Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

アルマイト加工をやってみた ~DIY  2017-06-22

アルミの表面を固くして、耐久性を持たせるアルマイト加工。
自宅でも比較的簡単に出来るという事なので早速やってみた。


_170615_200141.jpg
最近、アルミを削るのにはまっている。




_170618_201436.jpg
数百円で売っているアルミの板を切り出して・・・。




_170618_210220.jpg
ゴリゴリとやすりを当てるだけで・・・。




_170618_223812.jpg
簡単に好きな形のパーツを作ることが出来るからだ。




_170618_231114.jpg
しかも、ちょっと磨くだけで、表面はすぐにピカピカになる。




_170618_233034.jpg
しかしアルミは非常に柔らかく、触っているだけで傷がついてしまう。
そこで、表面硬化の為にアルマイト加工をしてみることにした。




_170619_205648.jpg
アルマイト加工と言うのは、アルミの表面を化学変化によって変質化させる加工だ。
よく、青とか赤とかで色がついているが、それは化学変化の最中に色素を封じ込めているだけで、色はアルマイト加工とは関係無い。
長らく、あの色の事をアルマイト加工だと思い込んでいたが、どうやら勘違いだったようだ。

薬品を一つずつ集めるのは大変そうだったので、導入キットみたいのを買ってみた。




_170620_212418.jpg
作業手順書には充分にイメージトレーニングをして、手順を理解してから行うように書いてあるが、とても分かりやすい説明だったので、すぐにでも出来そうな感じだったので、早速加工してみることに。




_170620_213242.jpg
手順書に従いアルミを洗剤で洗浄し、電極をつけ電解液の中で通電する。
温度が 25度以上にならないように冷却しながら 30分ほど放っておく。




_170620_214249.jpg
その間に塗料を調合する。
今回はゴールドとレッドを混合した色で着色してみる。
塗料は基本的に水で溶けばOKだ。




_170620_214616.jpg
狭い作業台の上に、キャンプ用のコンロを置き、火をかける。
染色用の鍋と、封孔用の鍋が必要なのだ。

ちなみにアルマイト加工とは、電気分解→染色→封孔の順で作業を行う。
簡単に言うと、電気分解でアルミの表面に霜柱みたいな物を生やして、その生えた隙間に塗料を流し込み、最後にふたをして塗料を閉じ込めるといったイメージだ。
染色工程を飛ばしても、色が付かないだけで、強度的には全く問題ない。




_170620_221741.jpg
電気分解したアルミを、塗料の鍋につっこみ、50度を保ちながら 30分ほど待つ。




_170620_223529.jpg
そして、90度以上に熱した封孔剤で 15分ほど煮て、アルミ表面の穴を塞ぎ、塗料を閉じ込める。




_170620_224705.jpg
あとはよく水で洗い流せば完成だ。




_170620_224858.jpg
しかし、染め上ったものを見ると、黒ずんでいるところもあるしなんだか品質がいまいちだ。




_170620_230215.jpg
ムラガあるというかなんというか・・・。




_170620_230216.jpg
試しにサンドブラストしたものを染めてみたが、こちらもちょっと黒ずんでいる。

いろいろと調べてみると、アルミの初期処理に問題があるようだ。
要するに、表面が汚いと・・・。




_170621_112551.jpg
そこで、アルムーバという薬剤と、スマトリンという薬剤を購入してみた。




_170621_112558.jpg
アルムーバは、アルマイトの被膜除去剤だ。
アルムーバの液に先ほどアルマイト加工したアルミを突っ込むと・・・。




_170621_112911.jpg
ほんの数分で表面の膜が全て剥がれ落ちた。




_170621_113337.jpg
次に、スマトリン液に洗浄したアルミを浸す。
この薬品で、黒ずみ (=スマット)を除去できるらしい。

アルミの表面がピカピカになっていく。




_170621_115245.jpg
という事で、気を取り直して、アルムーバとスマトリンで前処理したアルミにて、再度、アルマイト処理をしてみることに。




_170621_151232.jpg
ちょっと慣れてきたので、一度に 3つ電解処理をやっちゃおう。




_170621_153321.jpg
そしてせっかくなんで今度は違う色に。
うん、ゴールドにしようかな。




_170621_154600.jpg
おー、今度はいい感じにきれいに染まった!!




_170621_155659.jpg
やはり、塗装と一緒で、前処理が一番大切という事か。




_170621_161536.jpg
作業台の上にコンロを置きっぱなしだと作業性が悪くてたまらないので、常設のコンロ台を作っちゃうことに。




_170621_161739.jpg
こないだ取り付けた水道の横に板を渡し、穴を開ける。




_170621_162208.jpg
そこにコンロを置いたらもう完成。
これなら、キャンプの時はそのまま持ち出せる。




_170621_175117.jpg
しかも、水道の横ということで、洗浄作業もやりやすいし、作業性は最高だ。




_170621_181051.jpg
コツがわかってきたので、自転車の部品を染め直してみることに。
とりあえずはグリップエンドと・・・。




_170621_181055.jpg
リアサスペンションのステーと・・・。




_170621_181100.jpg
ペダルを再染色してみることに。




_170621_201634.jpg
まずは各パーツを取り外す。
ネジ類は別途、洗浄しておこう。




_170621_201641.jpg
食器洗い用の洗剤でごしごしと汚れを落としていく。




_170621_201644.jpg
サスペンションのステーにはベアリングが圧入してあったので、プレスで引き抜く。
自動車のベアリングと比べたら、驚くほど簡単に抜けた。




_170621_203425.jpg
作業場の一角に作ったケミカルスペースで・・・。




_170621_203430.jpg
取り外したパーツを薬品漬けに。




_170621_204016.jpg
あっという間に、アルミの地肌が露わになった。




_170621_214124.jpg
次にスマトリンで洗浄し、電解処理する。




_170621_214933.jpg
そして染色処理して組み立てたら出来上がり!!
中古の染め直しとは思えないくらいに、きれいに仕上がった!!




_170621_223110.jpg
ステーの方も、注油して動作も軽くなったベアリングを圧入し、完成!




_170621_223223.jpg
光の加減でムラがあるように見えるけど、実際にはもっときれいな感じです(*^。^*)




_170621_230352.jpg
というわけで、アルマイト加工設備を常設したので、もっといろいろなパーツを作りたいなあ・・・。

関連記事

コメント

拡張後に工房化が加速度的に進んでいますな・・・
そのうち脱サラしてパーツ工房始めそう(何の?)

  • 2017/06/22(木) 23:18:23 |
  • URL |
  • おろろN #-
  • [ 編集 ]

自分の欲しいパーツが作れたら、ホントに楽しいよね~。
とりあえず、特殊ネジとか作りたいから、卓上旋盤を入手しようかなと。
自転車ばらしてみると、普通には売ってないネジが大量に使われてるから、そういうのを旋盤でさくっと作れれば便利かなと。
特殊なネジの入手って、案外めんどくさいしね。

  • 2017/06/23(金) 16:40:03 |
  • URL |
  • tonotama #GHYvW2h6
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/385-07a0ef38
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

まとめ