
千葉県は館山市にある赤山地下壕に行ってきました。
会社の後輩2人と前日の夜中に出発し、三浦半島の某海岸でテントで野営しました。
ちなみに赤山地下壕は終戦間近に掘られたとされていますが、記録が残っていないため詳細についてはよく分かっていません。

朝になり東京湾フェリーにて金谷港に移動。そこから館山まで下ります。

壕内は年間を通じてひんやりしています。壕内には発電所跡もあり、大規模な施設であったことをうかがわせます。側壁に碍子の一部が残っていたり、天井に煤の跡が着いていたりと、現役当時の様子を偲ばせる物も、ごく僅かではありますが残っていました。
素堀の壁面には無数のツルハシの跡も残っています。

見学可能な通路は壕内のごく一部のみですが、照明設備が完備されていますので誰でも簡単に探索することが可能です。
受付で住所や氏名を記入しヘルメットと懐中電灯をお借りして壕内に入りますが、貸してもらえる懐中電灯は正直使い物にならないほど暗いので、強力な物を持参した方が良いかも知れません。

この壕内地図の色つき部分が、立ち入りを許可されている範囲となります。
現地にある順路表示とは多少異なりますが、立ち入り禁止になっておらず、探索可能な場所に色を付けました。ただし、照明設備がある順路は一本道となっていますので、くまなく探索するには強力懐中電灯必須です。

この壕に入るのは実は 3回目なのですが、壕内の某所にとても気になる場所があります。
そこは立ち入り禁止エリアとなっていますので基本的には入ることは出来ません。
ライトで奥を照らしてみるとかなり先まで掘られています。
しかし、公表されている壕内地図と合致しない気がするのです。
壕内地図では一本道となっているはずが、なんだか大きな部屋の広がりを感じます。
なんとか合法的にここに進入できないか考えましたが壕内からの進入は無理そうでした。
柵自体は非常に簡単な物なので乗り越えるのは簡単ですが、「立ち入り禁止」と明記されています。
受付で、「順路以外への進入はどこかで許可が取れるのか」と聞いても「無理」の返事。
以前、館山市教育委員会に問い合わせた際も「個人での進入許可は出せない」と言われました。
そこで、ある方法を思いつきました。
壕内地図をみるとこの壕はいろいろな場所から外部に接続しています。
もちろん道路に面している部分にはしっかりと進入禁止の柵がありますが、山の中のどこかに塞がれていない穴があるのではないか。
もしたまたま山歩きをしていてその穴から壕内に迷い込んだらこれは合法では!?
まあ、これはあくまで妄想ですが、いつか地下壕の閉塞点まで行ってみたいですね。
行っちゃいました(・ω・)
※壕内を確認した限りでは監視カメラや赤外線センサーは一切ありませんでしたが、
どのようなトラップが潜んでいるか分かりません。行動は全て自己責任ですよ!
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