試験湛水も始まったと言うことなので、早速見に行ってみる事にした。

いつものごとく、前日の夜中に横浜を出発。
国道17号を北上し、途中のコンビニでお酒とつまみを仕入れ、八ッ場ダムへの道を走る。

国道145号を進んでいくと、やがて八ッ場ダムへと到着した。
八ッ場大橋からダム方面を眺めてみるが、もう、夜間工事はやっていないらしく、小さなスポットライトがあるのみで、ダムの姿は全く見えなかった。

翌日は曇天の予想に反して晴天に恵まれた。
八ッ場大橋の1本上流にかかっている不動大橋の上から眼下を眺める。
この景色は来年にはすっかり、湖の下へと沈んでしまうはずだ。
そう、来年には・・・。

試験湛水は、通常、半年から1年かけてゆっくりと水を貯めていく。
この時は、満水まで。もう2~3回見に来て、徐々に満水に近づく様子を見に来るつもりでいた。

ここ、八ッ場ダムから 50Kmほど走ったところにある小串鉱山。
最近小串鉱山がある毛無峠にもしばらく行っていないので、せっかくなのでちょっと見に行くことに。
道の駅にある案内板は 『通行止』 となっていたが、視界が開ければ通行可能になるかもしれないという事で、向かってみることに。
八ッ場ダムの見学はそのあとにしよう。

午前中は、草津を越えて小串鉱山に向かう事は出来なそうなので、国道 406号から万座道路を抜けて向かっていく。
途中、何やらのり面の崩落が。
通行止めにはなっていないが、道路にまでガレが散らばり、通行規制が敷かれていた。

寄り道しながら 1時間以上かけて小串鉱山へ到着。
先ほどまでエアコンが必要なほどに暑かったのだが、鉱山に近づくにつれ温度は急降下。
おまけに完全に雲の中にいるらしく、霧が周囲を包んでいる。

この群馬県の看板も、以前に比べて大分色あせてきた。

小串鉱山の象徴ともいえる、鉄塔も霧の中に沈んでいた。
過去に訪問した際はいづれも晴天 だったので、これはこれでいい雰囲気である。

外気温は 11.8℃
今日は探索するつもりもなく、Tシャツ半パンで訪れているので、めちゃめちゃ寒い。

お昼を過ぎ、草津方面への道路が通行可能になったという事で、ゲートまでやってきた。
係員のおじさんによると、視界が悪くなったらすぐに止めるけど、今のところ通り抜け出来るとのこと。

久しぶりに通る、滋賀草津道路。
火山の噴火により、現在でも不定期な通行止めがあるようだが、道路自体はきれいに整備されており、全く不安は無い。

しかし、草津側の駐車場に掲げられた看板により、この道路がまだ、危険な状態であるという事が分かる。

しばし休憩し、再び八ッ場ダムへと戻ることに・・・。

4時間ぶりに八ッ場ダムまで戻ってきた。
やがて沈んでしまう景色を、写真に撮りまくる。、
以前、自転車で通り抜けた旧国道は、永遠にダムに沈み、もう二度と走ることは出来ない。

ダム側にやってきた。
試験湛水が始まってまだ数日だが、川幅が狭いせいか、渓谷内には随分と水が溜まっている。

渓谷沿いにある木々は伐採すると思っていたのだが、どうやらこのまま沈めてしまうようだ。

橋の上から山腹を眺めると、代替地に移転した集落が見えている。

ダムを間近で見るために、展望台に行ってみる。
試験湛水が始まったという事で、いつもより人が多い。

展望台から対岸を眺めてみる。
前方に見える山は、湛水後には、いい感じの島になりそうだ。

ダム本体機能は完成し、現在は付随施設の工事を行っているようだ。

ダムのすぐ前は、深い緑色の水が溜まりつつあった。
来週、再来週と、少しずつ水が溜まっていく様子を見に来るのが楽しみだ。

またすぐに来るし・・・、と横浜に向けて車を走らせる。
しかし、湛水前の八ッ場ダムを見るのは、これが最後となってしまった。
次の週末を襲った台風 19号が、八ッ場ダムの貯水量を満水近くまで引き上げてしまったのだ・・・。
試験湛水中にもかかわらず、いきなりの本番運用を強いられた八ッ場ダム。
大きなトラブルも聞いていないし、とりあえずは良かったのかな!?

という事で、次回、
満水の八ッ場ダムを見に行ってみた
に続きます。
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