この浜の周辺には数々の遺構が遺されている。
この砂浜の南端にある、三戸浜南洞窟陣地に潜って来た。

車を駐め、砂浜を歩く。
前方に見えるこの茂みの中に陣地が構築されているのだ。

岩肌に近づくと、いきなり立派な銃眼が。
早速中に入ってみよう!!
と思ったのだが、登れそうで登れない、微妙な高さだ。

この銃眼の奥を見上げてみると、こちらにもなにやら穴のような物が見えている。

斜面をガサゴソと登っていくと・・・。

うん、やっぱりあった別の銃眼。

銃眼の中を懐中電灯で照らしてみると、奥に延びる通路が!!!
これは期待が持てそうだ。

と言うことで、早速進入(*´w`*)

入ってきた銃眼方向を見る。
中は四角い部屋状に掘られている。
銃眼部分はまるでコンクリートで作られているように見えるが、自然の岩盤を壁面に沿って削って作ってあるようだ。
これはすごい。

それでは、さらに奥深くへと進んでみよう(*´w`*)

壕床には、別の探索者が残したと思われるリボンテープが這っていた。

壕内は単純な作りのようだが、似たような景色が多く、自分の向いている方角を把握していないと迷ってしまいそうだ。

たくさんある分岐をひとつひとつ回っていく。

景色が似すぎていて、方向感覚が無くなっていく(^_^;

お、なにやら部屋発見!
弾薬置き場にしていたのかな。

そしてその先を進んで行くと・・・。

外から光が差し込んでいる。

角を曲がると銃眼が・・・。

そう。ここが外から一番目立っている、一番最初に見た銃眼だ。

壕床はコンクリートにて固められており、機銃を据え付けていたと思われるスリットが残されていた。
三浦半島にはたくさんの銃眼が残されているのだが、このような物があるのはとても珍しいと思う。

銃眼部分は、中央のみコンクリートで固められている。
そして、右上には用途不明の小さな穴が開けられていた。

銃眼からは、三戸浜から上陸する敵軍が良く見えそうだ。

でも、外側から見ても、めっちゃ目立ってる(^_^;
これって、当時は何かで秘匿していたのかな。

回っていない部分がまだあるので、そちらを回ってから壕を出ることに。

再び、似たような壕内をうろうろと進んで行く。

実は、この地下壕には 8年ほど前に1度潜っている のだ。

久しぶりに潜ってみたけど、以前とほとんど壕内は変わっていなかった。
ゴミが増えてたのがちょっと残念だったけどね。

だんだんと狭くなる坑道を進んで行くと・・・。

廃屋の裏手への抜け穴だった。
周辺は野菜捨て場として利用されているようだ。

と言うことで、壕内から這い出て外に出る。
ちなみに壕内の温度は 13℃程度。
今日の外気温とほぼ一緒だった。

外に出て、ちょっと砂浜歩き、周辺を見に行ってみる。
めぼしい物は見つけられなかったが、海の水は本当に透明できれいだった。

この三戸浜の北側には、高低差もある大規模な地下壕、三戸浜北洞窟陣地があるので、北側へと移動することにした。

三戸浜北洞窟陣地に行ってみた に続きます。
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