乗ることはほとんど無いチョイノリだが、最近、一緒にいる時間だけは長いのだ。
今回は、チョイノリのフレームを切り、シートを低くしたり、フロントタイヤを極太化したりしてみた。

と言うことで、本題に入る前に、まずはヤフオクで買った、2000円のアルミハンドル。
そのハンドルに付属していた、アルミ製の補強バー。
安いだけあって面取りとかは一切されていない。

そこで、ヤスリで面取りを。
これだけで、見た目がかなり良くなるのだ。

ついでなんで、汚れまくってるハンドルポストもきれいにしておこう。

と言うのも、最近購入してみたワイヤーブラシが、アルミを磨くのに最高なのだ。

3分位でこの通り!!

ついでに、ワイヤーブラシでブレーキレバー周りもこすってピカピカに(*´w`*)

各部を磨いている時、ふと、閃いた!
シート下のフレームを短くしたら、格好良くなるのではないか!?

シートやガソリンタンクを外してみると、まさに、切ってくれと言わんばかりの構造だ。

じゃあ、早速・・・。
パイプカッターをくるくる回してフレームを切っていく。

あっという間にこの通り。
なんか、このままでもかっこいいなあ。

車体から切り離したフレームを加工していこう。

まずはサンダーにて高さをカット。

うん。こんなもんかな。
これ以上下げると、ガソリンタンクの下が擦りそうだ。

切り落としたフレームの残骸は、フレームをつなげる際の芯になってもらう。

サンダーで縦に切り込みを入れれば・・・。

ほら、こんな感じで芯に出来るでしょ(*´w`*)

と言うわけで、どんどんと溶接を進めていく。

(下手くそすぎる)溶接箇所を隠すため、黒く塗っておく。
サンダーで回りを平らにして、溶接してあることを隠してしまおうかとも思ったが、そうすると、シート位置を下げている事なんて誰も気づかないだろうから、あえて、何かやってある感を残すため、塗装のみで仕上げたのだ。

ついでなんで、先日組み立てたリア回りのアルミパーツにアルマイト処理をかけることにした。

グツグツグツとアルマイト処理をしていく。
せっかくアルマイト加工の設備を整えたのだから、使わないともったいないしね。

とりあえず今回は青色にて着色。

うん、『何かやってある感』は出てるかな。
なんか、ショボいけどね (*'ε`*)

そして、いよいよ今回のメイン。
チョイノリのフロントタイヤを極太にしてみる。
なんと、チョイノリの加工フォークが入手出来たのだ!!!
今まで、ズーマーのフロントフォークを加工して取り付けようと、いろいろと試行錯誤していた。
しかし、自宅にある小型旋盤だと大きすぎて加工出来なく、計画が頓挫していたのだ。

チョイノリのノーマルフォークを切断し、ゲタをかませて幅を広げ、再溶接してあるのだが、さすがプロの溶接工の仕事!!
言われなければ、加工してあることに気付かなそうな仕上がりだ。
しかも、アウター、インナー共少しずつカットし、ショート加工も施されている。

ノーマルのチョイノリのフォークと比べると、こんなにワイドになっている。

これだけ幅が広がっていれば、大抵のホイールは入ってしまうだろう。
しかも、チョイノリのインナーカウルの切断も必要なく、ノーマルフォークと入れ替えるだけで無加工で取り付け可能だ。

フロントには 8インチを取り付けたいのだが、手持ちは 10インチしかないので、とりあえずこいつを付けてみることに。
ほこりだらけのホイールをゴシゴシ磨いて・・・。

モンキーのハブを取り付ける。
スピードメーターを動かすためには、スピードの取り出し側を左側、ブレーキを右側にする必要がある。
チョイノリは、どちらも左側だ。
うーん、それなりに加工が必要そう・・・。

とりあえず、スピード検知用のギアケースを磨きながら考えよう。

パーツを磨きながら作戦を練る。
まあ、ブレーキなんてワイヤーで引くだけという機械的構造だから、なんとでもなるか(*´ω`*)

うん、やっぱり、部品がピカピカになると気持ちいいな。

ブレーキの機構は後回しにして、まずはきっちりとフォーク内にハブが収まるようにカラーを作る。

フォークの内側には左右それぞれ 3mmと4mmのカラーを挟むだけで良い位置が出そうだ。
アルミ丸棒に 12mmの穴を開け、サイズを合わせながら旋盤を回す。

何かと必要になるカラーがいつでも好きなサイズで作れるというのは本当に便利だ。
シフトレバーが作りたくて買った旋盤だが、カラー作りに大活躍している。

ブレーキを右側に持って行くことにしたので、インナーフォークを入れ替えることに。

と言うのも、ブレーキ Assyの回転を押さえる突起がノーマルだと左側なのだ。

クリップを元に戻し、フォークを組み立てる。

そして、カラーを挟み、ホイールと合わせてみる。

カラーのサイズもバッチリで、クリアランスも問題無さそうだ。
アクスルが 35mm程長いが、フォークの外側なので、これはなんとでもなるだろう。

と言うことで、早速フォークごと入れ替えてしまう。

ハンドルポストを取り外し・・・。

ここのネジを緩めれば簡単にフォークは下から引っこ抜ける。

『ん?』
なんかサイズが違って爪がかからないぞ!!

そういう時は、ヤスリでシャコシャコシャコ。

よし、かかった。

中間のリングを外せば・・・。

その下のナットはたいてい手で回る。

あとは先ほど組んだワイドフォークに差し替えるだけだ。

タイヤを左右に振ってみる。
よし、どこにも干渉してない。
大成功だ。

上側からのぞき込み、クリアランスを確認する。
そして、スピードメーターのワイヤーを左側に、ブレーキワイヤーを右側に通しておいた。

上側は問題無さそうなので、元通りに組み付けてしまう。

フロントブレーキは全く効かないが、とりあえず走れる状態にはなった。

と言っても、フロントブレーキが無いなんてシャレにもならない。
取り外した純正のフォークにブレーキ Assyを仮付けし、機構を考える。

いろいろと考えた結果、ワイヤーを引くときの支点さえあればいいので、厚めのアルミを加工してアームを作ることに。

アームを、フォーク外側の回り止め付きのカラーと共締めして支点を作れば、見た目もなんか格好良さそうだ。

即席で作った回り止め機能付きのカラー。

このようにフォーク外側にかぶせると、ブレーキワイヤーを押さえる事が出来るのだ。

フォーク側、アーム側に凹みを付けることにより、取付角度を固定出来るようにした。

これでフロントブレーキも使えるようになるはずだ。

アクスルを通し、再び組み付けていく。
スピードメーターギアのある左側は、こんな感じ。
長すぎるアクスルの処理は、フォークの外側にもカラーをかませて対応した。

こちらが、ブレーキのある右側。
アルミ地のままだが、カラー類をアルマイト処理すれば、アクセントになりそうだ。

ここのパーツはアルミではなく真鍮で作ってみた。

と言うことで、とりあえずは完成!!

前後ともに 10インチなので今回はフロントフェンダーを付けることは出来なかったが、今後、フロントのみ 8インチにして、更なるシャコタン化もしてみたい!!
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