
早速、内部へと!!
しかし、入口に設置されている柵はびくともしない。
出入りできるように作られてはいるが、南京錠にて施錠されている。
南京錠であれば容易く開錠できそうだが、とりあえずは山の裏手に回り込んでみることに。

かなりの急斜面を、草木につかまりながら進んでいく。
足を滑らせたら、木にでも引っかからない限り、落下途中で止まることは難しそうだ。

先ほどの壕口から高さを変えないように、どんどん進んでいく。
急斜面過ぎて、写真を撮っている場合じゃなくなってきた



そのまま奥へと進んでいくと、やがて平場が現れた。
愛宕山地下壕の別の壕口に間違いないはずだ。

それでは早速内部へと!
坑道の高さは2mも無い。
しかし、崩落も少なそうな雰囲気だ。

入って数メートル進むと、すぐに右手に方室のようなものが・・・。
壁面には銃眼も作られている。

銃眼から外部を覗いてみるが、木々が生い茂っているのが見えるだけだった。

本坑に戻り、奥へと進んでいく。
途中、ちょっと屈まなくてはいけないくらい天井が低くなっている。

途中、分岐があったが、とりあえずは一番奥まで進んでみる。

すると、柵の付いた壕口が見えてきた。

ぐるっと回り、戻ってきた形だ。
ここから脱出することが出来れば早いし安全なのだが、ここは戻るしかない。

戻る途中、まずは左手の枝坑に入ってみる。
こちらは数メートル進み、部屋状の閉塞で終わっていた。
足元に開いた狸穴の内部には数匹の動物の気配がしていた。
おそらく、タヌキかハクビシンあたりだろう。

本坑に戻り、今度は右手の枝坑をのぞき込む。
ここも同様に、閉塞した部屋のようになって終わっていた。

周囲を調べながら、進入した壕口へ向かって歩いていく。

すると、頭上にロッドを刺していた跡が。
この付近には、同様のロッド跡がいくつか見られた。

分岐も少なく単純な造りの壕だが、壕内は広くなったり微妙にうねったりと変化に富んでいる。

天井の低い坑道を抜け、壕口まで戻ってきた。。

外に出て、滑り落ちそうな斜面を再び戻っていく。
これは、天気の悪い日のアクセスは難しそうだ。

車へと戻り、付近にあるというもう一つの壕口へやってきた。
壕口は、道脇の駐車スペースの前に、大きく開口していた。

内部に入り、すぐに左へと折れる。
坑道は、ゆっくり下っている。
掘り込みはやけに四角く掘られている。

しばらく下っていくと、坑道は左手に折れた。
しかしその先は盛大に崩落している。

先にも空間がありそうな感じなのだが、大量の土砂に阻まれて、これ以上はどうしようもない。

穴の先は道路ののり面方向に向かっているので、周辺に何か痕跡があるか探してみた。

すると、斜面に壕口を発見!

隙間は20cm 程度しかないが、ちょっと掘ればなんとか中に入れそうだ。

壕口前の土砂をスコップで掘り、体が入れる隙間を作る。
内部はかなりの落差があり、下までの距離も分からない。
そこで、まずはすじさんが、ロープで降下してみることに。

壕口から下っていたすじさんだが、内部はすぐに閉塞しているという報告が。
残念ながら奥には続いていなかったようだ。

という事で、富士川SAに戻ってきた。
今回は愛宕山地下壕周辺の探索だったが、この周辺にはまだ複数の地下壕が残されているようなので、機会を見てまた潜りに行こうと思う。
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