているというので見に行くことに。

敷地内の建物自体はほぼ撤去されていたが、基礎部分が残されていた。
まあ、見るべきところはほとんどない。

yakumo 氏が、壁面の上部に立っている。
落ちそうで怖いからやめてーーー(^O^)

その後園内を進んでいくと、圧力計の付いたバルブを発見。
この施設を買い取った企業が、ここに温泉施設を作ろうと温泉の試掘を行ったらしいが、これがその温泉か!?

バルブを開くと透明な水が噴き出した。
温度自体は高くは無かったが、温泉独特のぬめりのある水だった。
しかも、海の真横なのに、まったくしょっぱくは無かった。 ← なめるなよ(・ω・)

その後も園内をうろうろする。
動物がいただろう池を発見。
もちろん今は誰もいない。

ここは、プールだったのだろう。
残された滑り台が滑ってくれる人をじっと待っていた。

地上建造物は全て撤去されていると思われたが、残されている建物を発見。
早速入ってみる。

なんか看板がある。

覗きこんでみると、どうやら地下へ降りられるようだ。
奥に目を向けると、さらに地下も見えている。

行ってみると、地下2階部分は水没しているようだ。

地下の部屋に残されてる、制御盤。
汚水処理制御盤と書いてある。
ということは、水没ではなくて、この下は水槽になっているのかもしれない。

変電設備と書かれている部屋。
フォントが素敵だ。

この部屋の中には、見たことの無い機械が設置されていた。
これって、何してるんだろう。

同じ部屋に設置されていた、巨大な変圧器。
まだ使えそうだ。

当時園内にホテルがあったというので、その跡地へと向かう。
地上設備は撤去されているらしいが、地階部分は残っているという。
これがホテルへ通じているトンネルのようだ。

当時は扁額のように設置されていたのだろう。
ホテル入口とか書かれていたのか。

ホテル営業時は、軍需工場時代のトンネルに近代的な巻き立てを設置していたようだ。
どんどんと奥へ進むと・・・。

大きな広場へと出た。
足元には巨大な穴が開いている。
降りることは可能そうだが、ロープが無いと上がれなそうなので、ここには入らなかったが、方向的には海の方へ通路が続いているようだ。

広場の山肌にある壕口を覗くと、エレベーターの看板が。
ここを進めばホテルの地階部分へと進めそうだ。

がれきを乗り越え、奥へ進んでいく。
壁面には営業当時の写真が飾られていた。

きれいに手入れされた芝生や、整備されてる園内だ。

右手に大きくカーブしながら、坑道は続く。

やがてエレベーターが見えてきた。

エレベーターのドアの隙間からは大量の瓦礫が見えていた。
上部から瓦礫を詰め込まれたのか・・・。
左手のドアは固く錆びついて開かなかったが、下側が大きく開口していた。
早速、ここから入ってみる。

ドアを潜り抜けると、思った通り、階段が設置されていた。

細かい瓦礫を踏みしめ、登っていく。

だんだんと瓦礫の量が多くなってきた。

行けるところまで行こうと登って行ったが、これ以上登ると死んでしまいそうな雰囲気。

見上げると、手すりの上部にまで大量の瓦礫が。
重量的にも非常にやばそうな感じ。
これ以上登っても、上に抜けられなかった場合、降りるのが危険そうなので早々に撤収。

外に出て、辺りを探索する。
ここにホテルが建っていたのだろう。
エレベーターがどの場所かは分からなかった。
安全のため、塗り固められているのかもしれない。

深夜1時を過ぎた。
明日の探索も控えているので、そろそろ戻り始めることに。
大きなトンネルを抜けていく。

その後、見覚えのある模様が塗られたトンネルが。
来るときはこのトンネルの反対側から入り、途中を曲がり別の場所から出てしまったが、このまままっすぐ行けば戻れるはず。

トンネル内部の両脇には所々にこのような横穴が掘られている。
戦前は火薬の貯蔵庫として使用していたのだろう。
行川アイランド営業時にこの横穴は、フラミンゴ園だったようで、看板がいくつか残されていた。

そのまま奥へと進んでいくと・・・。

ポンプ室のような部屋を発見。
内部は瓦礫で埋め尽くされているようだ。

天井部分には穴が開けられており、太いケーブルが何本も降りてきていた。

同じ壕の別の場所にも似たような穴が上方に向かって掘られていたので、この穴は火薬庫時代に既に掘られていたものなのだろう。

見上げてみると、60cm程度の穴が上方に伸びている。
上に抜けているのかは分からないが、日中に見上げてみれば、貫通しているのか分かるかも知れない。

トンネルを抜け、また藪を漕ぎながら車へと戻る。
そして車へ戻りエンジンをかけると、どういう訳か常時表示させているバックモニターが映らない。
他にも、アクセルコントローラーやサイドカメラが動いていない。
これらは同じ場所から電源を取っているので、電源周りが原因という事はすぐ分かった。
後でコンビニでインパネ周りをばらしてみたところ、25Aの管ヒューズがどろどろに溶けて切れていた。
原因は分からないが、手持ちのヒューズと付け替えると、何事も無かったかのように復旧した。
もちろん、いままで何年も、このヒューズが切れたこともない。
ヒューズは劣化して切れるものではないし、明らかに高圧が加わり切れていたのでなんだか気味が悪い。

そして翌日の探索の最中、何でもない場所でのUターンでスタック。
1時間近くかけ、スコップで掘り、板を使って何とか脱出。

これは場所が悪かっただけと信じたいが、今までもっとひどい場所に平気で突っ込んでるのに・・・。

しかもその数時間後、今度は落ち葉に隠れた凹みに後輪を取られスタック。
ここでも板とレンガを使用し、何とか脱出・・・。
これって、ただの偶然だよね?
霊的な何かじゃないよね(´・ω・`)
- 関連記事
-
-
石川県にある此ノ木隧道を見に行ってみた 2022/06/13
-
[戦跡] 浅川地下壕探索~後編 2012/08/13
-
足尾銅山の火薬庫を見に行ってみた 2022/07/29
-
[戦跡] 陸軍関ヶ原火薬庫跡を見に行ってきた ~ 前編 2017/01/10
-
[戦跡] 日吉地下壕探索 2021/05/31
-
[戦跡] 川崎市にある地下壕に潜って来た 2021/07/02
-
[探険] 津市半田地区で謎の地下物件発見!?-前編 2012/12/19
-