Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 館山市九重地区地下壕探索  2018-09-11

大房岬での探索 を終えた後、館山市の九重地区にある遺構を案内してもらうことになった。
なんでも、山中に巨大なコンクリートの監視所があるという。
そして、頑張ればそこに入ることも出来るという。
じゃ、頑張っちゃいますか(^^)/


w180826_103626.jpg
ハイエースだとちょっと厳しいという事で、maya氏の車で現地へと向かう。
山道に入ると、なかなか激しい未舗装の荒れた急な上り坂。
車体の下回りをガリガリとこする音がする。
てかこれ、普通車でも厳しいんじゃ・・・(^^;




w180826_104700.jpg
これ以上は無理!
という場所で車を駐め、山へと分け入る。




w180826_105454.jpg
本当にこんな山の中に遺構なんてあるのか!?
ましてや、地下壕とか・・・。




w180826_105715.jpg
掘割のような地形を藪を漕ぎながら進んでいくと・・・。





w180826_105806.jpg
奥のほうに何やら壕口のようなものが見えてきた。




w180826_105824.jpg
突然視界が開ける。
あった、壕口だ。




w180826_105846.jpg
かなり下に向かって下っているが、それだけ埋まっているという事なんだろう。
するりと内部へと潜り込む。




w180826_105934.jpg
内部は人が立てる程度の高さがある。
今入ってきた壕口が上部に見えている。




w180826_105950.jpg
洞窟陣地なのだろうか。
奥に向かって坑道が続いている。




w180826_110107.jpg
すれ違いも厳しそうな坑道を奥へと進んでいくと・・・。




w180826_110219.jpg
小部屋のような構造の場所にたどり着いた。




w180826_110307.jpg
ここから更にいくつかの坑道が続いているので順番に見に行ってみることに。




w180826_110409.jpg
やはり洞窟陣地なのだろう。
馬蹄形の坑道だ。
先ほどよりも多少広く掘削されている。




w180826_110423.jpg
穴の断面が四角形になってきた。
この先、曲がっているようだが、まだまだ奥がありそうだ。




w180826_110555.jpg
角を曲がる。
思いのほか規模が大きい地下壕だ。




w180826_110605.jpg
構わず進んでいくと、突然奥からコウモリの大群が飛び出してきた。




w180826_110744.jpg
ものすごい数のコウモリが、ぎゃあぎゃあ言いながら突っ込んでくる。
『コウモリは超音波を出しているから、暗闇でもぶつからない』なんて大嘘だ。
ばちばちと体にコウモリがぶつかる。




w180826_110916.jpg
この奥にも開口部があるのだろう。
この付近はコウモリの住処となっているようだ。




w180826_111051.jpg
その先には階段があり、ちょっと高さが変わっていた。




w180826_111057.jpg
まだまだ奥があるようだ。
行ける所まで行ってみようと、どんどんと奥へ。




w180826_111058.jpg
崩落しているらしき土砂の山を乗り越えていくと・・・。




w180826_111205.jpg
その先は掘りかけなのか、閉塞していた。




w180826_111240.jpg
しかし、そのすぐ近くの分岐の先には階段が作られている。




w180826_111329.jpg
階段から見上げると、遥か上方に抜け穴があるのが見える。




w180826_111539.jpg
登っていくにはちょっと危険すぎる感じなので、ここは深入りせず・・・。
ま、どっちみち外に出るだけだしね。




w180826_111542.jpg
今来た坑道を戻っていく。




w180826_111953.jpg
そして、まだ潜っていない坑道へと足を進める。
壕床に土砂が溜まり、めちゃめちゃ狭い。
這いつくばるようにして進んでいく。




w180826_112104.jpg
その先は広くなったものの、今度は水没だ。
深さはそれほどなく、長靴で難なくクリアできた。




w180826_112245.jpg
そして、水没の先にあった壕口から脱出!!
延長もあり、なかなか楽しめる壕であった。




w180826_112540.jpg
次に、この山中に巨大コンクリート遺構があるというので探しに行ってみる。




w180826_113643.jpg
荒れた山肌を進んでいくと、突然コンクリートの構造物が現れた。
コンクリートの高さは 140cm程度。
監視所なのだろう、地面すれすれにのぞき窓がついている。




w180826_113700.jpg
覗き窓のスリットは、無理をすれば頭が入りそうだ。
這いつくばり、頭を隙間にねじ込んでいく。




w180826_113734.jpg
そして、隙間からカメラをねじ込み、内部を撮影。
内部はがらんどうだったが、床に穴が開いている。
これは、どこかに入口があるはずだ。




w180826_113810.jpg
しかし、周囲には入口らしきものは全く発見できない。




w180826_113823.jpg
その後も、山肌を調べながら歩いていくと・・・。




w180826_114628.jpg
またまた超巨大なコンクリートの監視所が。
先ほどの遺構より距離はそれほど離れてはいない。




w180826_114632.jpg
そして、そのコンクリート遺構の先に、ついに壕口らしき縦穴を発見した。




w180826_115117.jpg
3m近い落差があるようだが、土砂が流れ込んでいるので降りてもまた、よじ登ってこれそうだ。




w180826_115353.jpg
という事で、早速潜りに行ってみる。




w180826_115412.jpg
縦穴から小さな壕口を入り進んでいくと、盛大に崩落した部屋にたどり着いた。
天井ごと土砂が落ちてきているようで、部屋の中央には大量の土砂が堆積している。
部屋に入り土砂の上から足元を見ると、今来た坑道のほかに、3つの穴が土砂に埋もれかけていた。




w180826_115423.jpg
では順番に見に行ってみよう。
まずは1つ目・・・。
うん、とても狭い・・・。




w180826_115448.jpg
狭い空間に体をねじ込んでいく。
ちなみに狭いのは崩落個所だけで、その先は坑道が伸びていた。




w180826_115453.jpg
しかしその先はちょっと広い空間があったのみで閉塞。
これ以上進めないようなので、再び崩落している部屋へと戻り始める。




w180826_115658.jpg
そして、次の穴へ、再び体をねじ込んでいく。
久しぶりにこんな狭い穴をくぐり抜けた。




w180826_115817.jpg
隙間を抜け、坑道を進んでいく。
すると、行き止まりの上部に巨大な縦坑が!!




w180826_120009.jpg
見上げると、先ほどの監視所の1つなのだろう、コンクリートの遺構が見えている。
上に上がるには落差がありすぎて無理だったが、これは場所的にも、後から見た監視所の内部だろう。




w180826_120120.jpg
再び崩落部屋へと戻る。
どうやら、この崩落した部屋から放射線状に坑道が伸びているらしい。




w180826_120201.jpg
最後に3つ目の穴へと入ってみる。
落差があるため、足からゆっくりと進入する。




w180826_120202.jpg
入ってくのに躊躇するような小さな穴だが、とりあえず突入!




w180826_120334.jpg
坑道を進み、再び行き止まりに。
閉塞付近にはごみのようなものが散乱している。
そして、上部にはまた縦坑が伸びている。




w180826_120353.jpg
上を見上げると、コンクリートの遺構が見えている。
これは最初に見た監視所だろう。
監視所のコンクリート内までかなりの落差があるが、稼働時にははしごか何かをかけていたのだろう。




w180826_121728.jpg
この監視所が見上げられる坑道には分岐があったので、そちらも見に行ってみる。




w180826_121736.jpg
しかし、先はなく、最後はがれきに埋もれ閉塞。




w180826_122316.jpg
これで、この壕の行ける場所には全部潜ったので、そろそろここを脱出することに。
すでに体中泥まみれだ。




w180826_122400.jpg
進入した壕口が見えてきた。




w180826_122425.jpg
側面に流れ込んだ土砂を足掛かりに立て坑をよじ登り、無事に脱出!!!




w180826_184346.jpg
こんな山の中にこれだけの規模のコンクリート遺構が残されていたのにもびっくりだが、地下坑道で内部がつながれていたというのも驚きだ。
今回案内してもらった遺構以外にも、館山にはまだまだ未発見の遺構もたくさんありそうなので、今後も探索をしていきたいと思う。

関連記事

コメント

先日はどうも

おつかれさまでした。
南房総はあまり大規模なものはありませんが、戦闘拠点が多いので
なかなか楽しめます。
またいきましょう。

  • 2018/09/11(火) 10:44:48 |
  • URL |
  • maya #-
  • [ 編集 ]

>> maya さん

 ご案内頂き、ありがとうございました!
 大規模なものは無いと言っても、今回のも十分すぎるほど楽しめましたよ。
 また、新たな物件を探しに行きましょう!!

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/454-a647f3e4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)