せっかく直し始めたのだから、きれいに仕上げようという事で、今回はフロントフォークを交換してみた。

購入したのがこれ。
見た目がそっくりだったので、まあ、なんとか取り付けられそうだという事で、安かったので買ってみたのだ。

ちなみに今取り付けてあるフォークは、かなりぼろぼろなのだ。
ブーツのように取り付けてあるのは、電気工作用のコルゲートチューブ。

と言うのも、幾度となく険しい所に持ち込まれ、インナーチューブは傷だらけ錆だらけなのだ。

自転車のフォーク交換は初めてだが、まあ、構造はバイクと一緒だろうし、見れば分かるだろう。
とりあえず、ハンドルを外してみる。

そして、上下のベアリングに注意しながら、フォークの抜き取り完了!!
しかし、そこで問題が発生!!

なんと、入手したフォークの長さが全然違うのだ。
あらら、太さしか考えてなかったわ・・・。
この部分の長さって、いろいろ種類があるのね・・・。

ま、何とかなるだろうと、フレームに差し込んでみる。
うん、太さは問題無しだ。

ホイールのリム幅も問題無し。
タイヤのクリアランスも、十分だ。

しかし、フォークの長さが 100mm以上足りないため、ステムの取り付けが出来そうもない。

長さが足りないだけなら、長くすれば良いだけ。
早速作業に取り掛かる。
そう、古いフォークの一部を切り取り、新たに購入したフォークに接合する作戦だ。

パイプの外形は、28.6mm。

内径は、25.4mmのインチサイズのようだ。

フォーク下側に残されていた、ベアリングのアウターレースとシール。
出来れば新品を使用したいところだが、手持ちも無いので取り外して再利用することに。

洗浄してみると、まあ、使えないことも無い感じ。

とりあえず、新しいフォークに組み付けておく。

そしていよいよ、ドナーからパイプを摘出する。

切断部分を良く洗浄し・・・。

サンダーにて一気に切断していく。

あっという間に完了だ。
まあ、まだ、切っただけだが。

こんな切り口ではきれいに接合できない。

そこで、旋盤にセットし・・・。

切り口をきれいに加工していく。

こんな感じで継ぎ足しするつもり。

ちょっとでも曲がったらまずいので、続いて、芯出しするための差し込みパイプを作る。
規格サイズのパイプなので、そこらへんに落ちているパイプを利用することに。

内径にギリギリ入るサイズに外周を削る。

そして、そのパイプを、フォークに打ち込む。

ドナーから切り出したパイプもそこに打ち込み、溶接準備完了!

外周をぐるっと溶接していく。

中に入れているパイプまで溶かすくらいに、強めに溶接。
見た目は酷いもんだが、しっかり付いてそうだ。

外径に合わせて、サンダーで余分な所をそぎ落とす。

大型の旋盤があれば、接合部分がどこだか分からなくなるように加工できるのだが、とりあえずは手作業で削り、使用に問題ない形にはなった。

夕方 6時くらいからの作業だったので、辺りはすっかり暗くなってしまった。

ベアリングにグリスをたっぷり縫って組み付けていく。

上側のベアリングも同様に組み付けていく。

ステムを締めハンドルを取り付けて、フォーク交換完了だ。
ちょっと乗ってみたけど、動作も問題ない。

問題なくフォーク交換が終わったので、フォークに付属していたショックのロック機構を取り付ける。

と言っても、レバーとフォークの可動部分をワイヤーでつなぎ、ヘキサねじを止めるだけだ。

余分なワイヤーをワイヤーカッターで切断。

最後にキャップを取り付けて完成だ。
可動部分はブルーアルマイトでかっこいいので見せたいけど、ま、とりあえずはフロント周りはこれで完成!!
ちなみにフロントフォークの加工は、真似する人は自己責任ですよー (^^)/
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