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[戦跡] 観音崎周辺をうろうろしてきた ~前編  2016-08-25

三浦半島の東端、東京湾の入口にある浦賀水道に面する観音崎には、数多くの軍事施設跡がある。
以前より何度か探索を行っている のだが、久しぶりに見に行ってみることにした。


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明け方まで降り続いた雨もやみ、早速観音崎の探索を始めることに。




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まずは、東京湾海上交通センターに隣接している観音崎北門第二砲台跡の掩蔽部へ。




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通路を進んでいくと、小部屋が二つ。
当時の扉がそのまま残されている。




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小部屋から掩蔽部入口方向を見る。
入口までの距離は 10m程度しかないが、内部は真っ暗だ。




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小部屋の奥には窪みがある。




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中を覗き込んでみると、山の上部に向けて貫通しているようだ。
中央にある鉄のパイプは恐らく伝声菅だろう。




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この掩蔽部自体は、すぐ横にあるトンネルとつながっている。




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と言っても、トンネルとの接合部分はしっかりと塞がれており、通り抜けることは出来ない。




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トンネル側からこの部分を見ると、こんな感じだ。
上部にある通気口が気になる。
この先の掩蔽部の断面積を考えると、掩蔽部の上部に当たる位置だ。




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次に、山の上部を確認しに行ってみる。
一見荒れているようにも見えるが、刈り払いされていて歩きやすい。




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なんだかいい雰囲気の切通しを抜けると・・・。




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好きな人にとってはたまらない遺構が現れる。




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上部へ向かう階段の横には大きな掘り込みが。

まずは掘り込み方向へ行ってみる。




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階段の下部には掩蔽部が設けられていた。




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掩蔽部を出て、来た方向を振り返る。
うん、なかなかいい感じである。




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階段を上がって、上部を見に行ってみる。
階段に手すりが残されていること自体、非常に珍しい。
戦後の金属どろぼうにより、根こそぎ持ち去られているケースがほとんどだからだ。
また、手すりの構造自体も凝った意匠だ。




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階段を登りきると、観測所跡が現れた。
台座がきれいに残されている。




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観測所の先の藪に分け入ると、天蓋付きの通気口があった。
先ほど地下の小部屋から見上げた先が、恐らくここなのだと思う。




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一通り辺りを探索し、公園の遊歩道まで戻る。
左手に、防衛省施設の看板が。
既にここからは撤退しているはずだが、管理はまだしているようだ。




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施設の周囲には、鉄条網が張り巡らされて侵入者を拒んでいた。




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次に 観音崎北門第一砲台跡 に来た。
でも今回の目的はこの砲台跡上部の探索だ。




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登れそうな所から、上を目指していく。




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山に分け入ると、階段の遺構が残されていた。
これは絶対に何かある!!!




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それにしてもものすごい藪だ。
明け方まで降っていた雨のしずくが体にまとわりつく。
蜘蛛の巣もすごい。
この先大丈夫なのか!?




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方向もよく分らなくなってきた。
しかも、だいぶ下っている。




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どうやら、海側まで降りてきてしまったようだ。
釣り人が設置したものだろうか、ロープが各所に結ばれている。




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ロープを頼りに海沿いを進んで行くと、通称、観音崎聴音所 (観音崎水中聴測所)と言われる施設跡が見えてきた。




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聴音所まで行ってみようとしたのだが、風が強く海も荒れている。
濡れることは構わないが、これはちょっと命の危険を感じる。

ここに近づくのはまたの機会にしよう。




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再び公園方向へ戻っていくと、平場の中に柵で囲まれた場所が。
近づいてみると、なんと『地下倉』と書いてある。




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柵の中には簡単に入れそうだったが、内部の藪がひどく、地下への入口の状態も分らない。
この柵の張り方から見ると、危険な穴なのかもしれない。
ここも、藪が枯れる時期に出直した方が良さそうだ。




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公園方向へと戻ろうとするが、こちらも防衛省の施設となっているようで、鉄条網が張られている。




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仕方ないので、再び公園方向へ向かい、藪へと突入する。




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背丈ほどの藪を抜けると…。




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再び公園内へと戻ることが出来た。




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その後、公園敷地内にある、観音崎公園パークセンターと言う所にやってきた。
ここは、当時の建屋を改築して利用しているようだが、改築していない建屋も残されていた。
なかなかいい雰囲気なのだが、工事中で遠目から見ることしかできない。




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こちらが改築して使用中のパークセンター。




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その裏手にも建屋があったが、こちらもいろいろと手を入れられているようだ。




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元の雰囲気を壊さないように改築しているようで、なかなか好感が持てる。




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その後、観音崎周辺を探索してみることになり、公園周囲を周る。
道路には、当時、軍が管理していたことを示す石柱が残されていた。




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再び、海沿いより藪に突入する。
情報によると、この先にすごい遺構があるらしい。
公園内の藪よりもひどく、進んでいくのに難儀する。

しかもかなりの登りで、足が滑り落ちる。

この先、本当にたどり着くことが出来るのかな・・・。

後半に続きます
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コメント

今の時期の観音崎はジョロウグモがたんといそうな…大概の虫は平気ですけど、あれはダメです。(lll゚Д゚)ヒィィィィ

  • 2016/08/25(木) 20:08:46 |
  • URL |
  • Kei #-
  • [ 編集 ]

>>Kei さん

クモ自体は見かけませんでしたが、顔や手足に蜘蛛の巣がまとわりついたりしてたので、きっと、クモもいたのでしょう。
でも今回は、蜘蛛の巣よりも雨上がりで湿った薮を進むのが大変でした(*´w`*)

  • 2016/08/25(木) 23:18:06 |
  • URL |
  • tonotama #aR0MjOyk
  • [ 編集 ]

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