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プラズマ切断機買ったので、ベンダーを作ってみた  2019-03-27

今までアルミを使用して、いろいろと作ってみたが、溶接が出来るようになったので、今度は鉄でいろいろと作るようになった。
しかし、アルミに比べ鉄はとても固いのだ。
棒状から切り出すのは割と簡単なのだが、平板から形を切り出すのは、本当に苦労する。
そこで今回、プラズマカッターを買ってみることにした。


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買ったのはこれ。
送料込みで 2万円を切っていた。
国産品の価格と比べると、本当に大丈夫なのかと思わせるほど安い。
電源は単相の 200Vなので、一般家庭での使用も問題ない。




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説明書は、英文の簡易な物が付属していたが、組み立て方の図などは一切ない。
まあ、この機械を買う人は、そのくらいの知識はあるという事か。

と言うわけで、まずはエアー入力周りを組み立てる。




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と言っても、レギュレーターにホースをつなぐだけだ。




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電源コードの先も、ただのバラ線になっているだけで、プラグは付いていない。
こういう機械は電源直結して使うものなのだが、とりあえずは事前に準備していた 200Vのプラグを取り付けることに。




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プラズマカッターの仕組みは簡単で、溶接機と同様に、トーチの先にアークを発生させ、溶かした金属をエアーで吹き飛ばすというものだ。
コレット等の消耗品は、このように簡単に分解できる構造だ。




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トーチに付いているスイッチを押すと、エアーが噴き出てアークが発生。




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それでは早速、プラズマカッターで金属を切断してみよう。
ボタンを押しながら、トーチの先端をワークに当てると、アークが発生。




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そのまま、トーチを動かすと、あっという間に鉄材が切断された。
エアの噴き出る音しかしないので、鉄を切っているとは思えないほど静かだ。




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簡単に鉄材が切断できるので、以前から欲しかった、丸棒を曲げるベンダーを作ることに。
ベンダーがあれば、鉄材を簡単にきれいに曲げる事が出来るのだ。
構造や使用方法は簡単なので後述するが、とりあえず作ってみることに。




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頭の中にしか設計図は無いが、どんどん部品を作っていく。




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そして、基本部分の部品が揃ったら・・・。




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部品を組み合わせ、溶接していく。




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市販の物 にベアリングは使用されていないが、手持ちが転がっていたので支点部分に使用することに。




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メインのアームに穴を開け・・・。




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ベアリングを組み合わせてみる。




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ベアリングを溶接し、固定する。




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そして、本体へと組み付ける。




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続いて、力点に穴を開けて・・・。




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丸棒を埋め込む。




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構造的にはこれで出来上がりだが、適当な棒を差し込んで力を加えられるように、角棒を取り付ける。




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場所はこんな感じでいいかな。




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よし、出来た!!!




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まずは、6mmの丸棒を曲げてみる。
このようにセットして・・・。




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力点に力を加えていくと・・・。




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このように、きれいに丸棒を曲げることが出来た。




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角度も位置も、基本的には自由自在だ。




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支点に使用しているベアリングの直径が、曲げ径となるので、2作目を作る際は、この部分のコマを交換できる方式で作ってみよう。




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6mm程度の丸棒なら比較的簡単に曲げられるので、今度は、手できれいに曲げることが難しい、9mmの丸棒で試してみることに。




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9mm丸棒をセットして・・・。




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にゅ~~っと。




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おおおっ、簡単に曲がった(^^)/




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力を加えるための棒の差し込み口が、横方向にもあると便利そうなので追加してみることに。




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でも、実際に使ってみたら、この肉厚だと強度が無さ過ぎて話にならなかったので、補強を入れてみた。




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とりあえず、実用に耐えるようになったので、黒く塗装する。
いろいろと付け足してかなり不格好だけど、錆びなければいいか。




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作製した丸棒ベンダーを使用して、早速丸棒を加工していく。
バイク用のキャリアを改造したいのだ。




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溶接のつなぎ目も、ばっちり!!




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バイク用のキャリアの高さを増したいので、この枠を追加するのだ。




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適当なノリで足を溶接していく。




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100Vのアーク溶接でも、結構ちゃんと行くもんだ。
ハンマーで叩いても、外れる気配はない。




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角のアールが違うのが気になるが、コマを交換してアール値を変えられるベンダーを作ったら、また作り直せばいいか




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そのままのノリで、傘立てなんかも作ってみた。




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うん、ホント、今まで出来なかった作業が出来るようになるのは最高だ(^^)/

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コメント

鍛冶屋か鉄工所かッ!
次は高炉と転炉だッ!

  • 2019/03/27(水) 21:14:19 |
  • URL |
  • おろろN #-
  • [ 編集 ]

>> おろろN さん

ペール缶を2重構造にして、セメント詰めて、炉を作ろうと画策していますよ(^^)/

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