Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

国道8号線、親不知と子不知の旧道探索行ってきた~前編  2016-05-23

日本海側で東日本と西日本を結ぶ、唯一の一般道、国道8号線の旧道を見に行ってみた。
現在でも十分に険しいこの道だが、旧道は更に険しかったという。


_160521_122006.jpg
金曜日の夜、仕事が終わって横浜を出発。
国道20号線をひた走り、松本から国道147~148号線へ。
道の駅白馬にて車中泊。
深夜なので、流れに乗っていれば白馬まで一般道でも6時間程度だ。

翌日は早速日本海側へ。
この道をまっすぐ行った、あの山肌の海際が今回の目的地だ。




_160521_122312.jpg
以前、西日本をぐるっと回ってきた 際に、見かけた国道8号線の旧道が見えてきた。
ここが子不知の旧道だが、先に親不知の旧道を見に行くことに。




_160521_123131.jpg
トンネル坑口横のスペースに車を停める。
山肌に張り付くように、8号線旧道の洞門が見えている。




_160521_123612.jpg
旧道と言っても、廃止されてそれほど時間が経っていないせいか、荒れた感じは無い。




_160521_123710.jpg
洞門内部へと進んでいく。
内部は道路管理用の資材置き場として再利用されているようだ。




_160521_123735.jpg
洞門からは日本海が望めるが、海面からかなりの高さがあるため、運転中の眺望はそれなりだったろう。




_160521_123856.jpg
そのままどんどんと進んでいく。
横にトンネルが掘られたために廃道化したが、まだまだ現役でいけそうな感じだ。
しかし、途中で、洞門の幅が縮小している。
この辺も、廃道化の一因なんだろう。




_160521_124323.jpg
やがて現道が見えてきた。




_160521_124349.jpg
出てきた洞門口へと振り返る。
あと数年すれば、さらに草生していい感じになりそうだ。




_160521_124657.jpg
無機質な洞門を戻っていく。




_160521_125745.jpg
現道との分岐点へと戻ってきた。




_160521_130050.jpg
このトンネルのすぐ横が、今通り抜けてきた洞門だ。
位置的にも洞門との間隔はそれほどないと思うが、強度的には大丈夫なんだろうか。
ま、もちろん、大丈夫だから掘ったんだろうけど。




_160521_130153.jpg
続いて子不知の旧道に向かう。
旧道付近を通り過ぎ、車を停められる場所を探すが、なかなか止められそうな場所が無い。

という事は、ここを自転車で通り抜けてくるという事か・・・。
怖いなー。




_160521_132153.jpg
数キロ先の駐車帯へと車を停め、自転車で現道を進み、子不知の旧道までやってきた。




_160521_132216.jpg
遠目に見てもこれはいい感じだ。
期待が高まる!!




_160521_132238.jpg
旧道の下には、北陸本線の洞門が通っている。
もっとも、現在は第三セクターであるえちごトキめき鉄道に売却されて、北陸本線ではなくなってしまったが・・・。
それにしても国道8号線の旧道と積み重なるように作られている構造がすごい。




_160521_132448.jpg
早速旧道へと進んでいく。
すぐに現れたのは、新しめの洞門。




_160521_132500.jpg
内部はガランとしており、残留物も無い。




_160521_132532.jpg
進んでいくと、山側の壁面に何やら穴が開いている。




_160521_132536.jpg
ん?
ちょっと覗き込んでみる。




_160521_132549.jpg
下を覗き込むと、洞門の下へと行けそうな感じだ。
でも高さがちょっとあるから無理かな。




_160521_132558.jpg
見上げると旧い足場が備え付けてある。
恐らく洞門の上へと行く足場だろう。
どっちにしても、ちょっと危なすぎるからここへの深入りはやめておいた。




_160521_132629.jpg
洞門を抜けると、お目当ての草生した洞門が見えてきた。




_160521_132638.jpg
この洞門は新しめだが、奥に見えている洞門はいい感じに荒れていそうで期待が持てる。




_160521_132743.jpg
廃止から年月が経っている割にはきれいな路盤だ。
もしかしたら最低限の維持管理を行っているのかもしれない。




_160521_132909.jpg
先へと歩いていくと、右手に下に降りられそうな切れ込みを発見。




_160521_132917.jpg
ちょっと降りてみる・・・。




_160521_133022.jpg
あわわわ・・。
これはあかん場所や。
今まであかん場所ばっかり入ってきてるけど、これは法的にもかなりあかん場所や(*´д`*)




_160521_133056.jpg
さっさと撤収し、旧道を進んでいく。
遺されたセンターラインが素敵すぎる!!!




_160521_133212.jpg
洞門の入口までやってきた。
遠目に見るほど内部は荒れていないようだ。




_160521_133433.jpg
鉄筋でロックシェッドが組まれている。




_160521_133455.jpg
かなり錆びてはいるが、まだ当分は崩れる心配はなさそうだ。




_160521_133524.jpg
時折、洞門の外から彼方を走るトラックの音が聞こえてくる。




_160521_133537.jpg
そしてその先には・・・。

なんだ!?あの中央分離帯の柱は!?!?




_160521_133604.jpg
中央分離帯の構造に驚きながらも上部へと目を向けると、立派な扁額が残されていた。




_160521_133609.jpg
当時の日本海側唯一の交通路がこれか!!
狭隘道路好きの自分としては、ワクワクが止まらん!
大型トラックがここに突っ込んでいく姿をこの目で見たかったーー。




_160521_133701.jpg
すぐ横の壁面には銘鈑がはめ込まれている。




_160521_133708.jpg
昭和42年(1967年)竣工という事だが、隣に立派な橋が作られたのが1987年なので、供用期間は思いのほか短めだ。




_160521_133711.jpg
しかしこの車線の狭さ!
大型で走りたい!!!




_160521_133743.jpg
対向車線も車幅自体は同じ程度だ。
アーチ状に飛び出た鉄筋が独特の美しさだ。

上部のコンクリートは道路上全てを覆っているわけではない。
もしかしてこれ以上外側に柱を建てることが出来なかったから、中央部分に柱を建てて、外側をアーチ状の鉄骨で作ったのか!?




_160521_134214.jpg
足元には獣の足跡がたくさんあった。
どうやら彼らにとってこの道は現役で利用されているらしい。




_160521_134245.jpg
途中、中央分離帯部分の柱が1本破壊されていた。




_160521_134248.jpg
といっても、下部がコンクリートで固められており、人為的な物なのだろう。




_160521_134257.jpg
現道との接続点が近づいてきた。




_160521_134326.jpg
と同時に遠かった海上橋もだいぶ近づいてきている。




_160521_134415.jpg
旧道の先には現道の洞門がある。
おそらくこの先は埋められているのだろう。




_160521_134439.jpg
何やら置かれている資材の向こう側へと回り込む。




_160521_134529.jpg
まだ少しは行けそうだ。




_160521_134530.jpg
土砂の上を足を沈めながら登っていく。




_160521_134531.jpg
大量の土砂の向こうには、現道の洞門の側面なんだろう。




_160521_134612.jpg
今来た旧道を振り返ってみる。

ん?




_160521_134646.jpg
なんか、下へと降りられそうな階段を発見!!




_160521_134725.jpg
足を踏み外したら確実に助からなそうな階段を、ビビりながらも降りてみる。
怖すぎて、写真撮ってる場合じゃない!!

後半 へと続きます!

関連記事

コメント

ここイイですね~! 石部洞門思い出します。二枚目とかまんま大崩れそっくりですし!
アーチ鉄骨も是非見てみたいですね。
というか出来れば作りたい( *´艸`) 製作依頼来ないかな~笑
施工業者入りの銘板も面白いですね。 シンプルすぎる大豊建設のセンス好きです!

  • 2016/05/24(火) 18:26:56 |
  • URL |
  • 空母欲奈 #xfUvgwh.
  • [ 編集 ]

特に看板はないみたいですけど間違いなく「あかん場所」ですな。

  • 2016/05/24(火) 22:41:13 |
  • URL |
  • OKN #-
  • [ 編集 ]

>> 空母 さん

うんうん、石部洞門に似てましたねー(*´д`*)
海上橋で道路を逃がしているのも一緒だし。

それにしても、アーチ鉄骨作りたいとは・・・( ^ω^)
溶接技術よりも、曲げる技術が難しそう・・・。

  • 2016/05/24(火) 23:55:44 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

>> OKN さん

うん、完全にあかん場所っぽかった(^_^;
生きている路線なので、電車が来ないかヒヤヒヤもんでした(;´Д`)

  • 2016/05/25(水) 00:00:10 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/330-41773e4d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)