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[戦跡]鎌倉大長寺防空壕跡  2008-12-15

鎌倉市には、大船駅周辺を中心として数え切れないほどの防空壕跡がある。
その一つ、大長寺の裏山にある防空壕跡を見てきた。
事前調査で、壕の奥は閉塞している事は確認済みだが、やはりこの目で見てみたいのだ。




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大長寺本堂。
とても立派なお寺であるが、それより穴が気になる。
しかし、観光客を装うため、一通りお寺を見学する。
しばらくお寺の周りをうろうろしてから穴が開いていると思われる斜面に向かう。




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でたー!!!
山の斜面にぽっかりと開いている。




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フラッシュを焚いて中を確認する。
ネットでの情報通り、入り口付近には不法投棄されたガラクタが散乱している。




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ガラクタを乗り越えながら中へ進入!
戦後間もない頃の物と思われる陶器製の瓶や、まもなく土に還るであろうペール缶が散乱している。




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しかし10m程進むと、壕内のゴミは全く無くなった。
じめじめした壕内には、真新しいスニーカーの踏み跡がたくさん残っている。
けっこうたくさんの人が訪れているようだ。




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坑道は3回クランクしたあと30m程進んだところで閉塞していた。
閉塞点には、この先を掘り進めようとしている跡が残っていた。
終戦間近に掘り始めて、完成を待たずに終戦してしまったのかも知れない。




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小高い丘陵の周りを歩いてみたところ、他にも大きな坑口を発見した。
街道沿いにある坑口は、コンクリートで固められているが、厳重な柵がしてあり進入は出来ない。
この坑口とつながっていると思われるあと2つの坑口は、民家の裏庭に面しており、民家の敷地に立ち入らないと正面から見ることは不可能だった。
民家は留守のようだったので、家人が帰ってくるのをしばらく待っていたのだが、叶わなかった。
こちらの坑口も後日調査したい。




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大長寺の入り口には、実をたくさん実らせた柿の木があった。
柿のオレンジ色が空の青色に映えていた。

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