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デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

[戦跡] 赤山地下壕の周辺探索に行ってきた ~前編  2019-03-08

久しぶりに千葉県は館山方面の探索に行ってきた。
生憎の雨模様だったが、たくさんの地下壕に潜ることができた。


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前夜、ガソリンを満タンにし、早速出発!




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アクアラインに乗り、千葉県へと。




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国道 127号線を下り、道の駅冨浦で車中泊。
今のところ空は晴れているようだが、明日の天気は下り坂だ。




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雨の中の探索になりそうなので、装備は極力減らして探索しよう。
車内で明日の準備をし、就寝した。




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翌朝は、朝から土砂降りの雨。
正式に公開されている赤山地下壕 付近にてメンバーと待ち合わせ、早速山へと分け入っていく。
今回のメンバーは、静岡県からの参加の 空母欲奈氏、壕内測量のエキスパート 祐実総軍三等兵氏、水没大好きあけ氏、そして実地調査ならおまかせの yakumo氏だ。




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程なく、壕口に到着。
道も無いような斜面を登ってきただけあって、壕口は塞がれる気配もない。




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早速内部へと潜入する。
入るとすぐに階段が構築されている。
うん、なかなかいい感じだ。




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ちょっと下って振り返る。
丁寧にコンクリートを固めて階段が作られているのが分かる。




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ちょっと下ると部屋に出た。
その先には、まるでエレベーターがはまりそうな空間が。




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いきなり難易度が高い感じだが、とりあえずはその穴を下ってみる。




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上から見ると垂直降下に見えたこの穴だが、降りてみると、壁面に段が掘ってあり、足をかけることができた。




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いきなり高低差があったので期待が持てたこの壕だが・・・。




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両側にちょっとした枝坑があるだけで、この壕はすぐに山肌に開口して終了していた。




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壕を出て、頂上付近に向かい、山を登っていく。




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やがて、眼下にものすごい光景が広がった。
高低差は 30m位はあるだろうか。
写真では全く伝わらなそうだが、野球場ほどの大きさの縦坑が山中に掘ってあった。
ギリギリまで近付きたいが、落ちたら即死しそうな高さに足がすくむ。




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国土交通省の 1963年の航空写真にこの穴が写っていた。
どうやら同様の物が2つ掘られているようだ。




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付近にある、切り立った崖に壕口があったので、早速入ってみることに。




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館山周辺の壕に良く見られる、きれいな地層が特徴的だ。




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どんどんと奥へと進んでいく。




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構造的にはそれほど複雑ではないが、分岐もあり、潜っていてとても楽しい。




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掘削も丁寧で、壕内にも崩落の跡はほとんど見られない。




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今日は大勢で潜っているので、壕内が明るい。




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一通り、壕内を回ったので、もう一つある壕口から出てみることに。




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もう一つの壕口に向かう途中に、山頂に向かって伸びる上り坂を発見。
登って行ってみるが、20m程度登ったところで、掘りかけにて閉塞していた。
完成した暁には、抜け穴として利用するつもりだったのだろうか。




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という事で、もう一つある壕口から壕を出る。
外には、何やら基礎のようなものが見えている。




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ずいぶんと狭い範囲に基礎が密集している。
周囲は石切り場の跡だろうか。
切り立った壁がそそり立っている。




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降りしきる雨の中、びちょびちょになりながらも山を下っていくと、別の壕口を発見した。
場所的には、一番初めに入った壕のちょっと上あたりだろうか。




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壕口付近に傘を置き、内部へと入ってみる。
左へ右へと何度も折れながら、坑道を進んでいくと・・・。




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奥のほうに階段を発見!!
高低差があると、ホント、テンションが上がる!




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階段は、半分だけが掘削されて作られている。
うん、いい感じだ。




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その先を進んでいくと、広い空間に出た。




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そして、目の前には、四角い掘り込みが。
貝山地下壕の2層目で見たような掘り込みだ。
この掘り込みは、奥の回廊を一周する形で、いくつも掘られていた。




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この壕も構造自体は単純だったが、回廊部分の掘り込みが印象的だった。




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そろそろお昼時という事で、山を下りて、昼食をとることに。




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車に向かう途中に、いくつか壕口を見つけえたので、潜っていくことに。




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先ほどまでと違い、内部はガレが多く、荒れていた。




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当時は電気が引かれていたのか、それとも、電設資材の倉庫だったのか、このあたりには碍子が散乱している。




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内部の構造はやや複雑で、向いている方向が分からなくなりそうだった。




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奥に進むと、この辺りは広く掘られている。
崩落も少なく、丁寧に掘っている感じだ。




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奥へ奥へと進んでいく。
まだまだ先がありそうだ。




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進んでいくと、分岐が。
まずは左手に進んでみる。




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足元には、カタカナで印刷されたコカ・コーラの瓶が。
かなりの年代物だろう。




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その先は、先ほど歩いていた通路に抜けていたので、今度は先ほどの分岐を右手へと入っていく。




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この先は、中央に大きな柱を残しながら掘っているような構造で、左右平行に坑道が走っていた。
一通り内部を回ったので、そろそろ脱出だ。




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昼食を取り、午後からは、見どころたくさんの、128高地の壕に潜ることにした。

後編へと続きます。 
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コメント

おー、これはまた綺麗で面白い壕ですねー!コカコーラの瓶がいい味出してますw

  • 2019/03/09(土) 17:57:56 |
  • URL |
  • Kei #-
  • [ 編集 ]

>> Kei さん

 掘り込みがあったり、高低差があったりと、なかなか楽しめる壕でしたよ!
 山頂付近にいくつもの壕が掘られていたのですが、石切り場の跡地を軍が再利用していたのかなとも思いました。
 平地にあった台座は、もしかしたら石切り場時代の物かもしれません。

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