筐体の高さを抑えたいので 2.5インチのモニターで製作したのだが、モニターサイズがとても小さい。
しかし、良く調べてみたら、3.5インチのモニターで作っても、高さは数ミリしか変わらないではないか!

これが、先日作成した3連モニターだ。
これはこれでかっこいいのだが、実用度でいうと、ちょっと画面が小さすぎる。

そこで、今度は 3.5インチの液晶モニターを使用して、3連モニターを作ってみることに。
せっかくもう一つ作るのだから、設計を変えてみよう。
そこで今回は、画面保護のために、PET平板にモニターを貼り付けることにした。
まずは PET板を切り出す。

そして、厚紙を使い、筐体の形を決めていく。
今回は、筐体をアルミ一体型にせずに、フロントパネルを別パーツにしてみたのだ。

別パーツにしたこの PET板に、3つのモニターを裏から並べて貼り付けると、かっこいいかなと。

ちなみに、これが 3.5インチの液晶ユニットだ。
2.5インチのものに比べると、横幅はあるが、高さは数ミリしか変わらない。
高さがほとんど変わらないのであれば、画面が大きいほうが使い勝手も良いだろう。
しかも価格は 2.5インチのものが 1つ 3000円程度するのに対して、こちらは 1つ 1500円程度と半額だ。

切り出した PET板に、液晶ユニットを両面テープで貼り付け、固定していく。

液晶ユニットの高さは 2.5インチのものと大差ないが、表示部の大きさがかなり大きく狭額縁でいい感じだ。

筐体の本体部分を作るため、曲げ機を使用してアルミの板を曲げていく。

筐体の形は、前回同様にオーソドックスな、よくある形にした。

次に、前面パネルの上にかぶせる化粧板を作ることに。
工作用紙で作った型紙をアルミ板の上にテープで固定し・・・。

上から黒いスプレーを吹く。

そして、この黒く塗られた部分を切り取ってしまうことに。
傷防止のため、切り取る部分以外をマスキングテープにて保護しておいた。

前回の作成時同様に、四角い枠の四隅にドリルで穴をあけ、枠部分にカッターの刃を数回当て、傷をつけていく。
ドリルで小さな穴を開けておくことにより、カッターの刃もそこで止まるので、作業性が高まる。

そして、ばってんの形に切り込みを入れていく。

角に近い部分は、行き過ぎないように鉄ノコにて処理をして・・・。

あとはラジオペンチや指で何度か折り曲げながら、パキパキとアルミを折っていく。

薄いアルミ板にきれいな四角い穴を開ける場合、この方法が一番簡単で早く穴が開けられる。

パーツが揃ったので、仮組みをしてみる。

そして、組付け用のねじ穴を開けたり、配線を逃がすための切りかけを現物合わせにて加工していく。

後は、筐体にブラストを吹いて、色を塗るだけだ。

つや消しブラックを吹き、赤外線ランプにて焼き付け乾燥。

その間に、サイドパネルを作る。

今回は、アルミ板を曲げ、サイドパネルを作ってみた。

サイドパネルも同様にブラストし、塗装する。

そして、PET板に固定した液晶ユニットを、アルミの化粧板と合わせ、キャップボルトにて固定していく。

配線が動いてケーブルが基盤から外れてしまうことが無いように、ケーブルもホットボンドにてがっちりと固定。

これで本体は完成だ。

端材のプラバンを熱で曲げバイザーも作ってみた。

んじゃ、早速、ハイエースに取り付けてみよう。
と言っても、コネクターは全て共通だから、既存の 3連モニターを外して付け替えるだけだ。

モニターは両面テープで貼り付けてあるだけなので、サクッと交換。
動作も、問題なさそうだ。
ただ、インパネ全体のバランスとしては、枠が太い小さなモニターの方が、バランスが良い気もする・・・。
画面は大きければいいってわけでもないのか・・・。

とりあえずはどちらも使ってみて、どちらを常用するか決めようと思う。
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