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デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 久しぶりに赤山地下壕潜って来た  2015-09-30

前回潜ってからおよそ3年ぶり。
千葉県館山市にある赤山地下壕にまたまた潜って来た。


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yakumo氏と駐車場にて待ち合わせ。
まずは、周辺を軽く探索することに。




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駐車場からちょっと歩くと、そこら中穴だらけ。




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ま、ほとんどが単独壕なんで、入ってもそれほど楽しめるわけじゃ無いけど(^^;




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民家の庭の奥にも壕口が・・・。
見てみたいけど、さすがに無理か(´・ω・)




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以前発見した、薮の中の壕へ向かう。




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立派なコンクリート製の壕口の真下には、かなり昔の廃車が朽ち果てている。




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リアエンジンの珍しいクルマだった。




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大きめの本坑を奥へと進んでいく。




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壁面には、電気配線を取り付けていた跡だろうか、小さな彫り込みが連続して残っていた。




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更に奥へと進むと、窪みに大量の缶詰を発見。
これは前回来た時には無かったものだ。




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しかも、缶詰は、自衛隊の物だった。
どういうことなんだろう。




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更に奥へと進み、小さな枝坑へと進んで行く。




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しかし、すぐに閉塞。




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もう一つの枝坑に進んで行ったのだが・・・。




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こちらも降りてすぐに同様に閉塞していた。




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別の枝坑を進んで行くと、まるい大きめの部屋に出た。
と言っても、おそらくここは掘削途中だろう。




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一通り奥まで見て回ってので今来た坑道を戻りはじめる。




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壕内に廃棄されたバイク。
メッシュホースやセパハンが入っている。
いつの時代の物なんだろう。




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壕から出るとすぐに高さ1m程度の彫り込みがあった。




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そして、すぐ近くには、高さ10m近くある巨大な空間が。




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ここにも壕を掘ろうとしていたのだが、天井部分の大崩落で、工事中止となったのかも知れない。




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ということで、赤山地下壕へとやってきた。




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ここは管理された地下壕なので、照明が完備されている。




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見学コースはきれいに整備されており、ヘルメット程度の軽装備で見学コースを回ることが出来る。




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入場料は 200円だったかな。
ヘルメットと、しょぼい懐中電灯を貸与してくれる。




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丁寧な掘削の他にも、見事な地層を随所で見ることが出来るため、地下マニアじゃなくても楽しめるかも知れない。




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ここ赤山地下壕は全て手堀にて掘られているため、壁面にはびっしりとノミの跡が残されている。




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ゆるゆると壕内を回っていると・・・。




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なんと、柵にホースが結ばれているではないか!!!




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前方に目を向けると、ホースは縦穴の中に吸い込まれている。

これは気になる!!!


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ホースの先を追いかけていくと、階下の部屋へと辿り着いた。




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辺りを見回すと、トタンで囲まれた部屋があった。




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小さな階段なんかもある。
どうやら一つ下の階層にいるようだ。




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見学コースと違い、空気が淀んでいるせいか水蒸気が多い。




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ふと見上げると、俺を探しに来た yakumo氏があんな所を歩いている( ゚д゚)

おーい、ここ、ここーー∩( ・ω・)ノシ




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yakumo氏と合流し、どんどんと進んで行く。
外部との接合部はほとんど閉鎖されている。




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かなりの急坂で登っていく坑道。
地層の模様のせいで登っているようには見えないが、実際はすべり台ほどの急斜面。
この斜面は掘りかけのようだが、山頂への抜け穴として掘り進んでいたのかも知れない。




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下りはかなり危険(*´д`*)
百戦錬磨の yakumo氏でさえ、ゆっくりと慎重に降りてくる。




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戦後のキノコ栽培の残骸が随所で見られた。




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かなり大規模に栽培していたようだ。




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高さの違う坑道を階段でつないでいる。
掘削時の測量ミスで段差ができたため、仕方なく階段を作っているような感じだったが、どうなんだろ。




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配電盤か何かがはめ込まれていたと思われる窪み。
いい感じで残っている。




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ということで、いつの間にか未公開部分を歩いてしまったが、この壕は未公開部分の方が作りが複雑で非常に面白い。
確かに落ちたら怪我じゃ済まなそうな段差も何カ所か見受けられたが、未公開なのが本当に惜しまれる。




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随所に構築されている階段も、公開部分には一つもない。




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ということで、久しぶりの赤山地下壕だったが、未公開部分も全く崩落も進んでおらず、かなり良い状態のままのようだ。




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一般公開が中止されれば、壕内をくまなく探索出来るんだろうけど、現状ではゆるっと回るのが精いっぱい。




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未公開部分にも開放状態の壕口はいくつもあるんで、合法的に入りたい方はそちらからどうぞー∩( ・ω・)


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コメント

廃車のある壕は2年程前に行きましたが、その時に缶詰はありましたよ。
内容物は忘れましたが、中身が気になりますw

  • 2015/10/02(金) 00:13:06 |
  • URL |
  • きよしろう #-
  • [ 編集 ]

懐かしいですね

ほんとに赤山は地層がきれいですね~
でもそのおかげで、あの急斜面がほんとに平地に見えてしまう、トリックアート効果まである
またそのうち行きましょうね!

  • 2015/10/02(金) 06:36:48 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

こんばんは。
山肌に穴だらけで一部は民家の場所に。数が多そうですね。
なにに使われていたんでしょうか?

  • 2015/10/02(金) 21:25:36 |
  • URL |
  • ひでき #SFo5/nok
  • [ 編集 ]

>> きよしろう さん
2年前からあったんですねー。
中身は入ってるようでしたよ!

>> yakumo さん
今度は、赤山の裏手にある大きめの壕に潜り行きましょう( ^ω^)
あとは、128高地の下の水没壕も気になります・・・。

>> ひでき さん
ここ赤山地下壕は、戦中の資料が破棄されてしまっているので詳細が分からないんです。
内部の構造や当時関係していた人の話から、内部には病院や発電所があったようです。
多くの地下壕が人知れず眠っている中、このように整備され公開されているのはとても珍しいと思います。

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