
遊歩道入り口にクルマを駐め、準備する。

遊歩道を上がっていけば謎の穴があるという事だが、老朽化のため遊歩道は通行止めに。

遊歩道入り口を塞ぐように通行止めの看板が立てられてる。
てか、こんな看板設置するお金あるなら、遊歩道整備すればいいのに…。

ということで、早速通行止めの遊歩道を進んで行く。

遊歩道を少し逸れると、広場に出た。
この写真だと分かりにくいが、ボックスカルバートを埋め込んだトンネルがある。

これがそのトンネル。
向こう側に抜けると海側に出られるようだ。
このボックスカルバート、よく見ると左右に隙間が開いている。

その隙間に入って進んで行くと・・・。

なんと、横穴が!!
これはどこに続いているんだろう。

横穴を進んで行く。
案外深い。

横穴は別のトンネルにつながっていた。
更に進んでみる。

トンネルを出た先には踏み跡が続いていた。
踏み跡に沿って進んで行くとまた穴が・・・。

おー、盛大に水没している。

奥を見ると、貫通しているようだ。
情報によると、この穴は右側に小部屋がいくつも掘られているという。
これは水没を越えてでも見て見たい!!

靴下を濡らしながら進んで行くと、確かに横穴が!!

中を照らしてみる。
ん?
床に何かある。

近付いてみると、井戸のような、水溜のようなものが掘られている。
なんだろうこれは。
しかし、溜まっている水はきれいだ。

本坑から小部屋へと続く横坑は、日本軍の洞窟陣地の掘り方に酷似している。
軍関係の施設だったのか!?

隣に掘られれている別の部屋。
ここも、狭い横坑によって本坑と接続していた。

天井からは鍾乳石が垂れ下がっていた。

本坑の一番奥へと進んでいく。

壕口には土嚢が積まれている。
自分は良く知らないのだが、この土嚢は自衛隊仕様の物らしい。
ということは、この場所は自衛隊の管理地なのかもしれない。

壕口を抜けると、漁港を見下ろせる。
有事の際にはここから敵船を攻撃することが出来そうだ。

土嚢が積まれているおかげで、壕口は埋まること無く形を保っていた。

この壕は洞窟陣地みたいな掘り方と、倉庫壕みたいな掘り方が混在した面白い壕だ。

でもそれほどの広さは無いため、すぐに探索終了。
また、靴下を濡らしながら壕外へ戻る。

そして先ほど抜けてきたトンネルへ。

行きはボックスカルバート脇の横坑からこのトンネルへと来たが、そのままトンネルを抜ける。

なるほど、ボックスカルバートの突っ込んであるトンネルと、今出てきたこのトンネルが、狭い横坑によりつながれていた訳か。

このあと、海側の壕口を外から探しに行ったのだが、見つけることは出来なかった。
うん、なかなか秘匿性も高そうだ。
千葉県には、これ以外にも謎の穴が無数に存在してるみたいなんで、今週末も茂原、東金方面に探索行って来ますー。
なんかすごい物件があるみたい(*´ω`*)
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