
土曜日の深夜、横浜にある自宅を出る。

圏央道をひた走り、関越道に。
渋川伊香保インターを降り、国道353号へ。
その後、国道145号へ分岐し道の駅にて車中泊した。

翌日は、早速八ッ場ダム周辺を見て回る。
不動大橋の上から、水没地区を見下ろしてみる。
予定では今年の終わりごろから試験湛水が始まるという事だ。

水没予定地に、旧国道と線路を埋める、ピラミッドのような山が作られていた。

ズームしてみると、鉄道トンネルは埋められていないようだ。
あの場所に行ってみたいなあ。

反対側には、水没した際の予想図が置かれていた。

ちょっと、画角は違うが、ここが全て大量の水で満たされると思うとゾクゾクしてくる…。

今いる不動大橋から見えている八ッ場大橋。
その向こうに完成間近の八ッ場ダムが見えている。

八ッ場大橋に移動し、ダム方面を見てみる。
2018年はまだ半分。
2016年に至っては、ダムの形すら無かったのに、もうこんなに出来ている。

橋から見下ろした場所に建てられていたプラントは、役目を終えたのか、すっかり撤去されている。

最後まで残されていた川沿いの木々も、全て伐採されてしまうのだろうか。

反対側から見下ろしてみると、こちらもまだ川沿いの木々は残されている。

橋の上に双眼鏡が設置されているので、ちょっと覗いてみよう・・・。

非常用洪水吐!
クレーンにはタイヤが付いているように見えるが、桁に乗せてるんだろうか!?
なんか凄い・・・。

双眼鏡を左に振ると、以前あったトンネルがまだあった。

さらにズームしてみると、特に埋められている様子も無さそうだ。
場所的には、満水時以外は露出しそうな場所だし、ここはそのうち見に行こうかな。

下側が、常用洪水吐設備で、上側が、水位維持放流設備だ。
八ッ場ダムは発電しないのかと思っていたが、すぐ下流に八ッ場発電所も建設されるという。
てことは、洪水吐じゃなく、余水吐と呼ぶのかも!?

遠目にも巨大さがなんとなく分かるこの穴だが、ズームしてみると単管が設置されている。
ダムの内部を通り、この場所に行くことが出来るのだろうが、まだ単管があると言うことは、まだまだここでの作業も残っているのだろう。

と言うことで、一通りダムを見た所で、水没区間を見に行ってみよう。
と言っても、日曜日の昼間に立入禁止区域にノコノコと入っていったら、すぐに通報されちゃう。
なので、あくまで正攻法で・・・。

おそらく、作業用の道路なのだろうが、入り口自体が分かりずらい (というか、普通の人は行かなそうな場所) ので、特に立入禁止とは明示されていない道路をテクテクと下りていく。

道は荒れているが、余裕で歩いて行ける状態だ。

左手には、水没区が広がっている。

崩れた土砂が道路上に堆積し、雑草が育っている。

うん、まだまだ余裕かな。

ちなみに、本日は探索用の装備は一切無しだ。
というか、車中泊で、車内でゴロゴロしていたままの格好だ。
でも、ガチ探索の格好で関係者に見つかるより、ラフな格好で注意された方が、ちょっと間違って入ってきちゃいました的な言い訳がきくかな。
みたいな。笑
しかも、この格好なら、絶対に無茶な所には行こうと思わないでしょ。

てことで、先へと進む。

わわわ、草木が道路上まで倒れ込んで来てる。
ちゃんとした格好であればなんと言うことも無い障害物だが、今の自分にはかなりのハードルだ。
左の薮が薄い辺りをソロソロと進む。

やがて、なにやら看板が見えてきた。

伐採作業中につき、入るなと言うことらしい。
入る場合は、ここに電話してくれとのことで、電話番号も書いてある。
しかし、携帯電話は車に置きっぱなしだ。

伐採している気配も全く無いので、もう少し先を見に行ってみる。

かつてはこの道を、車やバイクが往来していたのだろう。
カーブミラーが見えてきた。

きっとこのカーブミラーもこのまま湖の底へ沈められてしまうのだろう。

道の脇には車庫のような作りの鉄骨が。
石垣もあるし、この辺りには家が建っていたのかも知れない。

眼下に目をやると、橋の上から見えていた道路や橋が間近に見えている。

ちょっと斜面を下ればすぐに行けそうではあるが、頭上にある八ッ場大橋から丸見えなので行くことはしなかった。

今下りてきているこの道路自体は崖崩れ箇所があるものの・・・。

それなりの格好をしていれば、一番下まで行けそうだ。

ま、今回は日曜日の昼間なので無茶はしない。
けど、残されている道路や橋へと、もう少しだけ近づいてみることに。

吾妻線の鉄橋には以前は工事用のパイプが渡されていたが、今はすっかり撤去されている。

橋は路面を見る限りだと、今でも工事用車両用に普通に使われているようだ。

このまま沈められると今後いろいろと凄い光景が見られそうなのだが、なんとなく、湛水前に撤去されてしまうような気もするが、どうなんだろう。

間近で橋や道路を見ることが出来たので、そろそろ車へと戻ることに。

気温は30度近くもあり、照りつける太陽は5月のものとは思えない。
手を洗い、泥だらけの半パンをはらい、無数に付いた植物の種を取り、車に乗り込む。

そして、先週からまた火山活動が活発化して通行止めとなった白根山に行ってみるとこにした。

と言っても、国道は通行止めで、草津からの山越えは不可能だ。
そこで、高い通行料を払い、万座ハイウェイから渋峠方面へと抜けていく。

国道292号へと辿り着いた。
草津方面は、当然通行止めだ。

ここまで来たら、もう長野県に抜けるしか無い!
と言うことで、渋峠へと向かっていく。

途中、駐車場で休憩していると、山肌に残された雪で遊んでいる人たちの姿が!!!
ジブまで設置してるし、やべえ、めっちゃ、楽しそう(*´w`*)

その先の斜面には、もっとやべえ奴が!!
車で行ける場所では無いので、歩いて行って、滑って、ハイクアップしているようだ。
しかも、急斜面にあのコブ。
相当上手なんだろうなあ。

うわ、スキー担いで登ってる・・・。
体力も相当無いと、キツそうだ。
自分にはとても無理そうだ。

もう5月も終わりだというのに、道路にも結構な残雪が。
でも、気温は25度くらいある。

吹き抜ける風の気持ちよさに、駐車スペースがある度に休憩してしまう。

そして辿り着いた国道の最高地点。
え?もっと高い道路あるでしょ?
と思ったら、あくまでも、国道の最高地点。
なるほど。

そして、群馬県と長野県の県境へ。

あとはひたすら下道を走って、横浜へと帰ることに。

そういえば、渋峠スキー場ではなにやらバンクドスラロームの大会が行われてました。

気温は高いものの、まだまだ滑走出来るくらいの雪は残ってたけど、そろそろここもクローズかな。

どんどんと山を下り、長野県中野市へ。

その後、国道403号に入り、そのまま国道406号へ。

完全な山越えルートだが、信号のある街中を通らずに、菅平まで行けちゃうのだ。

と言っても、険しいのはごく一部。

中央線ありの快適なワインディングがひたすら続く。

小諸市からは、建設中の中部横断道へ。

まだまだ延伸中だが、無料で 20Kmほど南進することが出来る。

と言うことで、だいぶ中途半端なレポだったが、今年は試験湛水も始まるというので、八ッ場ダムには再度訪問したいと思う。

今回、土曜の夜からの走行距離、625Km。
うち、高速(無料分含む) 177Kmでした。
八ッ場ダムに水が溜まり始めたので見に行ってみました!!
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