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[戦跡] 下田にある特攻基地の遺構を見に行ってきた ~前編  2021-03-29

ストリートビューで伊豆半島の下田あたりを見ていたら、道路脇に大きな壕口が開いているのを見つけてしまった。
特に塞がれている様子もないので単独壕なのだろうが、気になったので早速見に行ってみた。
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金曜日の夜に横浜を出発。
西湘バイパスを経由し、下田へと向かう。




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伊東にある道の駅にて車中泊。
陽気も良くなってきたせいか、たくさんの車両が車中泊をしていた。




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翌日朝、早速現地へと向かう。
向こうに見えているのが今回向かう、下田の須崎だ。




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まずは岬の先端へ行ってみる。
車を停め、ストリートビューに移らない範囲を歩いて探索してみるが、めぼしいものは見つからない。




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橋で渡ることが出来る、恵比寿島周辺にはいくつかの穴が見受けられたが、海蝕洞ばかりのようだ。
でも、海がめちゃきれい!!




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ストリートビューで見えていた穴を見に、岬の付け根辺りまで戻ってきた。
車を停め、自転車に乗り換えて周辺を回っていく。
まずは、三島神社裏手の斜面が怪しかったので、見に行くが、何もない。




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海沿いの道を自転車で走っていくと、道沿いに、ストリートビューで見つけた穴が現れた。
とりあえず、中を見に行ってみる。




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かなり大きい壕口だが、下半分が土砂にて埋められている。
土砂は柔らかく、登っていくと、くるぶしくらいまで土砂に埋まる。
長靴ではないので、いきなり靴の中が砂だらけだ・・・。




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懐中電灯で奥を照らすと、閉塞地点が見えていたので、これ以上進むことはしなかった。
横坑も無いみたいだし、これ以上、靴の中を汚したくなかったのだ (^^;




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とりあえず、民家の真裏だし、ここは引きあげよう。




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ずるずると斜面を下り、次の壕を見に行くことに。
ストリートビューには、このすぐ横にも、壕口が写っていたのだ。




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これがその壕。
かなりの広さで掘られている。




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それでは早速内部を見に行ってみよう。
人物が写っていないので大きさが分かりにくいのだが、目測で、横幅 4.5m、高さは 5~6mくらいある。




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奥へと進んでいくと、閉塞点はどうやら掘削途中のようだ。
この壕は高さを必要としていたのか、二段掘りにて掘り進んでいたようだ。
終戦によって工事中止になったのか、こんな形のままで残っている。




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下側に入り込んでみる。
役に立っていなさそうな支保工が立っている。
掘削途中かと思ったが、奥はきれいに丸くなっている。
もしかして、こういう構造で造ったのか!?
いや、まさかね。




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二段掘りの手前に梯子が立てかけられていたので登ってみることに。




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梯子を登り、手を伸ばして上部の坑道を撮影しようとしたが、届かなかった。
一脚を伸ばせば、上部を撮影出来そうだが、こういう時に一脚を持っていないとは・・・。
まあ、塞がれてしまう感じもないし、次回訪問時に確認することにしよう。




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海沿いの県道を進んでいくと、湾に沿って遊歩道があった。




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とりあえず、ちょっと覗いてみるか。




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右手は湾が広がっており、左手は崖を生垣で隠している。
その生垣の中を注意深く見ながら進んでいくと、早速壕口らしきものを発見。




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内部をのぞき込んでみると、壕口付近は海蝕洞に見えたが、内部は人工的に掘られている。




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これは他の壕もあるに違いない!!
生垣内の崖を凝視しながら進んでいくと、削られた崖の間に大量の木々が重ねられている場所があった。




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これは大きい壕なのかもしれない。
そう、直感し、木々を乗り越え奥へと行ってみる。




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人工的に地形を変えてあるようだ。
これは期待できるぞ。




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進んでいくと、やっぱりあった壕口。
早速内部をのぞき込んでみる。




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しかし、ここも奥は無いようだ。
地形的にはかなり期待していたのだが、残念ながらただの格納壕のようだ。




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次の壕を探しながらさらに進んでいくと、今度は海側に気になる遺構が。




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こんな崖の目の前に、石垣を組んだ何かの遺構がある。




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海からはほどなく崖が切り立っており、建物を建てるスペースも無い。
こんな所に突然コンクリートの遺構があるのも、なんだかおかしいよね!?




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これは絶対に何かあるはずだ。
その付近から山肌に入り込み、崖沿いを進んでいく。
すると、岩肌に大きな壕口が見えてきた。




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壕口の前まで行ってみると、内部は水没しているものの、高さ 5mはあろうかと思われる立派な壕だ。
しかも、懐中電灯で奥を照らすと、何となく右手に坑道が続いているような・・・。




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坑道が伸びていると思われる方向へと進んでいくと、やっぱりあった、壕口。




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内部に入ってみる。
サイズは隣の壕同様にかなり大きい。
写真では分かりにくいが、左手と右手それぞれに横坑が見えている。
左手は恐らく先ほどの水没壕と繋がっているはず。
そして右手の横坑は・・・。

次回、後編の内部探索編 に続きます。



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