と言うことで、早速大沢鍾乳洞を後にし、早速赤谷連続洞門に向かうことに。

雨が上がった国道290号を進んでいく。

そして、新潟県道14号線から、新潟県道335号線へと。
スノーシェッドの補修工事中で、平日は時間通行止めとなっているようだが、今日は日曜日なので休工中だ。

1.5車線ほどの狭い県道を進んでいくと、短いスノーシェッドを潜り抜け、今度は信号付きのスノーシェッドが現れた。
これらが、赤谷連続洞門なのだろう。
邪魔にならない所まで戻り車を停め、歩いて洞門を見に行ってみる。
洞門内での離合は不可能なので、信号機により片側交互通行にしているようだ。

洞門は、雪の重みを支えるためだろうか、かなりしっかりとした作りになっている。
また、洞門の脇はすぐに斜面となっており、脇を歩いて進む事はできなかった。

まっち氏とともに洞門の中へと進んでいく。
かなりの有名物件なので他にも人がいるかなとも思ったが、日曜日の夕刻と言うことで、洞門を見ている人は誰もいなかった。
写真はかなり補正しているので明るく写っているが、実際の洞門内は既に薄暗くなっており、山側は懐中電灯がないと確認できないほどに暗くなっていた。
上部には、蒸気機関車の煤煙だろうか。
たくさんの煤がこびりついていた。

うん、たしかにインスタ映えしそうな景色だ。
緩やかにカーブしているのが、また、いい味を出している。

左手の開口部は明り取りの役目も担っているのだろう。
外はすぐに斜面となっているので、ここから外に出ることは出来ない。

右手山側からは、ずっと、水の流れる音がしている。
暗すぎて良く見えないのでフラッシュを焚いて撮影してみると、どうやら湧水を流しているようだ。

懐中電灯を車に置いてきたことを後悔しながら、車を停めた場所まで戻っていく。

現在進行形で修復を行っていることもあってか、洞門にはチョークでの書き込みが多数見受けられた。

ちなみに、これらの洞門の先に何があるかというと、加治川治水ダムという大きなダムが存在する。
実は、徒歩で洞門を探索する前に、ハイエースで洞門を通り抜け、ダムまで来ていたのだ。
ダムの前には大きなヘリポートがあった。
県道自体はダム横から更に山奥へと続いているようだが、地図を見る限り、どこかに抜けているわけではないようだ。

そして、洞門からダムへ行く間にあるこの袖ノ沢鉄橋は、現在は廃橋となっている。
一時期は県道の一部として利用されていた時期もあったようだが、すぐ横に県道の新橋が建設され、放置されたままになっている。
渡っているのは加治川だが、この場所、かなりの高低差があり、新橋から下を眺めると、あまりの高さに足がすくんだ。

と言うことで、今回は探索というより、完全な見学みたいな感じだったのだが、帰宅後、この場所について調べていると、重大な取りこぼしをしていたことが分かった。

自分は横浜まで。
まっち氏は栃木まで戻るので、この場所での解散となり、各々、自宅へと戻ることに。

ちなみに、この洞門の最寄りの高速インターは磐越自動車道の三川インターだ。
三川インターから関越道の小出インターまでの距離は約 150Km、高速料金は 2500円。
しかし、山越えをすれば小出インターまでの距離は約 100Kmだ。
そして、Googleによると、かかる時間は28分しか差がない。
時間も時間なので全線高速で帰るつもりだったのだが、28分を短縮するために 2500円も払うのはアホらしいので、小出までは県道290号で行くことに。

夕刻を過ぎ、道路にはほとんど車がいない。
雨がパラついていたが、信号もほとんど無く、Googleの予測時間より早めに関越道の小出インターまでたどり着けそうだ。

ちなみに、先ほどの取りこぼしというのが、コレ。
記事を書くために、GoogleMapのストリートビューで周辺を調べていたのだが、山肌に何やら坑口が!!
暗くて気づかなかったのだろうが、こんなものを見逃すとは!!!
あると思って見ていれば、間違いなく発見できるのだろうが、これはまた見に来なければ!

しかも、横穴の素性を調べていたら、なんと、洞門内にも横穴があることが分かった。
横穴には奥があるようなのだが、奥まで行ってみたレポが見つけられなかったので、気になって仕方がない。
電線が引き込まれているのが見えるので、何かの設備だとは思うのだが、まあ、行ってみないことには分からない。

と言うことで、関越自動車道の小出インターから高速に乗り帰ってきたので、日にちが変わるころには横浜に到着出来た。
雪が降ってしまうと通行止めになるみたいなので、何とか、横坑を調べに、今期の再訪を果たしたいと思っている。
調べに行ってみました!!
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