Digital Artworks TeeART Blog.

デジタルから穴ログまで、日々の改造・探索を綴ります ((((っ´ω`)っ

八ッ場ダム周辺を周辺をうろうろしてきた  2020-10-08

大雨により一気に満水となった八ッ場ダムを見に行った のが、ちょうど1年前。
季節もすっかり秋めいてきたので、久しぶりに八ッ場ダムを見に行くことにした。


YM201003_190409.jpg
今回は、土曜日の夜に横浜を出発。
第三京浜を北上し、関越自動車道で一気に渋川伊香保インターまで行ってしまうことに。
その夜は、渋川伊香保インター近くの道の駅こもちにて車中泊。




YM201004_113533.jpg
翌日は、国道353号から国道145号へ。
あっという間に八ッ場ダムへ到着だ。
ダム周辺エリアは、駐車場はたくさんあるので車で回ることも可能だが、そこまで範囲が広くない。
かと言って歩いて回るには広すぎるので、いつも自転車を持参している。
今回も自転車に乗り換えて探索を開始する。




YM201004_115033.jpg
早速、川原湯神社の入り口交差点へとやってきた。
しかし、以前はあった下りの道路が行き止まりとなってガードレールで塞がれている。




YM201004_115119.jpg
ガードレールの向こう側は、どうやら法面になってしまっているようだ。
下を見下ろすと真新しい道が出来ている。




YM201004_115125.jpg
まだ、開通はしていないようだが、八ッ場大橋方面へと続いているようだ。




YM201004_115125A.jpg
同じ位置の以前の写真だ。
ガードレールで塞がれていた場所は、以前は、谷底へと下って行く細い道路だった。
一つ上の現在の写真と、この写真の左下に写っている家の屋根で、位置関係が分かるだろうか。




YM201004_115125B.jpg
赤い丸が、旧川原湯神社の入り口交差点。
赤い丸と黄色のラインの中間あたりが、上の写真の撮影位置。
黄色のラインが、新しくできた道路だ。




YM201004_120826.jpg
ぐるっと迂回して、新しくできた道路へと行ってみる。
住宅があるので車両も入れるようだが、通り抜けは出来ないと書かれている。




YM201004_120958.jpg
そのまま進んで行くと、微妙な位置で、完全に通行止めとなっている。
何故この場所なのかは分からないが、とりあえずそのまま進んで行く。




YM201004_121100.jpg
先ほど上からこの場所を見下ろしていた真下にやってきた。




YM201004_121138.jpg
この先は八ッ場大橋だが、どこまで行けるのだろう。




YM201004_121138A.jpg
そう言えば、昨年、対岸からこの場所を撮影しているが、元の地形に関係なく、凄い場所に道路を作っているなと思ったのを思い出した。




YM201004_121241.jpg
新しく作られた道路の左側下に、なにやら公園のようなものが整備されている。
奥にある屋根の形になんだか見覚えが・・・。
以前はこの辺りに足湯が整備されていたのだが、あの屋根の場所が新しい足湯なのだろうか。




YM201004_121322.jpg
新しく作られた道の右側を見下ろしてみる。
すると、以前の足湯がまだ残されているようだ。




YM201004_121322A.jpg
以前は、谷に下る一本道の側にこの足湯があった。
奥に見える石段は、旧河原湯神社へと続く階段だ。




YM201004_121756.jpg
新しく作られた道路の下に降りてみたが、道路の下を通過できないように柵が作られていた。
恐らく、旧足湯の側に、源泉の設備があるためでは無いかと思われる。




YM201004_122002.jpg
旧足湯は、上から見えていたし、わざわざ柵を乗り越えてまで見に行くような場所では無いので、公園へと戻る。




YM201004_122040.jpg
公園は閉鎖されているが、もう完成しているようだ。
足元のアスファルトには、測量の跡が残されていた。




YM201004_122707.jpg
新しくできた道路へと戻り、進んで行くと、あっけなく八ッ場大橋まで来てしまった。
道路としては既に完成しているので、あとは、手続きとか、事務的な処理が終われば、早々に開通しそうだ。
このまま八ッ場大橋を渡って対岸へと向かう前に、ちょっと、橋の支承を見に行ってみることに。
この規模の橋にどんな支承が使われているのか、やっぱり気になるでしょ。




YM201004_122955.jpg
橋の真下に設置されている支承。
この支承に掛かっている橋梁の重量を考えると、なんだか興奮してくる。 ←




YM201004_123019.jpg
昔のレポ でもこの場所からの写真を公開しているが、その時は、まだ湛水前だった。
今では目の前に湖が出来て、景色はすっかり変わってしまった。




YM201004_123246.jpg
八ッ場大橋の橋上から、もう一つの橋、不動大橋方面を眺めてみる。




YM201004_123246B.jpg
同じ位置からの以前の景色がこれだ。
眼下に見えている鉄橋や道路は、撤去されずに今でもこのままの姿で湖底に沈んでいる。




YM201004_123438.jpg
湖面に顔を出しているこの道路の下にも・・・。




YM201004_123438A.jpg
こんなにたくさんの構造物が沈んでいるのだ。




YM201004_123813.jpg
八ッ場大橋橋上から見る八ッ場ダム。
もう、ずっと昔からそこにあるみたいに、景色に溶け込んでいる。




YM201004_125006.jpg
八ッ場大橋を渡り、国道145号から不動大橋を目指す。
久森トンネルが見えてきた。
歩道も広いし、安全に通り抜けられそうだ。




YM201004_125147.jpg
トンネル内部に入ると、コンクリートの径間に番号が書かれている。
このトンネルも完成して早10年。
補修のための調査をしているのかもしれない。




YM201004_125214.jpg
足元に、指差呼称の看板が。
どこかから飛んできたのだろうか。




YM201004_125412.jpg
側面に何かのくぼみを発見。
設備を設置する予定だったのが、計画変更で省かれたのかな。




YM201004_125510.jpg
そして、もう一つ気になったのが、側面の四角い切り込み。
径間の左右にあるけど、これって、何かを後から埋め込んだのかな!?
コンクリートの厚み検査にしては大きすぎる気もするし、何か意味があるんだろうけど、とっても気になる・・・。




YM201004_125739.jpg
と言っても、答えが分かるわけでもないので、先へと進んで行く。
不動大橋が見えてきた。




YM201004_130758.jpg
今度は不動大橋を渡って、また対岸へと戻っていく。
眼下には、湖底へと沈む道が見えている。




YM201004_130938.jpg
なんだか雨がぽつぽつと・・・。
雨具を持参していないので、降り出す前には車に戻りたいな。




YM201004_131221.jpg
ちょっと急ぎ足で橋の上を進む。
不動大橋の下には、他にもいくつもの湖底へと続く道が見えた。




YM201004_131344.jpg
どの道がルートになっているのか分からないが、八ッ場ダムには水陸両用バスが運行しているので、これらの道を利用しているのだと思う。
しかも、このバス、自動運転だというが、湖上だけでなく、道路も自動運転しているのか!?

参考記事




YM201004_132540.jpg
不動大橋を渡り、車を停めた場所の近くまで戻ってきた。
付近にある山道をうろうろしていると、木々の向こうに真新しいトンネルの坑口が見えてきた。




YM201004_132630.jpg
以前見たときは、まだ坑門は作られておらず、内部から鉄製の巻き立てが飛び出た状態だった。
このトンネルを近くで見たことは無かったので、ちょっと見に行ってみることに。
隠されているのか、まだ取り付けられていないのかは分からないが、扁額の場所がシートで養生されている。




YM201004_132855.jpg
内部を覗いてみると、天井の設備工事は完了しているようだ。
奥に、反対側坑口の光が見えている。
どこに続いているのかちょっと見に行ってみよう。




YM20201004_133141.jpg
しかし、奥へと歩いて行くが、反対側の坑口の光は一向に大きくならない。
その理由はすぐに判明した。
坑口に見えていたのは、側面に置いてあるパイロンの反射材の光だった。
トンネル内の微妙なカーブにより、反射材がちょうどいい感じに坑口から並んで見え、反対側の坑口のように見えていたのだ。




YM201004_133131.jpg
とりあえず、奥へと進んでみる。
側面はまだ工事中なのかな!?




YM201004_133423.jpg
突然、暗闇の中から真っ赤な消火栓が現れてちょっとびっくり。
緩やかなカーブを進んで来ているせいか、曇天のせいか、どちら側の坑口も、全く見えなくなっていた。
周囲は完全に闇に包まれている。




YM201004_133440.jpg
未成トンネルに入るなんて想定していなかったので、今は123A電池を使用する、豆粒みたいな懐中電灯しかもっていない。
狭い坑道ならこの懐中電灯でも十分に使えるのだが、これだけ広い坑道だと、こんなライトじゃ、本当に目の前しか見えない。
しかも、予備の電池も無い。
坑道内には風が抜けており、どこかに抜けているのは確実だと思われるが、未成という事もあり、おとなしく戻ることにした。




YM201004_133519.jpg
入ってきた坑口の近くまで戻ってきた。
坑口付近は、ちょっと広くなっている。




YM201004_133556.jpg
何の数字だろうか。
トンネル径の変わるところに数字が彫り込まれている。
そして、また出た!四角い切り込み。
真新しいこのトンネルにもあるという事は、初期の施工に必要な処理という事か!?




YM201004_133617.jpg
それにしても、最近のトンネルのカッコよさ・・・。
古いトンネルも大好きだが、無機質なコンクリートのトンネルも、またいい。




YM201004_133732.jpg
坑口付近は舗装工事の真っ最中のようだ。
このまま道に戻ると目立ちすぎるので、坑門脇の降りてきた斜面を再びよじ登り、自転車を停めた山中へと戻った。




YM201004_141214.jpg
車に戻り、自転車を積み込む。
そして、今度は湖の西側付近を見に行くことに。
このエリアも広範囲で工事中となっており、道が次々と造られているのだ。




YM201004_141704.jpg
まだ工事中のようだが、大規模な施設が作られていた。
道の駅ではなく、『八ッ場 湖の駅 丸岩』 と看板が掛けられている。
調べてみると、今年の11月にオープンする と書かれている。




YM201004_142129.jpg
建物は既に出来上がっており、今は周囲の工事をしているようだ。




YM201004_141823.jpg
先ほど車で通り抜けてきた、八ッ場バイパスの丸岩橋。
橋脚のデザインがとても素敵である。




YM201004_141836.jpg
もう少し湖面に近づいてみる。
立ち入り禁止と書かれているこの道は、湖上へと続いているようにも見える。
ここから発着する水上バスも運行されるようなので、そのルートになるのかもしれない。




YM201004_141956.jpg
これ以上進むと通報されちゃいそうなんで、この辺りで撤収。
どうなっているのか、あとで、別の角度から見てみよう。




YM201004_142022.jpg
対岸には、吾妻線の旧線敷きのトンネルが見えている。
このトンネルは水位がかなり上がらないと水没はしなさそうだ。
ダム周囲の工事が全て終わり、警戒が解けたころに、トンネル内を見に行ってみたい。




YM201004_142534.jpg
この、湖の駅丸岩から、山肌に沿って、新しい道が伸びていた。
この道は以前は無かったもので、わざわざ道路を作っているという事は、何かがこの奥にあるのだろう。
とりあえず、車に乗り、奥へと進んでみる。




YM201004_142615.jpg
新しい道の下には、旧い橋が残されている。
なるほど、この新しい道路は、下に見えているこの道路の付け替えなのか。




YM201004_143251.jpg
新しく架けられた橋を渡ってすぐが、旧道との合流地点だった。
旧道と合流するあたりから急激に路面が悪くなっていたので、車をUターンさせ、広くなっている場所に車を停める。
ここから先は歩いて見に行こう。




YM201004_143255.jpg
坂道を登っていくと、鉄橋が見えてきた。




YM201004_143315.jpg
吾妻線の現在線の鉄橋のようだ。
その先にも道はあるようだが、急激に荒れているのが見える。
これは、早々に道が無くなりそうだ。




YM201004_143332.jpg
吾妻線の鉄橋は、上部に蓋が付いている、面白い構造だった。
まるで、鉄橋の上にも道があるように見える。




YM201004_143402.jpg
鉄橋をくぐり荒れた路面を進んで行くと、小さな橋が架けられていた。




YM201004_143408.jpg
でもこれ、どう見ても、工事用の仮設橋だよね。




YM201004_143447.jpg
それもそのはず。
その橋の向こうは、工事事務所になっており、道はそこで終わっていた。
どうやらこの道は、鉄橋建設時の工事用道路だったようだ。
工事終了後も事務所は残り、鉄橋のメンテナンスも必要なことから、付け替え道路が作られたのだと思う。
という事は、この道は関係者以外立ち入り禁止になりそうな気も・・・。
旧道、新道共に、GoogleMapにも国土地理院の地形図にも載っていないし。




YM201004_143518.jpg
放置された標識が、とても寂しそうだ。




YM201004_143850.jpg
これ以上進むことは出来ないので、車まで戻る。




YM201004_144007.jpg
今度は、下に見えていた橋を見に行ってみることに。




YM201004_144109.jpg
この橋は、相当水位が上がらない限りは水没することはなさそうだ。
でも、路面の状況を見ると、以前、水没したこともありそうに見えた。




YM201004_144304.jpg
白岩橋と呼ばれるこの橋の由来は、橋の下を流れる沢の名前である、白岩沢から来ているようだ。
まあ、後日分かったことであるが。




YM201004_144243.jpg
橋を渡り進んで行く。
路面には蔦が侵食してきている。




YM201004_144504.jpg
先ほど、良く見ることが出来なかった、湖面に続く道が見える場所までやってきた。
やはり、この道は陸地から湖上へと続いているようだ。
でも、水上バスのルートになるとしたら、自動運転とはいえ安全柵の設置が無いのはおかしいか。




YM201004_173341.jpg
という事で、一日たっぷりと八ッ場ダム周辺を堪能したので、帰りは国道146号から佐久市へ抜け、甲府経由で国道20号から横浜へと帰ることにした。
このルートは、佐久市を過ぎたらほとんど信号で止まることも無く、ずっと運転し続けられる幸せなルートなのだ。




YM201004_185708.jpg
途中、道の駅きよさとで小休止。
時刻は夜7時。
この時期はもう真っ暗だ。




YM201004_185801.jpg
この道の駅は山に囲まれており、すごく良い雰囲気なので、いずれここで車中泊をしてみたい(^^)/

この後は、オール下道で国道20号→国道412号→国道129号→国道1号を経由し、自宅に戻った(^^)/
今回の総走行距離、562Km。
内、高速道路 (第三京浜含む) 106Kmでした。

雪深い時期の八ッ場ダムはまだ見たことが無いので、雪が降ったらまた行ってみようかな。

関連記事

コメント

トンネル入口にある30や45などの数字はコンクリートの厚さだと、「山行が」のサイトに書いてありました

  • 2020/10/10(土) 13:28:06 |
  • URL |
  • 名無しさん #-
  • [ 編集 ]

>> 名無しさん
 なるほど!!
 そう言えば、最近の山行がの記事で、こんな薄いコンクリートは初めて見た!!
 って言うのを読んだのに、すっかり忘れていました (^^;

いつも楽しく拝見しています!
今回は白岩橋方向の探索との事で新鮮でした!
旧隧道跡に湖面に消える道路、素晴らしいです。
私も先月八ッ場ダム行きましたが、ダム下で建設中の発電所が良かったです。
水陸両用バスも運行されていましたが、ダム展望台から八ッ場大橋を渡り、
対岸の川原湯温泉で消えて、突如、湖面を航行していたので、着水点は川原湯と思われます。
旧道145の吾妻峡に行けませんが、発電所が完成したら、ダム下から拝むのを期待しています。

新潟の鉱山跡探索、これも興味深い内容に圧倒されました! お疲れ様です。

  • 2020/10/10(土) 22:07:08 |
  • URL |
  • shirocha #-
  • [ 編集 ]

週休二日が羨ましい!
その内夏に水が干上がったら、水没した鉄橋を歩いて来たとかの記事を書きそうな気がする。
青森まで行ったら、次はハイエースで北海道まで到達かな?

  • 2020/10/11(日) 22:18:43 |
  • URL |
  • yakumo #-
  • [ 編集 ]

>> shirocha さん
 コメントありがとうございます!
 水没前は白岩橋方面もうろうろしてみたりしていたんですが、ほとんど水没しなさそうなんで、あまり記事にしていませんでしたが、このエリアも今後は開発が進みそうなんで、また見に行ってみようかと思っています。
 旧道145号ですが、ずーっと工事中ですよね (^^;
 自分も、早く八ッ場ダムを下から見上げてみたいです!!
 次は、雪の八ッ場ダムを見に行きたいと思ってますが、今年は雪降るのかなあ。

>> yakumo さん
 うんうん、湖面が下がってる時なら、歩けるかもですね!
 でも、ニュースに出ないように気を付けなくっちゃ・・・笑
 以前の記事の新潟の持倉鉱山跡だけど、yakumoさん誘ってもう一度ちゃんと見に行くつもりだったんですが、最近新潟県内で連日熊に襲われるニュースが流れてるんで、ちょっと躊躇してます。
 熊が冬眠してから行きましょう!!
 雪が本格的に降る前には行きたいんですよ~。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://teeart.blog107.fc2.com/tb.php/585-1005176a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)