大船駅から江ノ島までを結ぶ湘南モノレールの西鎌倉駅前には銃眼が残っているという。
銃眼とは銃を構えるための小窓のようなもので、その方向は県道大船腰越線に向けられている。
この銃眼は本土決戦の際の抵抗拠点として作られたのだと思う。

大船駅を経て西鎌倉へ向かってチャリを走らせる。
かなりの急坂の道を上っていると背後から電車の音が。
ふり返ると頭上をモノレールが通りすぎていった。

西鎌倉駅付近の山肌をぐるぐると見て回ると、やっと銃眼を発見。
この写真では、自転車のすぐ上が銃眼である。

結構高い位置にあるなぁ。
銃眼の入り口は、この山の裏の宅地開発によって消滅してしまっているという。
この銃眼から進入するしか方法はなさそうだ。
銃眼の大きさは45cm x 30cm 程。
登れれば進入は可能だ。

下をのぞき込むと小さな川が流れている。
このくらいなら向こう側へ渡れそうだ。

とりあえず銃眼の真下まできた。
中の様子を知りたいが、手を伸ばしてもカメラが届く位置ではない。

よじ登ってみたのだが、あまりに脆い地質のためバラバラと表面が崩れてしまいうまく登れない。
あーっ、もう少しなんだけどなあ。
しばらく頑張ってみたのだが、ハシゴが無いと無理という結論に達した。
たしかに、このまま無理矢理登って入ることが出来ても、降りるときに難儀しそうだし。
幸いこの場所は車も駐められるので、次回、脚立を持ってきて進入することにした。
ちなみに、この銃眼から進入した方によると、銃眼内部は 2m x 2.5m 程の部屋となっており、その先に坑道がまっすぐに伸びているという。
坑道はゆっくりと下り坂となっており、最後は水没して塞がっているとの事。
うー、この目で見てみたいーっ!

気を取り直し、次なる目的地、江ノ島龍口寺へとチャリを走らせる。
この寺の裏山にある地下壕は、江ノ島周辺に展開していた陸軍歩兵第四〇一部隊の抵抗拠点陣地だという。
ここは凄かった!!!
わくわくしながら次回、龍口寺裏山の地下壕へ続く!
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