ここは、『この先群馬県 危険 立ち入り禁止』の看板で有名!?な場所である。

万座温泉へ向かい、国道292号線を進んで行く。

このあたりは有害な火山ガスが噴出しているとかで、駐停車禁止となっているようだ。

眼下に見えるのは、草津国際スキー場かな!?

例年だとまだまだ雪が残っていそうなのだが、雪も少なく暖かい日が多いせいか、5月の頭でもこれだけしか残雪が無い。

快適な高原道路を飛ばしていく。

駐車帯にクルマを駐め、あたりをちょっと散策してみる。

谷の中央になにやら遺構が見えているがなんなのだろう。
他の観光客がたくさんいるので見に行くわけにも行かないので、とっとと先へと進んでいく。

山頂付近の駐車場は、火山の警戒地域と言う事で閉鎖され、まるで廃墟のようになっていた。

万座温泉を抜け、しばらく進んで行くと、やがて県道大前須坂線へと辿り着いた。

冬季閉鎖とは書いてあるが、まだクルマで行けるのかな!?

鍵がかかっているのに鎖が弛んでいるということは、通行止め解除と言う事か!?

とりあえず、どんどんと奥へとクルマを走らせる。

ちらほらと残雪が道を覆い始めた。
まだスタッドレスを履いているので、このまま進んで行く。

しかし、前方に見えてきた大きな右カーブを曲がり、しばらく進んで行くと・・・。

ついにこれ以上進む事が出来なくなってしまった。
この場所では向きを変える事も出来ないので、仕方なく数百メートルをバックにて戻っていく。

ある程度の広さがあるところでクルマを転回させ、路肩に寄せる。

この先は歩いて行くしかなさそうなので、クルマを置き装備を身につけて進んで行く事にした。
ま、装備と行っても、小さな懐中電灯一本だけなのだが・・・。

先ほど進めなくなった場所までやってきた。
うん、これは無理矢理進んでどうにかなるレベルじゃ無い。
見た目以上に雪が硬く、そして厚みもある。

しばらく歩いて行くと、右手に林道湯沢線の終点地点が現れた。

封鎖されている林道入り口付近からは、荒れた山々を見下ろす事が出来た。

と、同時に落石が目立つようになり、道路状況も悪くなってきた。

そのまま進んで行くと、稜線上に鉄塔が見えてきた。
峠は近そうだ。

鉄塔に向かい、斜面をよじ登ってみる。
眼下には小串鉱山へと向かうつづら折りの道が見えていた。

かつては鉱山で採掘した硫黄を群馬県側から長野県側へと運ぶために牽かれていた索道の鉄塔だけが、強風の中立っている。
写真からは全く伝わらないだろうが、立っているのも困難なほどに風が強い。

役目を終え、ただ強風に晒されているだけの鉄塔だが、その姿はとても凛々しく見えた。

いつの日か、腐食して土へと還ってしまうのだろう。
それとも、人為的に破壊されてしまうのが先なのだろうか。

鉄塔から再び斜面を下って、道路へと戻ってきた。
ここは長野県と群馬県の県境だ。
遭難多発区域と書いてあるが、これは鉱山方面では無く、ここから入山する登山道の事だろうか。

立ち入り禁止の標識の先には、荒廃した道が続いている。

せっかくなので、ちょっとだけ群馬県側に下ってみる事にした。

見上げると、斜面の途中に巨大な岩が・・・。

あんなのが落ちてきたらひとたまりもないな(((;゚Д゚)))

今来た道を振り返る。
近代的な観測所が建てられていた。

時間的にも鉱山を回る事は出来なそうなので、つづら折りのあたりまでだけ行ってみる事にした。
あそこまでなら 1キロも無いだろう。

やがて、つづら折りの道の真上まで辿り着いた。
遠くに小串鉱山跡が小さく見えている。
聞くところによると、鉱山施設の一部が残っているそうだ。
こちらも時間を作って見に行ってみたい。

時刻はまだ3時を回ったばかりだが、急激に辺りが暗くなってきた。
このあたりは天候が急変する事が多いと言う事なので、そろそろクルマに戻る事にした。

思いの外下ってきているらしく、延々と上り坂が続く。
クルマはあの頂きの向こう側だ・・・(*´д`*)

下っているときには気がつかなかったが稜線付近に立派な石垣が見受けられた。

不安定そうに見える大岩近くまで戻ってきた。
あの岩はどこからやってきたんだ!?

やっと県境まで戻ってきた。
ここからは、わりと平坦な道が続く。

途中の残雪さえ無ければ、この場所まで車で来る事が出来そうだ。

ただ、落石が多いので、鋭利な石を踏んづけるとパンクしちゃいそうだ。

先ほどの残雪まで戻ってくると、真新しい轍が(*´д`*)
誰か、無理矢理越えようとしたのかな!?
でも、チェーンはいててもこれはムリでしょ、この先の角度的にも。
クルマの腹がついちゃったら、雪が溶けるまで脱出不能になっちゃうよ(^_^;

やっとクルマが見えてきた。

クルマに戻り、とりあえずコーヒー飲んで一休み。
次回は時間もたっぷりと余裕を持ち鉱山まで見に行ってみよう。

クルマに乗り込むと、ペヤングが破裂しそうにパンパンになっていた。
そりゃそうだ。ここは標高 2000m付近だ。

帰りは、万座ハイウェイを抜けて帰る事に。
ゴールデンウィークまっただ中だけど、そんなに混んでないでしょ。

と思ったのだが、関越道は数十キロの大渋滞。
そんなのに巻き込まれるくらいならと、碓井峠を越えて、国道254号線ですいすいと帰宅しました。
この続きは、小串鉱山訪問後にまた(*´w`*)
小串鉱山跡に行ってきました
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