
道路に向かって火薬庫が口を開けている。
これが公開している火薬庫なのか!?

でも、どう見ても公開している雰囲気ではない。

中を覗き込んでも、照明の類は何も無さそうだ。

とりあえず、中へと進んでいく。
夕刻も近いせいか、かなり暗い。

振り返って入口を見る。
まだ入口から数メートルしか進んでいないが、光りはほとんど届いてこない。

そのまま内部へと進む。
向かって左側。
先ほど回った弾薬庫と同様の作りのようだ。

今度は右側を見る。
何かに転用されていたのか、火薬庫との隔壁に大きな穴が開けられている。

なんだか、不気味だなぁ。
ま、内部へと進んで行こう・・・。

火薬庫の中は光が届かず真っ暗だ。
風の流れも全くない。

懐中電灯で内部を照らしてみるが、内部が黒く燻されているせいか、薄暗い。

入口付近の大穴を内部から。

火薬庫内部にはめぼしいものは無さそうなので、外周を見に行くことに。
入口付近にある外周への入口に行く。

しかし、時期が悪いのか、完全に水没していた。
反対側も見に行ってみたのだが、同様だった。

この周辺にはこの火薬以外にもたくさんの火薬庫があるという事なので見に行ってみる。

ちょっと歩くとすぐに別の火薬庫を見つけた。

この火薬庫はドアが残されている。
ちょっと開いているのがなんだか不気味だ。
当時の物なのだろうか。

中に入ってみる。
ここも何かに転用されていたようで、火薬庫の入口が拡張されていた。

奥へと進んで行く。

火薬庫内部を覗き込む。
内部は真っ暗だ。
鉄パイプや資材が散乱している。

どの火薬庫も全く同じ作りのようだが、最後にもう一つくらい見ておこうと、次の火薬庫へ向かう。

立哨台のある交差点の奥に、いくつかの火薬庫が並んでいるようだ。

とりあえず順番に見に行ってみる。

内部の構造は全く一緒だ。

もう、中まで見に行く必要も無さそうだが、一応入ってみる。

内部には何かの残骸が残されていた。

外周の隙間も見に行ってみる。
入口付近には瓦礫が散乱している。

壁面自体はとてもきれいなのだが・・・。

足元は完全に水没しており、進むことが出来なかった。

そして、この火薬庫は外部からの圧力によりかなり大きいひび割れが出来ていた。
地震によるものか、それ以外の原因かは分からないが、このままだといつか圧潰してしまいそうだ。

壁面から床面にかけても亀裂が走っているので、かなり危険な状態なのかもしれない。
という事で、一体どの火薬庫が公開中なのかは良く分らなかったが、一通り、他の火薬庫も全て回ってきた。
周辺には、土塁やトンネルも残されており、その付近には行政が立てた看板もあったので、一応保存していくつもりなのだろう。
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