Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

デジタルルームミラーの取り付けと、3連モニター製作 ~前編  2020-01-28

ハイエースに取り付けているモニター付きのルームミラーだが、古い製品なので、画質はそれなりだ。
最近は、安価でハイビジョン画質のルームミラーモニターがいろいろ出ているので、買ってみた。


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購入したのは、フロントカメラ、バックカメラ共にハイビジョンの製品。
前後カメラの映像は常にマイクロSDにハイビジョン画質で録画記録されており、GPSで同時に位置情報も記録されるというもの。
中華製とはいえ、この仕様で1万5千円程度というのは驚きだ。




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箱を開けると、ルームミラー本体が。
GPSユニットやカメラ、ケーブル等は、ミラーの下に梱包されていた。




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ミラー上部には、各種インターフェースが。
左から、GPSポート、マイクロSDカード、バックカメラ、電源(5V)だ。




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純正のミラーにかぶせる形で取り付けるので、物理的な取り付けは簡単だ。
バックカメラはミラーにケーブルで接続されるが、フロントカメラは車両前方に向けて、ミラーに内蔵されており、角度の調節も可能だ。




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電源の入力は、最近めっきり見なくなった、miniUSBだ。
電圧は5V入力なので、自己責任ではあるが、汎用ケーブルでの給電も可能だ。
試しにモバイルバッテリーを繋いでみたら、問題なく起動した。




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バックカメラやGPSを接続し、動作テストをしてみる。
今までの画面は何だったんだ!! と言うくらいに画面も高精細で、視認性も問題ない。
しかしここで問題が・・・。
このルームミラーには、ビデオ入力等の外部入力が無いのだ。
HDMI入力が付いていれば、コンポジット信号を変換して何とでもなるのだが、外部入力自体が不可能だ。
ヒッチキャリアの積載状態を見るカメラや、ガッツミラー代わりの左前方カメラの映像も見られるようにしたい・・・。




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そこで、従来ルームミラーに表示させていたカメラ映像は、ダッシュボード上に置いたモニターに表示することに。
適当なケースを作って、ダッシュボード上に埋め込んでみよう。




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早速段ボールを切り、デザインを考えていく。
FRPで作るとかっこ良さそうだけど、アルミ板を曲げて作るのが簡単かな。




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モニターは、自宅のジャンク箱に転がっていた 2.5インチのLCDモニタを 3つ並べることに。
実用性を考えるともう少し大きいモニターの方が良いのだろうが、今回は見た目を優先。
モニター基盤を隙間なく並べ、前面の大きさは可能な限り小さい筐体にするつもりだ。




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ある程度の形となったので・・・。




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段ボールの筐体にモニターを仮止めしてテスト。
うん、いい感じ。
モニターは小さいけど、この 3連モニター用にスイッチを付けセレクターみたいにして、選んだ映像を別の大きいモニタに映せるようにしてもいいかな。
3連モニターの上に、今どの映像が選ばれているかを示すタリーランプを付けたらかっこいいかも!




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段ボールで作った筐体を、ハイエースのダッシュボードに実際に乗せてみて、イメージを膨らませる。




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視認性もデザインも、特に問題なさそうなので、アルミ板で作ってみることに。
板厚は、悩んだ末、0.8mm とした。
当初は 2mm厚さの板で作ろうとしていたのだが、モニター貼りつけ部分は薄くしたいし、折り曲げて組み立ててしまえば、0.8mmでも問題ない強度を保てそうだったからだ。




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折り曲げ位置や、穴あけ位置を、アルミ板上にマジックで書いていく。




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モニター部分の四角い穴あけは、Youtube にて簡単な方法を見つけたので、その方法でやってみることに。
当初は こないだ買った電動ニブラー で開けようかと思っていたのだが、それより格段に正確な穴が開けられそうだったのだ。
その方法は、まずドリルでそれぞれの四角の四隅に小さな穴を開ける。




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そして、その四隅の穴の間に、カッターにて切り込みを入れる。
もちろん 0.8mmと言っても、アルミ板がそう簡単に切れるわけでないが、各々 10回ずつ程度、カッターの刃を走らせた。




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そして、四角の真ん中に、金ノコの刃が入る程度の穴を開ける。




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あとは、角に向けて、金ノコで適当な切り込みを入れていく。




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最後に三角形になった部分をラジオペンチかなんかで軽くゆすってやれば、簡単にパキッときれいに形が抜けるのだ。
フライス盤にセットして、上から削っていく方法よりも、かなり楽ちんに四角い穴を開けることが出来た。




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開いた穴の周囲を、大まかにやすりで均していく。




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そして板を折り曲げ機にセットして、角度を狙いながら折り曲げていく。




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完成したのがこれ。
アルミ地がテカテカで、質感も悪いので、とりあえずはサンドブラストしてみることに。




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モニター枠部分はちょっとでも仕上げが粗いと目立つので、精密やすりにて、再度削って形を整えた。




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サンドブラスターに入れ・・・。




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筐体の周りに砂を吹き付ける。




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テカテカだったアルミが、砂地加工されたことにより、質感アップ!




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ここで、つや消しブラックで塗ろうと、ちょっと捨て吹きしてみたら、外気温の低さのためか、粒がゴロゴロしている。
温度計を見ると、本日の横浜の気温は 4℃しか無い。




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慌ててスプレー缶を湯煎して塗装したのだが、塗装の乗りがなんだかいまいちな感じに・・・。




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ま、外装なんかは後から何とでもなるので、赤外線にて強制乾燥。


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塗装が乾くのを待つ間に、側面のパネルを作ることに。




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側面のパネルは、硬めのスポンジで作るつもりだったのだが、いまいち硬さが足らないので、スポンジと発泡ボードを貼り合わせて作成した。




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側面パネルは隙間もなく、いい感じで固定できそうだ。
そのままでも走行中に外れる事は無さそうだが、ホットボンドで補強しておくことに。
同時に、両面テープにてモニターを固定していく。




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側面パネルとモニターを、グルーガンを使用してホットボンドで固定していく。
基本的には中身はほとんど空っぽなので、作業は簡単だ。




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ビデオ入力用のコンポジットケーブルは、グローブボックス裏まで届くように 50cm程度延長。
こうしておけば、仕様変更やカメラの交換の際にらくちんだ。




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という事で、次回、ハイエースへのインストール作業を進めていきます!


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