Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

ハイエースにサウンドシャキットを取り付けた  2016-11-15

サウンドサイエンス社が発売している、サウンドシャキット (sound shakit) という機械がある。
簡単に言うと、音を変化させるDSPのような物だ。
名前もなんだかとっても怪しいし、値段も新品だとそれなりの金額だが、 これ とか これ を再生したらものすごく良い感じではないか。
あと、ココ で、実機のコントローラーの調整と同じ事が体験できる。
ヘッドホンで聞いたら、ホントに凄い!
というか、本当にこの機械だけでこんな魔法のようなことが起こるのか!?
ちょっとこれは信じられない・・・。

と言うことで、中古だと2万円程度で買えるようなので、ヤフオクにて早速入手してみた。


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数日後に本体が届いたので、簡単なチェックをし、配線を加工する。
そのままの状態だと、配線が長すぎて自分には使い勝手が悪い。
と言うのも、この機械自体にもアンプが入っているのだが、ここから出た音をラインに変換し、アンプに入力するつもりなのだ。




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配線を短く切断し、新たなコネクターを作っていく。




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そして、そこらへんにあったスピーカーを、適当な段ボールに組み込み、再生テストをする。




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音源をスマホから入力して、コントローラーで音響効果を加えてみると、ちょっと信じられないほどの音が!!!
この機械の愛用者はしきりに、「いつも聞いている曲をこれを通して聴くと別物になる!」と言っていたが、その意味が分かった気がする。
確かにめちゃめちゃ気持ちの良い音になる。
いつも聞いている音源の音が、この記事の最初にあるサンプルみたいに変化した。
たとえるなら、映画館の音みたいになるという感じかな。
大音量でも、全く不快な感じがしない。
ナニコレヤバイ(((;゚Д゚)))




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もちろんピュアオーディオ系の音では無いが、映画館とかの、あの、臨場感のある音が好きな人にはたまらないのではないか。
いつも聞いている音楽があまりに気持ち良く再生できるので、テストしているのを忘れ、いろいろな曲を2時間以上再生しまくってしまった。




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という事で、とりあえず、このようなコネクターを作成し、車に取り付けることに。




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接続は、ヘッドユニットのスピーカーライン ⇒ サウンドシャキット ⇒ ハイローラインコンバーター ⇒ 外部アンプ の順に接続する。
この機械から出てきた音を、更に良いアンプにつなげば、きっと凄いことになると考えたのだ。




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ちなみに、サウンドシャキットにもアンプが内蔵されているが、出力電圧(レベル)が高くなりすぎないように、ダイヤルにて設定を変えることが可能だ。




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では、早速取り付け開始!

現在ハイエースに取り付けているアンプも取り外し、配線を含めて全部引き直すことにした。
配線を保護するコルゲートチューブはモノタロウ等の専門ショップで購入すると、オートバックスやホームセンターで買うのがアホくさくなるくらい安価で購入できるので、絶対にオススメ!
同じ値段なら、10倍くらいの量が買えちゃいます。




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サウンドシャキット本体は、以前取り付けたアンプとの入れ替えだ。
そのままコネクタを差し替えれば良いように、コネクタを製作しておいたという事だ。




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そして、今まで使用していた Rockfordの安価な 5chアンプは、取り外すことに。
このアンプは音質やパワーは申し分なかったのだが、外部ノイズに弱い機種だったので、ハイエースに取り付けているインバーターとの同時使用が厳しかった。




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そして、ぐちゃぐちゃに埋もれた配線も取り外し、新しい配線と入れ替える。




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ヒューズ容量を変更するために、荷室ベッド下のサブバッテリーにアクセス。




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もはや、自分以外理解不能なくらいの配線に埋もれているが、とりあえず配線を作り変える。




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一通り配線のチェックをして・・・。




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ベッドをはめ込み、電源部分は終了!




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そして、まずは運転席部分のスピーカー用アンプの配線をする。
アンプは PBR300X4 という、4chアンプだ。
このうち 2chを使用して、ピラー埋め込みのツイーターとミッド用のドアスピーカーの配線をクロスオーバーネットワークにて分けていく。




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アンプとネットワークを壁面に取り付け、フロントはOK.
細かい調整は走ってから行う事に。




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続いて、リアのアンプの配線をしていく。




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リアに取り付けるアンプは、配線なしの動作品ジャンクを、格安で購入したものなので、まずはコネクターや配線を作成する。




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作った配線で簡単な動作テスト。
うん、問題なさそうだ。




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リア回りは、PBR300X4 と PBR300X2 だ。
4chのアンプにて、後室前部と後室後部のミッド用スピーカー。
2chのアンプにて、ベッド下に埋め込んであるウーファーを鳴らすことに。




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今回大活躍したのが、以前購入した精密圧着工具。
精密圧着工具は、3万円とか 5万円とかアホみたいな値段がする物も多いのだが、エンジニアより発売されているこの精密圧着工具は、実売価格も 4,000円程度と、とってもリーズナブルだ。




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コネクター用の端子の圧着は、ギボシ用の圧着工具ではまるで対応出来ないので、一つ用意しておくとコネクターの製作には一生苦労することはないだろう。
コネクター自体も、1個 10円やそこらで購入できるので、コネクターや配線無しのジャンク機器を購入した時などにも重宝する。




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と言うことで、リア用のアンプの組み付けも完了!!

バリバリのオーディオマニアから見たら、電源ラインと音声ラインを平行に一緒に束ねちゃってるし、いろいろと気になる所もあるんだろうけど、自分は気持ちよく音楽が聴ければそれで良いんで、細かいことは気にしない(・∀・)




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運転席横のコンソール部分には、各部のスピーカーの音量を調整できるボリュームを設置した。




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このボリュームはラインレベルをパッシブに変化させるだけの物で、アマゾンで送料込みでも 1個数百円で買えるものだが、このアナログの操作感は1度使ったら手放せなくなるほどに便利だ。
液晶画面をポチポチとつついて調整するのと違い、運転中にもリニアに操作できる。




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ウーファーコントロールも、同様の物だが、こちらはカットする周波数の調整も可能だ。
アマゾンで送料込み 1000円程度だったが、とっても便利!




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と言うことで、早速調整のために走りに行く!!!
車中泊もしたいしね(*´д`*)




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そして、高速道路のパーキングに車を駐め・・・。




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駐車場でセッティングを変えて、また走ってみる。
とにかく、理屈とかじゃなくて、走行中に一番心地よく聞こえるように調整したいのだ。




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気になるところがあれば、その場で配線も作り直す。




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ツイーターのレベルも、何度も変更して走って比べてみる。




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そろそろ新潟県に入る頃、やっと良い感じの音になってきた。
聞いているだけで気持ちよすぎてヤバイ !
大音量にしなくても、音圧もあり気持ちよすぎる(*´w`*)



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DSPやサラウンド系の音に否定的な人も多いけど、これはこれでアリかも知れないので、機会があれば是非、サウンドシャキットの体験を!
でも、同じような事がスマホの音楽再生アプリ等でシミュレーション出来るようになっちゃったんで、残念ながらこの機械自体、既に生産中止になっているとか・・・ Σ(゚ロ゚;)

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コメント

ヌガッ~ン・・・

  • 2016/11/15(火) 22:44:57 |
  • URL |
  • おろろn #-
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( *¯ ꒳¯*)

  • 2016/11/16(水) 00:49:55 |
  • URL |
  • tonotama #-
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・・・プログラミングでする方が楽だし安価でしょうが、こういうギミックモノが減っていくのはなんか寂しいですね。

  • 2016/11/16(水) 21:25:54 |
  • URL |
  • おろろn #-
  • [ 編集 ]

いろいろな専用機が、PCでエミュレート出来るからって消えてっちゃってるもんね~。
その代わり、専用機器の価格が、信じられないくらい安くなってるけど・・・。

  • 2016/11/16(水) 22:09:12 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

天邪鬼な己としては色々無可動化・デジタルプログラミング化が進むと逆に稼働部位沢山な機械に魅力を感じるわけでして。
昨日動画で見た大戦直後の米国UP鉄道の蒸気機関車「ビッグボーイ(全長40・5m総重量500t超)」の整備風景はえがったです。
バカでかいナットをこれまた巨大なレンチで絞めて砲金製のロッドをつなげてく作業風景なぞしびれました。
そういやSLはこれこそ動く機械の代表みたいなもんですし。

  • 2016/11/18(金) 21:36:24 |
  • URL |
  • おろろn #-
  • [ 編集 ]

最近、カセットテープやアナログなレコードが流行ったりするのも、そういうことなのかなあ。
駆動部分がある機械は、やっぱり萌えるし。
内燃機関とか、100年後どころか、50年後にすら存在しているのか怪しいもんね。

  • 2016/11/19(土) 00:16:17 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

最近の高級なCDプレーヤーやレコードプレー等は可動部位や防振部位が剝き出で、視線に曝される事を前提にデザインしてあるものが多い感じですし。あと真空管アンプが根強く人気なのも温室だけでなく如何にも此の機械が今働いています感が有るからではないでしょうか。
まあ稼働しなくてもニキシー管の時計なんか液晶には無い魅力が有ったりします。
しかし考えてみたら自転車は電動変速が普及してきたとはいえ構造部材と可動部位がほぼ全て丸見え。しかも熟練の職人なら可動部位も自作ができるときたもんだ。

  • 2016/11/19(土) 21:18:08 |
  • URL |
  • おろろn #-
  • [ 編集 ]

>> 如何にも此の機械が今働いています感

やっぱり、これだよね。
最新の真空管アンプなんかでも、わざわざ真空管が見えるデザインにしてたりするし。
自転車の世界に電子制御の技術が入ったら、つまらない世界になりそうだ。

  • 2016/11/21(月) 14:58:00 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

>>自転車の世界に電子制御の技術が入ったら、つまらない世界になりそうだ。

今は変速機のシフトチェンジの電子制御化が進んできていますが(今年米スラムは無線式を投入)肝心の変速機本体は依然可動部位が丸見えなんで見た目には変わりませんね。むしろ新たにアクチュエーターの稼働動作が加わったかと。それからロードでもディスクブレーキの車両が出てきてメカニカル感は増しました。
まあギミックの面白さなら前後サスのMTBや複雑な折畳機能(サス兼用)を備えた一部のミニベロがロードよりも断然上なわけでして。なもんでアチキの普段使いの自転車がフルサスMTB流用なのはそういわけでありんす。

  • 2016/11/21(月) 21:43:36 |
  • URL |
  • おろろn #-
  • [ 編集 ]

自転車シフトの電子制御なんてあるんだ。
シフト時間の短縮とか、シフトの入りやすさ制御してるのかなあ。
そのうち自転車にも自動ブレーキが付いたりしそうだ(^^;)

  • 2016/11/22(火) 19:12:14 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

電気シフトはタイムラグが少ないのでプロレースでは当然の機材になりつつありますね。
あとシフトワイヤーを動かす力が要らないので超長距離走る人の疲労軽減にも役立っています。
まあ趣味の世界なんでワイヤー式にしかない魅力や利点も多々多いので選択の幅が広がっただけですな。

・・・二輪車で自動ブレーキ・・・転倒事故が暴増しそうだ・・・
自転車のブレーキは止まる以上にスピードコントロールの為の役目が大きいのでまず無いんでな烏賊?

・・・どっとはらい(笑)

  • 2016/11/22(火) 22:11:18 |
  • URL |
  • おろろn #-
  • [ 編集 ]

あ、なるほど。
変速制御用のワイヤーの代わりを電気的に制御してるのか。
山道なんかを走ってると、結構頻繁に変速してるし、変速自体にも結構力が必要だし、案外便利かも。

  • 2016/11/22(火) 22:32:26 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
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