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自転車のフォークを交換してみた。溶接機を使って・・・。  2020-08-12

先日から始めた、自転車の修理。
せっかく直し始めたのだから、きれいに仕上げようという事で、今回はフロントフォークを交換してみた。


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購入したのがこれ。
見た目がそっくりだったので、まあ、なんとか取り付けられそうだという事で、安かったので買ってみたのだ。




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ちなみに今取り付けてあるフォークは、かなりぼろぼろなのだ。
ブーツのように取り付けてあるのは、電気工作用のコルゲートチューブ。




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と言うのも、幾度となく険しい所に持ち込まれ、インナーチューブは傷だらけ錆だらけなのだ。




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自転車のフォーク交換は初めてだが、まあ、構造はバイクと一緒だろうし、見れば分かるだろう。
とりあえず、ハンドルを外してみる。




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そして、上下のベアリングに注意しながら、フォークの抜き取り完了!!

しかし、そこで問題が発生!!




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なんと、入手したフォークの長さが全然違うのだ。
あらら、太さしか考えてなかったわ・・・。
この部分の長さって、いろいろ種類があるのね・・・。




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ま、何とかなるだろうと、フレームに差し込んでみる。
うん、太さは問題無しだ。




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ホイールのリム幅も問題無し。
タイヤのクリアランスも、十分だ。




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しかし、フォークの長さが 100mm以上足りないため、ステムの取り付けが出来そうもない。




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長さが足りないだけなら、長くすれば良いだけ。
早速作業に取り掛かる。
そう、古いフォークの一部を切り取り、新たに購入したフォークに接合する作戦だ。




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パイプの外形は、28.6mm。




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内径は、25.4mmのインチサイズのようだ。




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フォーク下側に残されていた、ベアリングのアウターレースとシール。
出来れば新品を使用したいところだが、手持ちも無いので取り外して再利用することに。




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洗浄してみると、まあ、使えないことも無い感じ。




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とりあえず、新しいフォークに組み付けておく。




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そしていよいよ、ドナーからパイプを摘出する。




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切断部分を良く洗浄し・・・。




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サンダーにて一気に切断していく。




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あっという間に完了だ。
まあ、まだ、切っただけだが。




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こんな切り口ではきれいに接合できない。




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そこで、旋盤にセットし・・・。




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切り口をきれいに加工していく。




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こんな感じで継ぎ足しするつもり。




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ちょっとでも曲がったらまずいので、続いて、芯出しするための差し込みパイプを作る。
規格サイズのパイプなので、そこらへんに落ちているパイプを利用することに。




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内径にギリギリ入るサイズに外周を削る。




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そして、そのパイプを、フォークに打ち込む。




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ドナーから切り出したパイプもそこに打ち込み、溶接準備完了!




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外周をぐるっと溶接していく。




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中に入れているパイプまで溶かすくらいに、強めに溶接。
見た目は酷いもんだが、しっかり付いてそうだ。




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外径に合わせて、サンダーで余分な所をそぎ落とす。




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大型の旋盤があれば、接合部分がどこだか分からなくなるように加工できるのだが、とりあえずは手作業で削り、使用に問題ない形にはなった。




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夕方 6時くらいからの作業だったので、辺りはすっかり暗くなってしまった。




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ベアリングにグリスをたっぷり縫って組み付けていく。




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上側のベアリングも同様に組み付けていく。




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ステムを締めハンドルを取り付けて、フォーク交換完了だ。
ちょっと乗ってみたけど、動作も問題ない。




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問題なくフォーク交換が終わったので、フォークに付属していたショックのロック機構を取り付ける。




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と言っても、レバーとフォークの可動部分をワイヤーでつなぎ、ヘキサねじを止めるだけだ。




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余分なワイヤーをワイヤーカッターで切断。




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最後にキャップを取り付けて完成だ。
可動部分はブルーアルマイトでかっこいいので見せたいけど、ま、とりあえずはフロント周りはこれで完成!!

ちなみにフロントフォークの加工は、真似する人は自己責任ですよー (^^)/
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