Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] ちょっと夏島地下壕と貝山地下壕行って来た  2015-09-09

静岡県在住の探索仲間が横須賀に潜りに来るというので、案内がてら夏島地下壕と貝山地下壕に一緒に潜って来た。


_150906_093335.jpg
以前夏島地下壕に潜ってから期間が空いているので、何か変化があるのかも楽しみだ。




_150906_093335b.jpg
夏島の1層目には大きく分けて 4つの壕がある。
その他にも、単独の物や、完全に塞がれており進入不可能な物、そして、裏側のJAMSTEC (海洋研究開発機構) 敷地内にある壕もあるのだが、今回はとりあえず A→B→C→D の順に潜った。




_150906_093811.jpg
まずは A壕へ。
ここの壕口は 1m近い大穴が斜面にぽっかりと口を開けている。
この時期でも草に埋もれず丸見えだ。




_150906_094038.jpg
壕口から内部へと進入すると、すぐに檻のようなものが。
その奥には広い空間が広がっている。




_150906_094256.jpg
と言っても、ここ夏島にある壕の中では、これでも小規模な壕なのだ。




_150906_094739.jpg
奥には小さい通路が口を開けており、さらに奥へ進むことが出来る。




_150906_095926.jpg
現在は塞がれてしまっているが、外へ続く通路が何本か走っている。




_150906_100638.jpg
壕口から続く檻を内部から見てみる。
壁面がとてもきれいに掘削されている。




_150906_101019.jpg
A壕を出て、続いて B壕の前まで来た。
この壕は戦時中に航空機を格納していたため、巨大な壕口がいくつも存在する。




_150906_101313.jpg
コンクリートで封鎖された壕口の内側へとやってきた。
この B壕はここ夏島1層目では一番大きい壕だ。




_150906_102253.jpg
体育館ほどの空間が山の内部に眠っている。
その周りには、いくつもの枝坑が伸びている。




_150906_102432.jpg
どの枝坑も掘削がとても丁寧だ。
足下には土砂が堆積しているが、このあたりに大きな崩落は見られない。




_150906_105024.jpg
案内しながらどんどんと奥へと進んでいく。




_150906_110219.jpg
まるでバーカウンターのように壁面がえぐられている。




_150906_110602.jpg
巨大空間の脇には、ちょっと高くなった通路のような物が設けられている。




_150906_110711.jpg
その通路からさらに枝坑が伸びている。




_150906_110845.jpg
真っ暗な坑道を進んで行くと・・・。




_150906_111016.jpg
通路に沿って、小部屋がいくつも掘られていた。




_150906_112720.jpg
東側の塞がれた壕口付近は盛大に崩落している。
天井から落ちてきた巨大な土砂が山を作っていた。




_150906_113207.jpg
その後も枝坑を順番に調べていく。




_150906_113951.jpg
これはなんだろう。
以前は魚雷を運ぶ為のものかと思っていたが、そもそも魚雷って、こんなに大きい物なのか!?




_150906_114623.jpg
だいぶ駆け足だが、 B壕をぐるっと回ってきた。
先ほど進入した巨大壕口の隣の巨大壕口から脱出。




_150906_115101.jpg
しかしこの時期は薮が多くて大変だ。




_150906_115516.jpg
続いて C壕へと進入。
この壕には木製クレーンの遺構など、見所が多い。




_150906_120018.jpg
壕口から入ってすぐの小部屋には、機械台座が残されている。
天井の碍子の他に、地下にもケーブルを通すためのパイプが埋め込まれていた。




_150906_120033.jpg
壁面に残されている吸音材。
ここには発電機か何かが設置されていたのではないか。




_150906_120529.jpg
奥へと進んでいくとクレーンの基礎が坑道の両脇に並んでいる。
鉄骨は全て切り取られていた。




_150906_121416.jpg
そして、この壕にはちょっと謎の空間がある。

碍子がたくさんある通路を進んで行くと・・・。




_150906_121438.jpg
広い空間にたくさんの廃材が積み重なっている。




_150906_121736.jpg
この廃材は、ここに設置されていたクレーン本体と、壕内に巻き立てられたコンクリートが剥がれ落ちた残骸なのだ。
かなり大きいクレーンがここに設置されていたようだ。




_150906_122303.jpg
しかし、クレーンの規模と裏腹に、出入り口はこんなに小さい。
中央部は戦後、コンクリートで塞がれたのだろうが、石組みの部分は当時のままだろうと思う。
残されている木枠の内側には大きな扉が取り付けられていたようだし、ちょっと意味が分からない。




_150906_125907.jpg
C壕を出て、最後に、D壕へと入り込む。




_150906_130129.jpg
この壕は特徴的な彫り込みが多数見られる。
また、奥の方にはビンやレンガの残骸などがたくさん落ちていた。




_150906_130405.jpg
掘り方も、直線的で特徴がある。




_150906_130747.jpg
初めて潜っている時のわくわく感は全く無いが、とりあえず構造が複雑で迷いそうで楽しい(*´д`*)




_150906_131248.jpg
方向感覚を失わせる、ゆっくりとカーブした通路もある。




_150906_131534.jpg
規模は小さいが、夏島の 1層目では一番好きな壕だ。




_150906_131643.jpg
しかもこの壕には地下階層も存在している。




_150906_131831.jpg
壕の一部を掘り下げている理由は、おそらく外部への接続部 (壕口) の高さを合わせるためだと思われるが、内部で高低差がある地下壕は楽しい。




_150906_131855.jpg
奥へと進んでいく。




_150906_132209.jpg
図で見ると小さく見える壕だが、歩いてみるとかなりの広さだ。




_150906_132517.jpg
足下がぬかるんできた。




_150906_132539.jpg
その先の小部屋には大量のレンガが。
昭和窯業と書かれているが、現在、同名の会社がたくさん存在しているため、どこの会社の物かは分からない。




_150906_132622.jpg
迷路のような坑道をさらに奥へと進んでいく。




_150906_133736.jpg
水没している時期もあるのだろう。
壕床がぬかるんでいて歩きにくい。




_150906_134618.jpg
不思議な彫り込みのある部屋だ。
排水溝にしては場所もおかしいし、なんだろう。




_150906_135124.jpg
緩いスロープと、彫り込まれた壁面。
とても丁寧な掘削だ。




_150906_140520.jpg
塞がれた壕口付近で見つけた、『忠』の彫り込み。
ノミでの掘削跡を面取りして掘られているため、おそらく落書きでは無いのだろう。

これで、夏島の 1層目にある主要な壕は全て回ったことになる。
せっかくなので、2層目の壕もちょっとだけ見に行く事にした。




_150906_142139.jpg
2層目の壕へとやってきた。
夏島の2層目の壕はとても広い。
しかし、碁盤の目状に掘削されており、開口部も多いため、回っていてもそれほど楽しくは無い。
適当にぐるっと回っただけで、撤収することにした。




_150906_143641.jpg
2層目へと上がってきた仮設の階段を下っていく。




_150906_153737.jpg
夕方に近付き、空模様も怪しくなってきたが、夏島から貝山へと移動してきた。
まだまだ夏草が茂っており、進入が大変そうだ。




_150906_154640.jpg
薮に突入し、貝山1層目の、あまり知られていない壕へと潜り込む。
レジャーシートを持ってきてないので、お腹も背中も泥まみれになりながら進入した。




_150906_155046.jpg
壕口は埋まりかけているためにとても狭いが、内部は崩落も無くきれいな状態だ。




_150906_155258.jpg
基本的には、本坑に沿って、このような部屋がいくつも掘られているという構造だ。




_150906_155345.jpg
部屋の奥になんか穴が開いている。




_150906_155353.jpg
ここから入ることは無理そうなので、懐中電灯で照らしてみる。




_150906_155357.jpg
この向こう側にも空間があるようで、ドラム缶が転がっていた。
内部からこの場所へは接続していないようだ。
後に、山肌にあるとても小さな壕口からここに入れることが分かった。




_150906_155457.jpg
うねうねと曲がりながら、本坑を進んで行く。




_150906_155505.jpg
左手には、六畳間程度の部屋がいくつも掘削されていた。




_150906_155523.jpg
更に本坑を奥へと進んでいく。
壕床の中央部に凹みが設けられている。
レールのような役割をしていたのかも知れない。




_150906_155533.jpg
左手の小部屋をのぞきながら最奥部までやってくると・・・。




_150906_155551.jpg
最後は土砂によって塞がれていた。
当時はこの向こう側にも外部との接続部分があったのだろうが、現在はこの向こう側に行っても外へと出ることは出来ない。




_150906_155601.jpg
まだ行けるようにも見えるが、この先は小部屋があって行き止まりだ。




_150906_160331.jpg
一通り奥まで見て回ったので、引き返すことに。




_150906_161209.jpg
そして、最後に貝山地下壕の第2工区へと潜る事にした。
第2工区は貝山地下壕の1層目の中では、一番巨大な地下壕だ。

降り始めた雨に濡れた夏草が、行く手を阻む。




_150906_161335.jpg
夏草をかき分け、薮に突入すると…。




_150906_161430.jpg
突然視界が開け、壕口が現れた。
以前は柵なんて無かったのだが、現在はしっかりとした柵で塞がれている。




_150906_162355.jpg
時間も押しているため、さっさと内部へと潜り込む。
もう、何度潜ったか分からないくらいここには来ているが、何度潜っても貝山は楽しい。




_150906_162400.jpg
特に目新しい物は見受けられないので、どんどんと奥へと進んでいく。




_150906_162854.jpg
ドラム缶も、以前と変わらぬ状態で転がっていた。




_150906_162929.jpg
外は雨模様となっていたが、内部はいつもよりも乾いているようだ。
普段なら水が染み出している場所も、今日は乾いていた。




_150906_163233.jpg
貝山地下壕の見所である、階段。
同様の階段が2つあるのだが、こちらの階段は上部が崩落しており、大きな石も転がっている。
上部は塞がっているようにも見えるが、汚れることを厭わなければ、ここからの出入りも可能だ。




_150906_163523.jpg
クレーンがあった場所までやってきた。




_150906_163744.jpg
のぞき込むと以前と変わらぬ状態で、腐りかけたクルマが放置されていた。




_150906_164257.jpg
一通り奥まで回ったので、そろそろ戻ることに。




_150906_164356.jpg
坑道の隅に遺物が集められている。
防毒面や海軍食器は、もちろん当時の物だ。




_150906_164559.jpg
かなり駆け足での探索だったが、静岡まで帰るメンバーもいるので、そろそろ撤収することに。




_150906_164858.jpg
大回りしながら、入ってきた壕口へと戻りはじめる。




_150906_164910.jpg
以前ここは見学会も催されていたのだが、震災後は中止されたままとなっているようだ。




_150906_164923.jpg
ということで、本日の探索は終了!!

ここ貝山には、1層目だけで無く2層目にもとても特徴のある壕がたくさんあるので、そちらもいずれ再訪してみたい。




関連記事

コメント

お疲れ様でした
最後は残念な雨となりましたが、楽しめましたね
いずれまた、ゆっくり回りましょう

  • 2015/09/09(水) 06:33:47 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

いや~往事の海軍本拠地は規模が違いますねぇ(うっとり)。
しかしこれを観光資源にしないとは!もったいなさすぎです。

  • 2015/09/09(水) 18:55:23 |
  • URL |
  • Kei #-
  • [ 編集 ]

行かれましたかっ!

おっ、夏島・貝山へ行かれたようでっ★

内部図のD地区は、測量時点で
中に入れなかったので、資料のまんまを
記載しちゃっているのですが、
この部分は実際をだいぶ異なってます。

そのうち、修正版を掲載しますね~

  • 2015/09/09(水) 22:53:43 |
  • URL |
  • 祐実総軍三等兵 #ft.RO07s
  • [ 編集 ]

>> yakumo さん

久しぶりの夏島貝山でしたが、なかなか楽しめました!!
数年ぶりに訪れたのに、時が止まったように何も変わってないのがいい。
今度は野島潜りましょ(^O^)

>> Kei さん

規模も遺構も最高ですよねここ!!
観光資源にしないのは本当にもったいないですが、下手に入れる範囲が制限されるくらいなら今のままでいいや(*´ω`*)

>> 祐実総軍三等兵 さん

夏島の内部構造図ってちゃんと検証したこと無いですが、一度ちゃんと測ってみたいですねー。
野島も、内部図ってアジ歴の適当な物しかないので、こちらも作りたいですね(*´д`*)

壕内の地図分かりやすいですね、また借ります(^-^)/
撮り損ねた巨大交差点なんだけど、リコーシータで行けそうな気がしません❔
ぜひ撮ってみたい(*^_^*)

  • 2015/09/10(木) 09:18:52 |
  • URL |
  • 空母欲奈 #-
  • [ 編集 ]

こんばんは。
拝見して洞窟に朽ち果てた車があるなんて驚きました。
走行できるほどのスペースなんですね。

  • 2015/09/10(木) 20:36:35 |
  • URL |
  • ひでき #SFo5/nok
  • [ 編集 ]

>> 空母欲奈 さん

シータで地下壕ストリートビューてのは、シータ発表時に計画してたんですよ!
で、機械も注文するつもりでかなり自分の中では盛り上がっていたんですが、
実機が出てみると思いのほか、感度が低い。
もちろん通常の撮影には問題は全くないんですが、地下壕内での撮影時には、
かなり強力な照明を準備しないと、満足な絵が撮れないことが分りました。
スポット的な照明ならいくらでも持ってるけど、360度を均一に同時に明るく照らせる
照明は、なかなか難しいですよねー(^^;
せっかく360度の撮影をしても、方向替えたら真っ暗じゃ意味ないし。
ごく狭い地下壕だったら、何とかなる気もしますが・・・。

  • 2015/09/11(金) 12:09:49 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

>> ひでき さん

恐らくこの車、戦後に廃棄されたものだと思います。
戦後しばらくはどの壕口も塞がれていなかったでしょうから、人目に付きにくい地下壕の
内部は、不法投棄に最適だったのでしょう。
横須賀市内にある地下壕の壕口付近には、不法投棄ゴミが大量にあるケースも多いです。
近くにある、比与宇 (ひよう) 地下壕なんかも、ゴミすごかったですよ!
http://teeart.blog107.fc2.com/blog-entry-67.html

  • 2015/09/11(金) 12:15:55 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

お久しぶりです!
魚雷を運ぶための器具と書かれているものはたぶんその通りだと思いますよ!大変に貴重なものですね
自衛隊にも同じような機材を運ぶための道具があるので、それに似ています

ぜひとも自分の目で確認しに行きたいです!

  • 2015/10/24(土) 19:43:57 |
  • URL |
  • 東雲みょん #-
  • [ 編集 ]

>> 東雲みょん さん

やっぱり魚雷の運搬器具なんですね!!
なぜ、この一台だけが残されているのかは謎ですが、かなりの重さもあるので、持ち去られてしまうことは無い!?のかな。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/310-2c3d1cba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ