喜多方地滑り→国道 352号の不通区間を見に行ってみた～前編 2018-06-13

冬山シーズンも終わり、最近、遠出をしていなかったので、週末の土日を利用して福島県から新潟県にかけてぐるっと回ってきた。
およそ 900Km程度の走行だが、茨城県から先の800Kmは、すべて高速を使わずに一般道のみで走破した。

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という事で、金曜日、会社から帰ってきて早速出発。
首都高と常磐道を利用し、茨城県の那珂インターまで走り、そこから大子町を目指す。

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道の駅奥久慈だいごにて車中泊。
明日は、喜多方市へ向かう予定だが、ここを経由したのは、旧上岡(うわおか)小学校を見たかったからだ。
『柵の向こう側』と言うサイトにて紹介されており、廃校後、そのままの状態で保存されているという小学校だ。

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翌日は朝からピーカン！
早速、上岡小学校へと向かう。

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駐車場に車を停め、早速校舎の中へ・・・。

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校舎の中はひんやりとして気持ちがいい。

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当時のままの姿で保存してあるという事で、職員室もいい雰囲気のまま保存されている。

しかし、何やら外が騒がしい・・・。

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と言うのも、この小学校を利用して、大掛かりな撮影が行われていたのだ。
何でも、連続ドラマ、『この世界の片隅に』 の撮影らしく、スタッフさんの数もものすごい。

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普段はゆっくりと隅々まで見学できるようなのだが、本日は、校舎の内部にも控室やスタッフの詰所などが設けられており、ゆっくり見学できる状態じゃない。
これは、出直しだな・・・。

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横浜からならいつでも来られる距離だし、今日の所は早々に引き上げることにし、国道２８９号を北上し、喜多方市へと向かう。
それほど大きなニュースにはなっていないが、喜多方市の高郷町揚津地区周辺で広がってる地すべりの状況を見てみようかと思ったのだ。

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道の駅会津坂下にて小休止。

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せっかく福島県に来たのに、なぜか道の駅内に出店されていた北海道物産展で腹ごしらえ (^^

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そして、喜多方の地滑り現場へと車を走らせる。

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国道４９号から横道に逸れ、集落へと向かう。

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すると、大きな鉄橋が見えてきた。

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鉄橋のすぐ脇には、以前架かっていた吊り橋の残骸だろうか、ワイヤーがそのまま残されている。

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国交省のWEBにある航空写真を調べてみると、1973年の地図には新橋と旧橋が同時に写っている (写真中央)。
なぜ旧橋を撤去した際にワイヤーだけ残したのかは分らないが、何か意味があるのだろうか。

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橋を渡り、進んで行くと、通行止めの予告看板が。
どうやら、既に県道は通行止めにされてしまっているようだ。

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県道沿いの地割れの現場までは行けそうもないが、ここまで来たのでとりあえずは行ける所まで行ってみる。

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集落の内部では、各所で地割れの観測をしているようで、役所や工事関係者の姿が見られた。

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ちなみに、県道の通行止め箇所がこちら。
二次災害を防ぐために完全に閉鎖してあった。

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小さな集落なので、あまり長居していると、怪しいことこの上ない。
さっさと撤収する事に。

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集落を後にし、国道４００号を経て、国道２５２号へ入った。

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ここは本当に国道か！！！というような、頼りない道が続く。
夜中までには新潟県に抜けてしまいたい。

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たまに出てくる青看板で国道であることは確認できたのだが、新潟県魚沼市まで、このような山道があと 70Kmほど続いているようだ。

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途中、温泉があったので立ち寄ってみる。
自動販売機まである！
国道２５２号に入ってから、初めて見る自販機だ。

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受付で 400円を払い、早速風呂場のある地下へ。

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しんと静まり返ったフロアから進んで行く。

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土曜日の夕方であるのだが、あまりの山奥だからか、やはり他に誰もいなかった。

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貸切状態の広い湯船でのんびりする。

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そして再び新潟県の魚沼市に向かって走っていく。

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携帯電話はもうずっと圏外の状態が続いている。

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頻繁に現れるトンネルは、灯りが点いていない。
いや、点いていないのではなく、照明設備自体が設置されていない。

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２車線になったり１車線になったりを繰り返しながら、誰もいない国道を進んで行く。

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誰もいないのをいいことに、トンネルの中で止まって、写真を撮ったりしてみた。

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やっと新潟県との県境だ。

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でも、まだまだ峻険な山道が続く。
今夜車中泊予定の魚沼市の道の駅までは、あと 40Km程だ。

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街に近づいてきたためか、道路上の照明が増え始める。

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そして、国道 17号へと合流し、魚沼市街へ。

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奥只見にスクートに来た際にいつも立ち寄っている、小出インター近くの出光セルフスタンドにて給油する。
自宅のある横浜を出て、およそ 480Km走ってきた。

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ということで、明日は国道 352号の不通区間を見に行ってみることに。

後編へと続きます。