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[戦跡] 野島地下壕 → 貝山地下壕潜って来た  2016-11-07

横浜みなとみらいから車で南へ30分。
以前にも潜った横浜市にある野島公園の地下にある壕 だが、奈良県から是非潜りたいと駆けつけてきた O氏と共に再び潜って来た。
yakumo氏にも声をかけたところ3人で潜る事となった。


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壕口は以前潜った時より若干広がっているようだが、匍匐前進での侵入だ。




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短い時間内でのご案内と言う事で、見所を中心として壕内を回って行く。
ここは、壕内の随所に掘削時のトロッコの軌条跡が残されている。




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地盤は砂岩質のようだが、崩落はほとんど見られない。




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ステージのように掘削された壕内。
トラックの荷台の高さほどなので、ここから荷物を搬入していたのかも知れないが、壕口からかなり奥まった場所なので違う用途なのかも知れない。




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坑道は広めの所が多い。
この壕では以前、ガラス製のアンプルなどを見つけており、病院として利用していた場所もあったのかも知れない。




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地下壕の端に近くなると、土かぶりが少ないせいか、地上の植物の根が壕内に垂れ下がっている。




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公園内にある地下壕と言う事で、公園内の通路から見える壕口は、基本的に全て塞がれている。




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この塞がれた壕口は、野島公園駐車場の奥から見えている壕口。




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前回潜ってからおよそ 5年ぶりにここに潜ったが、壕内は相変わらず非常にきれいな状態で保たれていた。




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壕口が塞がれているせいで壕内の水が排出されず、一部の坑道は水没していた。
でも深さは深いところでも20cm程度なので、この壕は長靴くらいの装備で探索可能だ。




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この壕は公園として整備される前は壕口も塞がれておらず、子供達の格好の遊び場だったそうだ。
まあ、50年くらい昔の話だが。




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ひととおり壕内を回ったので、そろそろ戻る事に。




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再び匍匐前進にて狭い壕口から這い出る。




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野島公園といえば巨大な掩体壕だ。
これだけ大きな掩体壕なのに、隣接する地下壕とは接続していない。
ただ、神社側の水没坑道奥の作りからすると、掩体壕の土砂の下に壕口が隠れている可能性が高い。




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掩体壕の内部両脇には、このように土砂が盛られているのだ。
ただ、先ほど潜った壕側からは、この掩体壕への接続は確認できていない。




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ちなみにこの掩体壕は野島公園の山を貫いているのだが、反対側の壕口は草に埋もれて凄い事になっていた。
せっかく看板まで立てて公開してるのに、これは酷い(*´д`*)




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野島公園の外周遊歩道をぐるっと回り、今度はすぐ近くにある貝山へ移動する。




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そして、まずは上部にあるアクセスのし易い壕へと入る事に。




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まずは 1つめの壕。
貝山地下壕上部の壕では、ここが一番丁寧に掘削されている。




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物置にしていたのか、用途は不明だが、四角い彫り込みが特徴的だ。




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広さが変わる場所も、やたらきれいに掘削されている。
ほんとこの壕は、かなりこだわって掘られている。




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斜面をガサゴソし、次の壕へ。




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ここも掘削はきれいだ。
この壕は、広めの空間を通路でつないだような形となっている。




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以前は当時の遺物がかなり遺されていたのだが、いつの間にかほとんど無くなってしまった。




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再び斜面をガサゴソし、次の壕へ。




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この壕は、謎のお線香が供えられていたり、アヤシイ木彫りの像が置かれていたりと、いろいろ気味の悪い壕だ。




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でも、微妙に高低差がついていたりと、探索し甲斐のある壕だ。




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前出の壕と同じメンバーが掘ったのか、設計者や監督が一緒なのか、ここもやたらと直線的に掘削されている。




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しかし、坑道の一部はまるで洞窟陣地のように、狭い通路が曲がりくねって掘られていた。




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この壕は気味の悪い設置物を気にしなければ、貝山上部の壕の中では一番楽しめるかも。




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一通り上部の壕を回り、頂上の展望台でちょっと一休み。




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そして、貝山地下壕へと入っていく。




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ここはかなり広いので、時間的な問題もあり見所だけを案内していく。




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壕内に積まれた石により区画に分けられている。
一度掘削した形を後から変えているのはこのあたりの地下壕ではここだけだ。




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また、この地下壕は実際に軍の司令部として使われており、当時の鉄の扉なども残されている。




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クレーンや廃車が捨ててある付近。




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そして、貝山地下壕の見どころの一つ、見事に掘削された階段。
階段は二カ所にあり、こちらの階段は大きな石がゴロゴロ転がってる。
最上部は崩れているが、山頂付近に開口していた。




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もう一つある階段。
最上部には緑色の扉が設置されているが、しっかりと施錠されていた。




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時間も既に18時近くなっているので、そろそろ外に出ることに。




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この壕は夏に潜って以来だったが、見学会も行われなくなり、訪れる人はほとんどいなさそうな感じだった。




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外に出ると、もう真っ暗。
足を踏み外しながら、車へと戻った。

この日は厚木インター近くにある健康ランド泊をし、翌日は江の島周辺の地下壕を回ることにした。

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コメント

最高です!

いつも楽しく拝見しております。
酸欠にご注意くださいね

  • 2016/11/07(月) 13:20:19 |
  • URL |
  • Hans #OARS9n6I
  • [ 編集 ]

>ほとんど無くなってしまった
コレクションか、もしくは売買目的?
さっさと公的機関が保存しておかないとどんどんなくなってしまいますねぇ。残念なことです。

  • 2016/11/07(月) 20:09:21 |
  • URL |
  • Kei #-
  • [ 編集 ]

>> Hans 殿

はい、リスクアセスメント、大切ですよね(*´д`*)

  • 2016/11/08(火) 00:31:44 |
  • URL |
  • tonotama #aR0MjOyk
  • [ 編集 ]

>> Kei さん

おそらく売買目的かと思われます。
たくさんあった、ホーロー製の海軍食器も、程度の良さそうな物は根こそぎ無くなっています。
もしかしたら、行政側が保存のために改修したのかも知れませんが・・・。

  • 2016/11/08(火) 00:33:22 |
  • URL |
  • tonotama #aR0MjOyk
  • [ 編集 ]

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