
ちなみにトレーラーの慣性ブレーキとは、トラクター(曳く側)がブレーキをかけた際、自重によりシャフトに力が加わり、その力でブレーキをかけるシステムだ。
通常、シャフトを押し縮めると、内蔵されているショックにより自動的にシャフトが伸びるのだが、試しに押してみてもほとんど伸びてこない。
これは完全にショックが抜けてしまっているのだろう。

とりあえず、カプラーを取り外してみる。

内蔵されているショックの前の部分とカプラーは同じボルトで留まっていた。

後ろ側はどうやって外すんだ!?

下側からのぞき込んでみると、なるほど、このボルトか。

おっけー、簡単だ。
ボルト3本外すだけで、ショックは取れた。

取り外したショックを縮めてみる。

やはり抜けてしまっているようで、弱々しくゆっくりと伸びていく。

せっかくなので、ゴム部分の洗浄や、他のパーツのグリスアップもしておいた。

販売店にショックの在庫を問い合わせると、本国より取り寄せるので 2~3週間かかるという。
価格は 1万円ちょっとだったので、2本注文した。
これで、この先しばらくは心配ないだろう。

2週間程して新品のショックが届いたので作業再開。
上が抜けてしまっているショックで、下が新品のショックだ。

作業はものすごく簡単だ。
ショック後部のボルトを留めて・・・。

カプラーを留めているボルトで、ショックの前部を共締めしてやるだけだ。
実際の作業の際は、ちょっとショックを縮めておく必要があるが、シャフトのパイプに適当な物を差し込んで押しておけば良い。
自分の場合は、金鎚の柄の部分を突っ込んで縮めておいた。

と言う事で、修理完了!
荷物を満載して走ってみたが、異音は全く無くなった。
慣性ブレーキも、問題なく働いているようだ。
また4年くらいは持ってくれるといいな ( *¯ ꒳¯*)
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